monopsis unidentata

モノプシス 多年草(宿根草) 植物

モノプシス ブラウン の育て方。耐暑性や耐寒性についても。スカブラとどう違うの?

2020年4月23日

どもども~(^^)v

キキョウ科のモノプシス(Monopsis unidentata)の茶色の花のブラウンの気になる耐寒性や耐暑性、高温多湿に耐えるのか、などの育て方についてです。

寒さはだいたい-4℃ほどまで。風通しの良い環境でしたら高温多湿下でも育ちます。

 

花が同じく茶色系でモノプシス・スカブラと呼ばれるモノとの違いもまとめました。

画像とデータ

モノプシス ブロンズビューティーの花。

お面みたいな形。

  • 学名:Monopsis unidentata 'Bronze Beauty'
  • 別名:
  • 分類:キキョウ
  • 原産:南アフリカ
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 9b(-3.8℃前後)
  • 花期:初夏

海外ではブロンズ・ビューティーという名称で流通しているようで、その名の通りにブロンズ色(光沢のある茶色)っぽいあまり他にはない花色です。

日本国内ではブラウンという「色の名称」がそのまま流通名として流通していますが、どちらにしても「茶色系の花」というものです。

モノプシスの花の大きさ。

花は小さいです。

茶色系の花ですが、咲き進んでくると茶色から紫っぽい色に変わります。

 

原産地では初夏から真夏にかけての4か月ほど開花しているようですが、

僕が観察した限り日本国内ですと4月末から咲き始め、真夏に一旦花数が少なくなり、気温が下がってからはまた咲き始め11月中旬ごろまで咲いてるという印象です。

 

草丈は20cm、株張りは50cmほどを目安にしてください。

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育て方

基本的に1日4~5時間ほど日光が当たる場所であれば場所を選ばずよく育ちます。

 

原産地では砂地から湿った場所などに自生しているせいか、極端に保水力がある土でない限りはどんな土でも育ちます。

そのため育てるはそれほど難しくない植物です。

 

徒長するとヒョロッヒョロに茎が伸び、「いかにも徒長してます」という見た目になるのでそうなった場合は株元付近まで茎を切り、しっかり日光が当たる場所に移動させてください。

耐暑性

モノプシスの夏越し

伸び伸びになります。花の数は減ります。8月下旬の様子。

南アフリカ原産の植物で日本にやってきてる原種の多くは、特に「樹」ではなく「草」は、日本国内特有の高温多湿で雨の多い夏に株が蒸れ、カビが生えたりし夏を越えられず枯れてしまうことがよくあります。

 

園芸を始めたばかりのころにモノプシスの紫花(ワイルド・バイオレットやパープルオーウェンと呼ばれる品種)の方を夏越しさせられなかったので、

こちらの花色の方も「亜熱帯な気候」のようで盆地でないのに盆地のような気候の愛知県尾張地方の夏越しは難しいだろうと思っていました。

が、

鉢植えでの管理でしたが、なんのことはなく真夏に直射日光が7時間ほど当たる場所でも問題ありませんでした。

しかも9月でも連日30℃以上あり台風が多く雨の日が多かったあの2019年の夏です。

 

鉢植えは地植えとは違ってカビにくいし蒸れくいし根腐れしにくし、夏越しして当然でしょ

 

と言われてしまえばそれまでですが、それでも以前紫色の株を枯らしたことがあるのでちょっと驚きでした。

モノプシス ブラウン 5月

5月の様子。気温が高くなるにつれて花色が薄くなる。

場所が違うので参考になるかわかりませんが、地植えし夏越しし秋にまた全盛を迎えた例を。

モノプシス ブラウン 秋の様子

10月の滋賀県米原市のRose Branch。

滋賀県の米原市にあるRose Branchさんにて植栽されていた株です。10月に撮らせてもらいました。

 

このモノプシスの夏越しは気を付けることはほとんどないですが、

 

ココがポイント

  1. 株が蒸れないように密植・混植しない
  2. 梅雨前に一度刈りこむ

 

