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(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎がとりあえず植物のことを中心に、それと昔の旅行記のこととか綴ってます。

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エキウム カンディカンス 育て方



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エキウム 植物

エキウム・カンディカンス について。ファスツォスムです。耐寒性や高温多湿でも育つの?など蜂蜜を取る蜜源植物のこと含め7項でまとめました。

更新日:

どもども~(^^)v

今日は鮮やかな青花です~

首都の近くにあるネズミ園でも存在感をだしているようですね^^;

画像とデータ

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実物はもっと濃い青花です(^^)

  • 学名:Echium candicans
  • 別名:宝石の塔、マデイラの誇り
  • 分類:ムラサキ
  • 原産:マデイラ島(ポルトガル)
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 9b(-3.9℃前後)
  • 花期:春

青い花がもっとも特徴的なエキウムです。シルバーグレーにも見える葉もなかなか味があります。またエキウムの中で唯一の木立性です。

エキウム・ファスツォスムというエキウムがありますが、カンディカンスと同じものです。

種播き、挿し木、開花、耐寒・耐暑実験、と6年くらいかけてこの植物についてはほぼやりつくしたかな、と思うほど個人的に愛着がある植物です。

草丈は2m、株張りは2mを目安に。

特徴

蒸れに弱い?!

実生から育てるとこのような白花が現われることがあります(^^)

エキウムを検索すると「エキウムは蒸れに弱い」、「日本の夏はエキウムにとっては暑すぎる」など書いてあるサイトを見かけることがありますが、

 

このカンディカンスに限っては日本の高温多湿はまったく問題なく意に介さず育ちます。

 

確かにエキウムの中には細長い白葉で赤花で花穂が2m以上になるウィルドプレッティのように日本の高湿度の夏に強くない品種は存在しますが。

しかしながらカンディカンスは、真夏の水切れに注意してください。僕のお客さんで地植えして3年目の株を真夏に水切れが原因で枯らしている方がいます。

予想に反して水を欲しがります。

気温が20℃を超え始めると水を欲しがりますので、気を付けてください。

かと言って水持ちのよい土に植え込むと根腐れを起こすので、根が呼吸できるように腐葉土や軽石などを入れて水はけはよくした土に植えてください。

水はけを良くしたいときには特に細かい天然鉱物のゼオライトはオススメです。

耐寒性は?

このように育った株を1年露地放置しました(^^)

これまたエキウム・カンディカンスを育てようかと思う時に気になるのが耐寒性ですね。

温暖な気候を好む、という表記があると「寒いとダメなんかな・・・」と連想しますよね。

しかしマデイラ島には1800m越えの山があるせいなのか、エキウム・ルシカムやエキウム・ブルガレほどではないですがそれなりの耐寒性は持ち合わせております。

エキウム・ルシカムについてはこちらへ。

赤花のエキウム・ルシカムは耐寒性に優れています。 植えっぱなしOKで蜜源植物です。

どもども~(^^)v 今日は赤花のエキウムです~ 画像とデータこのような内容になってます1 画像とデータ2 冬の間は地上部がほぼ無くなります3 水切れには注意!4 開花前から開花中は肥料をたくさんあげ ...

続きを見る

それで、

僕が実生4年目で10号鉢で育てた株張り60cmほどの株で露地にて耐寒実験を行った結果ですが、

-4℃を下回るとアウトです。

-5℃になった日に完全に枯死したのを確認しています(-_-;)

4年目のかなり育ちしっかりした株でもこの程度の気温で枯死します。

-3.6℃~-2℃の間は葉が萎れたり見た目なんとなく危ない感じはしましたが生育に問題はありませんでした。

しかしながら最低気温が-3.6℃前後という日にちが一ヵ月続く地域となると、おそらく露地での越冬は難しいと思ったほうが良いです

上記に該当する地域や寒冷地と呼ばれる地域でもこのエキウムを育てたい場合は鉢での管理をオススメいたします(^^;)冬季は室内に入れて越冬、という方法が前提となります。

また霜や雪ですが、-3℃ほどの気温で降りる霜・雪は問題ありません。多少葉の先が傷んだりする程度で済みます。

しかしながらすぐに溶けるが30cmほどの雪が頻繁に降るような地域はNGです。

以上を踏まえて最低温度が-4℃前後になるかならないかの地域で露地で越冬できる具体的な場所ですが、

都内近郊でしたら横浜や千葉市あたり(23区内はどこも問題ないかと思います。)、中京圏は豊橋~安城~名古屋、桑名~伊勢間あたり。浜松~静岡間もOKです。(岐阜県はどこも厳しいかと思います。)、関西でしたら豊中市~大阪市内~堺、神戸~姫路、中国四国地方は瀬戸内海に面した都市、九州では耐寒ゾーンマップで9aの地域はほぼ問題ないかと(;^_^A

