ペルシカリア ブラックフィールドの植栽例です。

オランダ・アムステルダムにて

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ペルシカリア ブラックフィールド 育て方。暑さにも寒さにも強いのでかなり使えます。

2018年7月15日

どもども~(^^)v

立ち性のペルシカリア・アンプレクシカウリスの園芸種のブラックフィールド(Persicaria amplexicaulis 'Blackfield')についての育て方や特徴の記事になります。

タデ科ですね。

他のアンプレクシカウリス系のペルシカリアと比べると花の部分が大きく太いです。

また花芽の茎が黒っぽく濃い赤色をさらに引き立たせます。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

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画像とデータ

ペルシカリア ブラックフィールドの植栽例です。

オランダ・アムステルダムにて

  • 学名:Persicaria amplexicaulis 'Blackfield'
  • 別名:山のフリース
  • 分類:タデ
  • 原産:中国、ヒマラヤ、パキスタン(原種)
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 4b(-30℃前後)
  • 花期:秋

たち性のペルシカリアと呼んでよいかどうかはわかりませんが、イギリスとかのガーデン雑誌に昔からよく登場している気がする類のペルシカリアです。

ブラックフィールドは2005年に発表されたけっこう新しい品種です。

草丈は1.2m、株張りは90cmを目安にしてください。植えて数年すると意外と横に広がります。

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気を付けよう

ペルシカリア ブラックフィールドの花の画像です。

アップで見るとこんな感じです。

育て方と若干被りますが、2点ほど気を付けたほうが良いことを。

先祖帰り?

 

葉の形状と大きさが明らかに違います。

ある時「なんかツユクサっぽい違う形の葉が出てる!」と気が付きながらも、雑草が生えてきたのかと思い時間が経ってから抜けば良いかな~くらいにしか思ってなかったのですが、

雑草だったら他の雑草も生えてきて良いのに数か月経っても他の雑草が生えてこないので不思議だなと思ってました。

ペルシカリア アンプレクシカウリスの先祖返り。

あれ・・・同じ株から出てる・・・・

それでポットを持ち上げて確認してみると、あらやだ。

ブラックフィールドの株元というか根っこから出てきてるではないですが。

・・・・先祖返り?・・・・なんだろ?

とかいろいろ思いましたが、

ブラックフィールドは元々はペルシカリア・アンプレクシカウリスの園芸種だけど、でも原種とここまで姿と形に違いがあるか・・・

という疑問がありまして、

それでふと

この先祖返りなのかよくわからない素性が不明な細く這って伸びていきそうな茎ですが、

育てるとどうなるのかな・・・

と思い数か月放置してみました。

 

断りとして一応ご注意ください

こういったよくわからない先祖返りっぽい茎なり枝なりは、本体の株より育つ勢いというか速い場合が多々あります。

斑入り葉が先祖返りしていつの間にか斑がなくなってしまった経験をされた方は多いかと思いますが、斑入りでなくても「乗っ取られる」と言うのでしょうかね。

先祖返りした茎が元々の茎を駆逐することがあるので、気になる方は早い段階で切り取るなり随時取り除きましょう。

 

それで、数か月後の6月中旬ごろに花が咲きました。

先祖返り?!した茎から開花した株。

花・・・・思いっきりタデ科じゃん・・・・・。

でもアンプレクシカウリス系のペルシカリアとまったく花期が違うし!

ということで、何者か検索しまくりましたところ、

 

ハルタデとかイヌタデではないかな?と。

 一応ハルタデの画像はこちらから確認ください → ハルタデ(Percicaria maculosa)の画像一覧へ

結局たぶんこのあたりのタデではないかという結論に。

ペルシカリア・アンプレクシカウリスを育て方で気を付けること

株元から明らかに違う形状で育ち方をする茎が現れます。

それでもなんでブラックフィールドの根から別の種類が現れたかわかりませんが、どちらにしても残しておいても出荷するときには邪魔になるので切り落とすことに。

このように先祖返り含めて「必要ない」と判断した茎なり枝なりを切り落とす場合はしっかり根元から切り落としましょう

中途半端に残すとまた復活する場合も大いにありますからね。

冬期は完全に地上部が無くなります

ペルシカリア アンプレクシカウリス は地上部が無くなります。

霜にも雪にも当たらなくても早いと11月の下旬あたりから葉が枯れて始めます。

ブラックフィールドに限らずアンプレクシカウリス系のペルシカリアの性質だと思いますが、日照の加減なのか11月下旬あたりから地上部が乱れてきます。

越冬する準備に入るというか、花が咲いていてもどんどん葉を茶色くなります。

 

宿根草によくあることなので

 

ガビーン!枯れた!!!!

 

と思ないでくださいね。

最終的に葉や茎などの地上部は完全になくなります。

 

でも標高3000mとかの極寒地を除き日本国内の寒さでは株が死ぬことことはないのでご安心を。

年が明けて4月頃になるとちゃんと芽吹いてきます。

育て方

水切れしたペルシカリアのブラックフィールド。

水切れに強いです。こんな感じでぺったんこになってからでも水やりすれば復活します。

耐寒性については書きましたが、暑さについてというか耐暑性についてもほとんどの地域で問題にする必要はないでしょう。

 

ココがポイント

例年8月に湿度80%、35℃越えが10日以上ある超絶高温多湿地帯の愛知県尾張地方でも地植えでしっかり大きく育っております。

 

 

画像のような水切れを起こしても数時間で元の状態に戻りますし、逆に一カ月で20日雨が降るような気候の年でも根腐れを起こさず問題なく生育してます。

日当たりは良いほうが花の上がりが良いかなっとは思いますが、明るい半日陰でも問題はないですね。

害虫について

意外にハダニが付きます。

このペルシカリアに限ったことではないですが、雨が当たりづらい場所や株全体に向けて上から水やりをあまりやらない株にはハダニは付きやすいです。

 

僕は見つけ次第薬剤散布しますが(害虫はなんでもそうですが)、ハダニは薬剤に対して耐性というか抵抗力を付けるのが早いので以前効果があった薬剤が効かなくなることが案外多いので、

3種類くらい使い分けて葉の裏も細かくしっかりとまんべんなく散布するように心がけましょう。

というわけで今日はペルシカリア ’ブラックフィールド’ でした~

 ではでは~(^^)v

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