どもども~(^^)v
今日はセダムの中で唯一の青花種のカエルレウムについてです。
「カウルレア」という名称のラベルで流通していることがありますが、おそらく Sedum caeruleum の caeruleum の部分をトケイソウなどに付いている種小名:caerulea と間違えたのかなっと思います。
マメ知識ですが caeruleum = caurelea = 空色の、海色の、という意味です。
画像とデータ
- 学名:Sedum caeruleum
- 別名:青いマンネングサ
- 分類:ベンケイソウ科
- 原産:アトラス山脈(北アフリカ)、マルタ島、イタリア南部
- 形態:耐寒性一年草
- 耐寒性:USDA 8a(-12℃前後)
- 花期:春
セダム属の中で唯一の青花と最初に書きましたが、実はベンケイソウ科で唯一の青い花を持つ、という珍しいセダムです。
しかも花が咲きタネが出来たら絶対に枯れる一年草というのも多年草がほとんどを占めるセダムの中でも得意な存在です。
草丈は開花期に花茎が伸び最大で25cm、株張りは40cmを目安に。
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育て方
耐寒性
北アフリカのモロッコからチュニジア間の約2400kmに渡り連なっているアトラス山脈の主に1000m前後までの地点に多く自生していると言われています。
そのために耐寒性はそこそこの-12℃程度までと言われています。
ちなみにこのアトラス山脈はスキー場があるくらいの山脈です。
最高地点(モロッコ)で4000m強で東に行くに連れてアルジェリアでは3000mほど、チュニジアでは1000mを越えません。
その他の場所では地中海に浮かぶマルタ島やコルシカ島、サルデーニャ島、シチリア島などなど、アトラス山脈以外でもアルジェリアやチュニジアでよく自生している様子で特に海岸側に多く自生していると言われています。
自生範囲が海岸部や島などのやや特殊な所が多いというか集中しているので、
もしかしたらやや塩っぽい環境が好みな可能性があります。
特徴
葉
セダムに限らず多くのベンケイソウ科の多肉植物と言われる植物は低温に当たると葉の色を赤色や黄色など鮮やかな色に変えますが、このカエルレウムは基本的に葉の色の一部分は赤色で日光量の少ない場所なんかですと葉の色が緑色が強くでます。
葉はもちろん肉厚です。重厚感あります。
上の画像は僕が使っている遮光率30%の温室の中に入れてあった株なんですが、たったの30%の遮光でもけっこうな緑葉になります。
また30%程度で緑葉に変化しますが、株が枯れたり徒長したり花が咲かないということはありませんでした。
これ以下になるとどうなるかはわかりませんが。
やっぱ多肉植物の基本で日光にはしっかり当てましょう、という原理がこのセダムにも当てはまります。
種は取りずらい
一年草なため増殖はタネ播きが一番効率が良いと思ったので開花株をそのまま数週間放置しいよいよ花が終わり始めてきたのでタネを・・・・とタネを探してみたところ、
いったいどこにタネがあるかわからず・・・
と言うのもタネ摂りを行ったことがある人はわかるかと思いますが、
受粉した感じだしぁタネを集めるぞ!
って時に初めて扱う植物だと、いったいどれが種かわからない、というあるあるを経験してるんじゃないかと思います。
というのも、単純に花ビラが落ち受粉が上手くいっていると花が終わった所には膨らんだタネ状のモノが残るのですが、そこを開けてみると雌しべや雄しべが退化したモノやタネを保護してる部分などタネ以外のパーツがあり、
構造を理解しながら分解すろtどんな植物でも種だけが取ることができるのですが・・・・。
このセダムの場合はとくに種が小さいと言われていましので注意深く探りながらやってみたのですが、あまりに細かすぎてどれがタネなのか一切わからず終了しました。
そのため増殖を考えている人は、種播き用の培養土など水はけのよい土の上に直接「受粉したと思しき芽」ごと粉々にしてまき散らして出てきた芽をポットに上げたりした方が楽なんじゃないかなのかなと思います。
花は1株で100個以上咲くと言われているので(実際ポット苗のままでもかなりの数が咲きました)、種自体の採種はむつかしくないと思います。
ただタネが見つからないだけですが。
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というわけで今日はセダム・カエルレウムについてでした~
ではでは~(^^)v