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開花まで

露地管理ですと、3月中旬あたりからこのように葉の中心につぼみっぽいものを見つけることが出来ます。温室ですと2月中旬くらいです。

そして徐々に茎が上に伸びていき

このように塔が立ち始めて「エキウムらしさ」が出てくるのには、つぼみを発見してから約3週間くらいかかります。

さらに伸び塔が立ち始めて3倍くらいの大きさになりようやくつぼみに色が付き開花します。

つぼみの確認から開花までは約40日くらいかかります。意外にカンディカンスの開花は時間がかかります。

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蜜源植物と呼ばれる所以

ミツバチではありませんがねエキウムにはよくハチが集まります(;^_^A

アカシアやお茶の木(カメリア)、ニセアカシアやレンゲなどのマメ科の植物など、花期が他の植物と比べ長かったり他の植物がそれほど開花していない時期にミツバチが蜜を求め集めることができ、それらの集められた蜜が美味しい植物を総称して蜜源植物

と呼びます。

ただ花期が長くてもいいわけではなく、良質な蜜が取れるかどうかも蜜源植物の重要な要素です(^-^; まぁ人間さんが食べて美味しいかどうかって話です。

エキウム・カンディカンスは開花し満開を迎え咲き切るまで約2カ月くらい要し1株で花芽がたくさんでき花数も多いためか、欧州の温暖な地域では古くから養蜂家さんの間では蜜源植物として使用されてきたようです。

いままで僕からエキウム・カンディカンスを購入してくださった方の8割は驚くことに養蜂家さんです。

開花中はものすごく肥料が要ります

よ~くこの画像のつぼみがあがってきている株の下のほうを見ると葉が黄色くなってます・・・・・・肥料が足りないとこうなります・・・・orz

セリンセについてのブログでも記しましたが、オンファロデスやファセリアなど、特に春に咲くムラサキ科には際だった特徴なんじゃないかと思います。

開花中はとにかく肥料を欲しがります。

植えた土に肥料分が少なく咲き始めると、というかエキウム・カンディカンスはつぼみが出来始める頃から下葉が黄色くなり始めます。

そのため地植えでも鉢植えでもマグァンプKなど長期間に渡ってゆっくり効くものを適量入れ、また新しい培養土や肥料がしっかり効いている土に植え込んでください。

そうしても葉が黄色くなってきてしまった場合はサフィニアの液肥など多花性の植物のための液肥を週3回くらい使用しつつ、IB化成肥料を株元に置く、といった処置で良いです。

肥料が切れたからといって簡単に枯死する植物ではないですが、

肥料分が少ない株は花の終わりが圧倒的に早くなります。

また、鉢植えの場合ですと最低でも8号鉢に植え込まないとつぼみの塔が出来ず「エキウムっぽく」開花しませんのでご注意を。

地植えの際は寒肥をしっかりすき込むと良いです。

開花までは最低でも1年!

発芽したて(^^)

種播きから開花までは、どんなに上手に育てることができても1年は必ずかかります。

単純に

  • 春播きの場合は開花は翌年の春になります。
  • 秋播きでしたら開花は翌々年の春になります。

挿し木でも花芽になる芽を切り挿し活着しましたら半年くらいで開花まで持っていくことができますが、これをピンポイント・100%の確率で行うことはかなり難しいです

花芽だと思って挿しても花が咲かないことが多いです。

どっちにしても挿し木でも実生でも1年ほど開花まではかかるものだと思ったほうが精神衛生的には良いかも。

植え替えの時期など

木立性と呼ばれる所以。大きく育つと幹の皮が剝けてきます。病気とかではありません^^;

植え替えの時期ですが、7月~8月と1月~3月は避けたほうが良いです。

根拠はありませんが、植え替えをしてそこそこの株でも枯れたのが8月の真夏が一番多かったからです。

1月~3月は温室のような施設内でしたら問題ないですが、露地管理の人は避けたほうが一般的に無難、という理由です^^;

害虫ですが、モンシロチョウの幼虫とアブラムシがたまに付きますのでご注意ください。

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というわけで今日はエキウム・カンディカンスでした~

ではでは~(^^)v

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