っとこの2点だけ気を付ければそれほど難しくないかなっと思います。

 

2の梅雨前に刈り込むですが、おすすめするだけでやらなくてもOKです。実際に僕は行ってませんし。

切り戻しをした方が株全体が蒸れにくく枯死のリスクを減らせるということもありますが、見た目が引き締まった株に見えるから、という理由もあります。

また性質としてはい性で横に広がっていくため、植えるときには予め他の植物と距離を取っておくと良いでしょう。

小さく細い茎ですが地面に接している個所から根が出るので、蒸れて株のほとんどが枯死したとしても茎から根が出ていればその箇所から株を復活させることができます。

耐寒性

モノプシスの冬の状態

暖冬だった当地の1月中旬の様子。

12月に入ったころから最低気温が10℃を下回り徐々に緑色の部分が茶色く枯れていき、南アフリカの植物で耐寒性がそれほど低くない他の植物のようにこのまま枯れていくんだろうなっと思いつつ、そのまま温室内に入れずに放置を続行。

モノプシスの冬越し

暖冬だった当地での3月上旬の様子。

-4℃まで下がった日があり雪は降らなかったものの霜もしっかり降りたことで目視できる箇所はほぼ茶色く枯れた状態に。

このまま寒さが原因で枯れたと思いましたが、上の画像は放置を続行した約二か月後の様子です。株元から新しく緑色の葉が現れています。

枯れた部分が霜や軽い雪除けになり、寒さを防ぐ作用を果たしたのだと思います。

冬越ししたモノプシス。

植え替えて養生中です。

暖かくなり枯れた部分を切り取るとしっかり地際から新しい葉が。

この状態から二ヵ月以内にはモリモリの株になります。

4月後半のRose Branchさんのモノプシスの様子。

参考までに地植えで夏越しと冬越しした滋賀県米原市のRose Branch さんの株ですが、4月下旬の状態はこのような様子です。

花も咲くのももうすぐでしょう。

モノプシス・スカブラ

ウニデンタータとスカブラの違い

モノプシス スカブラの苗

モノプシス・スカブラは立ち上がります。

茶色やブラウンの花のモノプシスは他にもスカブラ(M.scabra)というモノがあります。

花だけ見ると形も色もほとんど同じのため、どっちかどっち?と迷う場合があるかなと思います。

花の大きさもほぼどちらとも同じです。

 

自分なりに2種類を見比べ、触ってみて思ったの違いは、

 

参考

  • スカブラは横に広がりつつも茎がせり上がるように育つ
  • スカブラの茎や葉はやや多肉質で硬い

 

という点です。

モノプシス スカブラの花。

ピンボケてる・・・・orz

特にポット苗の状態でも茎がしっかり上に伸びている点はブラウンという名称で流通しているウニデンタータとははっきりと違いが分かります。

 

特徴が似ている種類の植物は花を見ると違いがわかる

 

とよく言われますが、これら2種類のモノプシスは花だけを見比べるとなかなか判別しずらいです。

花色も大きさもほとんど同じです。

モノプシス ブラウンの苗。

こちらはブラウン。モノプシス ウニデンタータの方。

細長く小さい葉の形もそっくりですし。

モノプシス スカブラの販売苗。

立ち上がっています。こちらはモノプシス・スカブラ。

ウニデンタータは亜種が数種類ありシノニム(同物異名)もいくつか付けられていますが、1989年にスカブラとウニデンタータは違うモノとして議論されています。

 

参考までにオックスフォード大学出版(Oxford Academic)の刊行物のウニデンタータとスカブラについての一文が掲載されている箇所のリンクを張っておきますので、興味ある方はご覧ください。

Oxford Academic : Botanical Journal

 

個人的には触感も見た目もけっこう違うと思ったので、別種だろうなっと思いました。

というわけで今日はモノプシス ブラウンについてでした~

ではでは~(^^)v

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ショウタロウ

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、俗世界から離れたく未知の業種だった園芸業界へ。

知識、経験、資金、人脈もほぼ0の状態から始めた元バックパッカーです。

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© 2020 伊藤章太郎