どもども~(^^)v
黄色というよりも黄金色の葉をもつオダマキです。
草丈や葉の感じは西洋オダマキと呼ばれるアキレギア・ブルガリスですが、花の感じはフウリンオダマキです。交配種なため双方の特徴が現れます。
年中斑入り葉ではなく、季節により葉の色に違いが現れます。
高温多湿に強い西洋オダマキの性質を持っているため、関東以西の暖地と呼ばれる地域でも育てやすいです。
画像とデータ
- 学名:Aquilegia 'Roman Bronze'
- 別名:
- 分類:キンポウゲ科
- 原産:
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 3b(-34℃前後)
- 花期:春
ローマン・ブロンズはフウリンオダマキに似ている中国の雲南省を中心に生息しているオダマキ・ロッキー (A.rockii)と、一般的に西洋オダマキ( A.vulgaris)と呼ばれるオダマキとの交配種と言われています。
言われています、という理由ですが品種改良をした方が何と何を交配したかを明かしてないからで、ヒメウズ(Semiaquilegia adoxoides)とも掛け合わせているかもしれない、とも言われています。
花はどことなくフウリンオダマキのような趣がありますが、草丈や葉の形状は西洋オダマキの特徴が現れているように感じます。
花色は濃い紫色です。花びらの先端が黄色くなります。
草丈は60cm(花芽含む)、株張りは20cmを目安にしてください。
意外と草丈が出ます。
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葉色
レプレチャウン ゴールドやメローイエローなどの代表的斑入り種の西洋オダマキとローマン・ブロンズは似ていますが、
違う点
- レプレチャウン ゴールドのように葉に入る斑が常にまだら模様ではない
- メローイエローのように常に葉が黄色ではない
という点が違います。
ローマン・ブロンズは葉色が3パターンほどの変化があります。
年内の変化
発芽しプラグからポット上げし数週間してから葉色が変わってきている状態です。
本葉が現れある程度育ってから葉色の違いが現れてきます。発芽したて苗はほぼほぼ緑葉だったのでけっこう不安になりました。
斑入り葉やオーレア系の葉のオダマキの多くは、霜や雪に当たり地上部がなくなり年が明け気温が上がってきてからの芽吹きの葉に斑が入る種類が多いですが、
ローマン・ブロンズは夏を過ぎてからの葉が鮮やかな黄金色になります。
黄金葉
10月の状態です。
新しい葉が特に鮮やかです。
左の緑葉は西洋オダマキ グリーンアップルズです。
グリーンアップルズは葉の緑色が他のオダマキと比べても少し濃いですが、並べると鮮やかさが瞭然だと思います。
朝日が当たり余計に鮮やかに見えてしまいますが、11月後半から年末の一カ月間が黄金色が一番強いかなっと思います。
株のボリュームも増し、仮に地植えにした場合は緑の減っている時期に場違いなほど主張してるんじゃないかと想像できます。
株の個体差はあると思いますが、だいたいこのような感じで育ちます。
なお先ほどの西洋オダマキ グリーンアップルズについてはこちらをご覧ください。
年明けからの変化
豪雪地や寒冷地のほとんどの地域のオダマキはこのように葉がある状態ではないと思いますが、寒冷地ではない暖地では葉がついたまま越冬することがよくあります。
上の画像の株は年が明けてからの状態です。
ローマン・ブロンズは雲南省の標高3000m地点でも自生しているオダマキの血が入っているせいなのか一緒に栽培していたブラックバローやグリーンアップルズはほぼ葉を無くしていましたが、-5℃程度の寒さでは葉に痛みが入らず青々としていました。
そのせいか地域によっては1月・2月でもぐんぐん新しい葉が展開します。
本来なら地上部が無くなる他のオダマキの隣で、年明けの1年でもっとも低温の時期で緑色の葉を徐々に出し始めます。
株によっては黄金色の葉がほぼなくなり緑色の葉ばかりになり先祖返りしたような状態になってしまった株もありました。
緑色の葉ばかりになってしまった株が現れた時にはちょっと焦りましたが、開花時期が近付くにつれてまたこのように鮮やかな黄色の斑が入ります。
このように
ポイント
黄金葉 ➡ 緑葉と混合 ➡ まだら模様
といった感じで葉の色は変化します。
※もちろん個体差があります。だいたいの目安で。
育て方
育て方ですが、高温多湿に強い西洋オダマキの資質を十分に引き継いでいる感じがします。
先に結論ですが、育て方はバロー系などの西洋オダマキとまったく同じ環境で問題ありません。
耐寒性と耐暑性
西洋オダマキは寒さが原因で枯れることはほとんどないという認識があります。雪や霜、土が長期間凍ってもあまり問題ないかと思います。
暑さと寒さのどちらが苦手かと言うと高温多湿の夏の気候を苦手(決して弱い訳ではないです)としています。
しかし気温40℃超えの環境でもとりあえずは暑さでやられることはなくしっかり育ってくれました。
日当り
日当りは直射日光が一日4時間程度当たる所でしたら徒長せず問題なく育ちます。
直射日光は当たらないけど反射光が6時間当たる、ような環境も問題なく育つでしょう。
日光が強すぎて葉の斑が焼ける、ということはいままで一度もないので神経質になる必要はありません。
というわけで今日はオダマキ ローマン・ブロンズでした~
ではでは~(^^)v