パンジーの切り戻し画像です。

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ビオラやパンジーの切り戻し方法は?理由は? 徒長して間伸びしてたら病害虫対策のために切りましょう。

2018年8月6日

どもども~(^^)/

毎年頻繁に質問を受けるのでパンジーやビオラの切り戻し(剪定や摘芯)について解説します。

 

基本的にはバッサリ半分以下の大きさになるように切ってしまって良いです。

 

ここでは画像を用いて

ポイント

  • どこから切るとよいの?
  • いつまでに切り戻しを行って良いの?
  • どのような状態になったら切ったらの?
  • なんで切り戻すの?

といったことに重点を置いて解説してあります。

 

切り戻しに関しては他の植物でもまとめてありますのでよろしかったらご覧ください。

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この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

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半分以下に切って良いです

パンジーの切り戻し画像です。

切る時は躊躇なく「ガッツリ!」で。

成長の早い一年草全般に言えますが、切り戻しは半分以下のボリュームになるくらいまで切り戻して良いです。

 

マ●オくん
マ●オくん
え・・・・こんなに切って良いの・・・・?

 

っと心配になる方は

元の株のボリュームの半分くらい

でもOKです。

剪定したビオラの苗。

切り戻した後は化成肥料(白い球)を適量いれると良いです。

ポット植えのビオラですが地植えでも鉢植えでも切り戻した後に化成肥料を適量置いておくと良いです。

圃場の様子

温室にビオラを置いておくと徒長して切り戻す必要が出てきます。

秋が長く生育が良い年はこういう光景をよく見ます。

温室のオーナーが毎年ビオラを栽培していますが、一気に切り戻す光景も毎年見ています。

多くの農家さんは切り戻しをせずにできた株を年内にほぼ出荷し終えられるようにドンドン出荷するところがほとんどだと思います。

 

でも最近は減ったような気がしますが、このように切り戻しをして年を越させて株を作り直し出荷する農家さんもいます。

切り戻しの時期は

切り戻しをしたパンジー。

切り戻した株はこんな感じです。

時期についてですが、基本的には

「間伸びしてるなっ」

と思った時が切る時期です。

 

天候などにも左右されますが、今までの経験則ですと10月下旬~11月上旬くらいまででしたらこれくらいに切り戻しても太平洋側の暖地でしたら気温が低くなっても年内には何輪が咲くような株に戻ります。

なので年末に家族で集まったりお客さんが集まる時期にキレイな状態にしたい場合は、購入する苗の大きさや切る位置を調整すると良いでしょう。

 

重複しますが天候などもありますので断言できませんが、間伸びした株を切り戻しても年内に「見られる株に戻る」時期としての目安になるんじゃないかと思います。

 

注意ポイント

仮に暖地ですと年末に切ると気温が上がる時期まで(たぶん2月下旬から3月の下旬あたり)ほとんど株に動きがない状態のままで過ごさなくなる可能性があるので、一応このあたりも考慮して切るときは逆算されると良いかと思います。

 

こういった場合は例えばですが、花壇植えでしたら切り戻した中に追加で花壇の広さにもよりますが1つ・2つ新しく花の咲いた株を植えておくと寂しくならないかなっと思います。

参考までに「温室栽培」での状況ですが、

出荷されたため左側は空いています。

切り戻しされた時に左にあった白いビオラの苗達は出荷され切り戻しした株は残っていますが、ポツポツと開花し始めています。

切り戻したパンジーの苗。

一株開花しています。

この2枚の画像は11/10頃に切り戻しされた苗ですが、12月5日には早い株は花が咲いています。

あくまで温室栽培で申し訳ないですが、寒さ除けできると一カ月ちょっとあれば切り戻してもまた開花する可能性があります。

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なぜ切り戻すのか

徒長し切り時のビオラ

こんな感じでどこか「フワッ」っと伸びてしまった株は切り時です。

ここからは切り戻す理由になります。

2つの理由があります。

伸びた茎は元に戻らないから

徒長し間伸びしたビオラ。

一目でわかるフワッフワでグラッグラ感な株。切り時。

切り戻しの一番の理由ですね。

パンジーなどのビオラは秋からの出荷される時期に

 

「今日は気温がすこし高いな」

 

と感じる気温の時にすぐに間伸び(徒長)します。

たったの数時間で「うわっ!伸びてる」なんてことを経験された人も多いと思います。

 

短い期間での気温差が原因で引き起こされる徒長ですね。

 

秋植えのパンジーやビオラは風が当たる場所でもこの「気温差」が原因で間伸びすることがたびたびあります。

 

徒長して間伸びしたヒョロヒョロな茎が今後太くしっかりしたように育つことはないので、それらの茎を切り落とし新しい茎を伸ばして「株を作り直し」をしましょう。

 

徒長についてですが「節間が間伸びした」といったようにも表現されますね。

気温差による間伸びですが、

 

ココに注意

暖地にお住まいの方は9月下旬から10月上旬に山間部や北海道や東北などから暖地に出荷されるパンジーやビオラにはやや注意した方が良いです。

 

 

涼しい所で栽培されたパンジーがようやく気温が下がってきた暖地にやってきたら・・・・

 

もうわかりますよね、手元に届いた時にはすでに「気温差」が発生しています。

 

僕が園芸を始めて印象的だったのは、ある年は10月10日ごろまで最高気温が30℃を超えていたことがあります。

10月上旬ですと信越地方の多くは最低気温が12℃くらいまで下がっています。

 

「モノが悪い」とかそういった話ではないですが、

 

冷涼な環境で栽培されたモノが暖地にやって来るのですから、時期によっては気温差が20℃近くあるため必ず間伸びします。

 

暖地にお住まいの方で少し早くパンジーやビオラを植えたい人は買われる際に店員さんに産地を確認してみると良いかなっと思います。

病害虫対策

間伸びした箇所は柔らかいと言われていますっというか柔らかいです。

そして柔らかい箇所はアブラムシが好みます。食べやすい(樹液を吸いやすい)からです。

 

ココがポイント

アブラムシが新しい茎や葉、込み入った位置によくいるのは日光が当たらない箇所が柔らかいからです。

 

 

それで寒さに弱いと言われるアブラムシですが、霜や雪などの寒さ除けしてある場所で1月に発生しているのを見たことがあります

気温で言うと-2℃くらいでしたね。

しかも暖地では成虫のまま越冬する種類もいます。

 

アブラムシなどの植物の体液を吸う虫はウイルスを媒体していることがあり、吸われている時にウイルスが入ってくることがありそれが原因で株が枯れます。

徒長し柔らかい茎やアブラムシなどが付いた茎を切りることで、害虫予防と株を作り直すことができます。

 

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それではパンジーやビオラの切り戻しについてでした~

ではでは~

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