緑色の花

花びらが緑色です。

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アルクレピアス ヴィリディス(Asclepias viridis) 育て方。暑いのも寒いのもほどほどに強いけど乾燥気味で。

どもども~(^^)v

アスクレピアス・ヴィリディス(Asclepias viridis)の育て方についてです。

種播きから3年育て、屋外に通年放置したりし様子を見ましたので耐寒性や耐暑性についてまとめました。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

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画像とデータ

asclepias viridis

アスクレピアス・アスペルラ同様に禍々しい見た目。

  • 学名:Asclepias viridis
  • 別名:グリーンミルクウィード
  • 分類:キョウチクトウ
  • 原産:北米
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 7b(-15℃前後)
  • 花期:春

原産地の北米ですが主に大西洋側の州に分布しています。

フロリダ州やオハイオ州に分布しているので、亜熱帯から亜寒帯と広い気候帯で自生していることがわかります。

また主に草原など高い木や草があまり生えていない環境になります。

 

別名のグリーンミルクウィード(Green Milkweed)ですが、

グリーンとミルクはともかくミルクウィードは、ミルクと雑草という意味のウィードをくっ付けた単語です。

そのまま日本語にすると「牛乳雑草」という意味のわからない単語になります。

アスクレピアスの茎を折るとユーフォルビアのように白い液が出るので、たぶんそれを形容してるのかなと思います。

ちなみにアメリカですとミルクウィードというと総じてアスクレピアスを指すようです。

 

余談ですが数年前までアスクレピアスはガガイモ科に分類されおり、ガガイモ科の植物も折ると白い液体が出てきます。

緑色の花

花びらが緑色です。

それと種小名のヴィリディス-  viridis ですがラテン語で「緑色の花」という意味です。

○○・ヴィリディス という名称が付く植物の花は緑色っぽい花のモノがほとんどです。

当サイトでヴィリディスという種小名が付いている植物はフリージア・ヴィリディスがありますが、

このフリージアも緑色っぽい花色をしています。

 

参考までにフリージア・ヴィリディスの記事はこちら。

フリージア・ヴィリディス(Freesia viridis)の育て方。原種です。花の形が変わってます。

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葉の形。アスクレピアス・アスペルラと全然違う形で茎に交互に付きます。

アスクレピアス・ヴィリディスの草丈ですが80cm,株張りは30cmほどを目安にしてください。

ただ茎がしっかり立ち上がるまで実生からですと少し時間がかかり、4〜5年は必要かなと思います。

苗から育てても3年は必要ではないかなと思います。

それまでは低空飛行のような地面に沿って茎が伸び、その先端に花が咲きます。

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育て方

アスクレピアス ヴィリディスのつぼみ

つぼみ。茎の先端にできる。

基本的に育て方はアスクレピアス・アスペルラとまったく同じで良いです。

花期は春としましたが、こちらもアスクレピアス・アスペルラと同じで原種ということもあるのか、

芽吹きが株ごとでけっこう差があり遅れて芽吹きした株は7月に入っても咲きます。

なので開花期は春ごろで株や芽吹き時期によっては大幅に遅れるものと思っておいてもらった方が良いです。

 

またアスクレピアス・ヴィリディスも開花が終わったら時期に関係なく一時的に地上部分が枯れます。

花後に枯れた後、たいていの場合は秋頃からまた芽が出てきます。

アスクレピアス アスペルラ の育て方。禍々しい見た目の花がカッコイイです。

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根が生きていればなんとかなります。

球根のように太い根

細かい根の中にやたら太い根があります。

多くの多年系アスクレピアスと同じように根さえ生きていれば復活します。

太い根の8割が死んでてても2割が生きていればそこから芽が出ててきます。

ポイント

多年系アスクレピアス=根っこ

と言ってもよいくらい根が重要です。

根腐れした根

白いのが腐って溶けた根っこです。

上の画像は芽吹きの時期に水をもらいすぎて根腐りしたモノです。

保水力のある土や水やりの頻度が多かったり、水捌けの悪い場所や土に植えるとこのように根が腐ることがよく起こります。

植える土はパーライトなどを透水性の良いモノを混ぜ、なるべく風の通りの良い場所を選ばれると良いです。

耐寒性

アスクレピアスの春の芽吹き

2年完全屋外放置株。5月中旬ごろ。

冬季は完全に地上部分を枯らして越冬します。

当地ではこのアスクレピアスを2年完全に屋外放置しその間の冬は比較的に暖冬だったので冬の最低気温は-5℃が数日続いた程度の寒さしかなかったですが、

これくらいの気温下でしたら問題なく越冬します。

原産地はもっと寒いので日本国内でこのアスクレピアスを育てるのに寒さに関して気をつける必要のある地域は少ないのかなと思います。

雪に埋もれたポット苗。

この雪のどこかにアスクレピアス・ヴィリディスの苗があります。

ただ冬の間でも根腐れしますので、水はけが良い土や場所に植えるのは必須です。

アスクレピアスの苗

4月に芽吹きし数週間経過した状態。

だいたい4〜5月中に芽吹きますが、芽吹きの時期ですが株によって差があります(6月に入ってから芽吹く株もある)。

芽吹かないからと水をやると根が腐ることがあるので、芽吹かなくともそのまま放置しておいた方が良いです。

耐暑性

アスクレピアスの小さい苗の状態

小苗。

耐暑性ですが単純に「気温が高い」だけなら、例えば気温40℃でも耐えます。

ですが自生しているエリアが草原や河原といった環境なので、高湿度に弱いです。

 

そのため密植えすると湿度が上がってくる6月以降に根や株の下の方が蒸れて腐ることがあるので、

庭植えされる際は株間を取ったり、花壇でしたら奥ではなく一番手前に植えることで蒸れて枯れないようにすると良いでしょう。

 

それと自生地が草原などなので乾燥しやすい環境です。

雨の多い地域ですと密植えしてなくても蒸れることがあるので、

何回も同じことを書きますが保水力のある土には植えず水分を抜けやすくし、乾きやすいようにして雨の多い時期を乗り切ってください。

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というわけで今日はアスクレピアス・ヴィリディスでした~

ではでは~(^^)v

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