どもども~(^^)v
今日は銅葉のプリムラです~
画像とデータ
- 学名:Primula elatior-hyb. 'Jessica'
- 別名:
- 分類:サクラソウ科
- 原産:
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 6a(-20℃前後)
- 花期:早春
寒さに触れると葉の色が黒っぽく変わっていくプリムラです。
北欧はデンマークやノルウェーに主に自生しているプリムラ・エラチオール(和名:セイタカセイヨウサクラソウ)の交配種の系統です。草丈は30cm,株張りは20cmを目安に。
高温多湿に強い!!!
名古屋の夏を2回越えた株
こちらの'ジェシカ'ですが、確か僕が園芸を始めて3年目くらいの時に出会いまして、その時に高温多湿に強い!という話を聞いていたので試しに育ててみるか、ということでそれから3年ほど育ててみました。
1年目は年中ずっと温室、2年目はずっと屋外で放置、3年目からはまた温室の隅に置いてただ水だけをもらう、追肥や植え替えなどは一切しない
というなんとも適当でぞんざいな扱いをされていましたが3年は余裕で持ちました。
ぞんざいに扱っていたので株の手入れなども一切してなかったので鉢のヘリに溶けた葉がこびりついているのですが(-_-;)
結局このぞんざいに扱われた株はどなかに差し上げた気がします(^^;)
温度的にはたぶん40℃の下でも問題ないと思われます。
プリムラ(セイヨウサクラソウ)は一般的に太平洋側の暖地では夏越しはほぼ不可能と言われています。日本に自生しているサクラソウも大半が冷涼な環境を好むものが多いですし。
そしてこの'ジェシカ'の交配親のプリムラ・エラチオールもデンマークやノルウェー、ロシアなどに分布しているため亜熱帯の夏と呼べるほど過酷な名古屋地方の夏を越えられる訳がないと思っていました。
が、
実際に育ててみて驚きましたが、
ホントに
このプリムラは暑さに対して本当に強いです。高湿度や蒸れにも強いです。
なぜ言い切れるか、ですが実際に2回夏越しさせたということもありますが
夏越しさせた年というのはここ10年の間でもっとも暑かった、と言われていた夏
でしてね~
この年の名古屋地方では10/10前後まで日中の温度は30℃を越えてましたし、9月でも10日ほど最高気温が38℃という日があった年でした。
そんな年にかかわらずさらに温度が上がる「温室内」で夏越しをしています。
真夏の間マンホールの上にポット苗のままずっと置いておいたけど夏越しした、というブログ記事も見たことがありますがまさしくその通りだと思います。
それほど暑さに強い珍しいプリムラです(^^)
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銅葉というより黒葉
銅葉の定義がいまだに僕はよくわからないのですが気温が低い時期、霜が降りる時期と言うのでしょうかね~銅色を越えて黒色の葉色になります。
そして気温が高くなり本来の開花時期の春になり成長期にも差し掛かってくると、葉色は緑色に変わっていきます。
ちなみに余談ですが10月頃からプリムラの出荷が始まり秋の花の印象が強くなってきてますが、ほとんどの場合は「山上げ」と言って標高が1000m近い、もしくはそれ以上の高い場所に苗を持って行きそこで一定期間の低温に当て花芽を作るように即し栽培をしているものがほとんどです。
プリムラの本来の開花期は早春から春にかけて、です。
凍てつくほどの霜が降りる地域であったり、土中が深さ何十cmと凍る地域ですともしかしたらこの濃い葉色を楽しむことなく地上部がなくなりやや暖かくなってきたら芽が吹いてきて・・・・となるかもしれませんが(-_-;)
その他
その他の事柄ですが、'ジェシカ'を辿るとたどり着くプリムラ・エラチオールですが自生環境は肥料分が少なく湿った腐葉土質の所に多く分布しているようです。
僕は3年何もしませんでしたが(水は与えてましたが)、植え込む際は腐葉土を入れてあげると良いかもしれませんね(^^;)
ということで今回はプリムラ'ジェシカ'でした~
ではでは~(^^)v