どもども~(^^)v
オーニソガラム・ウンベラツム(Ornithogalum umbellatum) 英名でベツレヘムの星(スター・オブ・ベツレヘム)やオオアマナと呼ばれる球根植物の育て方です。
内容は主に耐暑性と耐寒性についてです。
日向でも半日陰でも育ち色々な植物が込み入った場所でも案外育つという剛健な植物なので、解説はそれほど必要ないかもしれませんが。
花期は初春から春にかけて。光沢のある白い6弁の花が咲きます。
画像とデータ
- 学名:Ornithogalum umbellatum
- 別名:オオアマナ、ベツレヘムの星
- 分類:キジカクシ科
- 原産:中東、欧州
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 6a(-23℃前後)
- 花期:春
原産地はスター・オブ・ベツレヘムという別名があるように、地中海側の中東を中心にバルカン半島から中欧にかけて分布しています。
球根植物の割りにこぼれ種での自然繁殖しやすく、地域によっては増殖しすぎて手を焼いているようです。
特にアメリカのいくつかの州では侵略的外来生物と認定されています。
草丈は最大でも30cmほど、株張りも30cmほどを目安にしてください。
このサイズは株1つの大きさです。重複しますが自然分球し、またこぼれ種で自然増殖していくので1株から群生する可能性があります。
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育て方
野山に進出している地域もあるくらいなため、これと言って気を付けることはありませんが、暑さと寒さについての解説です。
耐暑性
「ただ」暑いだけの気候にはかなり強いです。
というのも自生地は多くは最高気温が頻繁に40℃を超える地域です。
湿度は低くカラッとした暑さです。
ただし「多湿」な状態を嫌います。
保水力のある土や水が溜まりやすい場所、水はけの悪い土に植えると雨の多い日本の夏を乗り越えられず、秋になっても芽吹きが始まらない、という場合があります。
夏は休眠しているため、水を吸い上げません。そのため根腐れを起こしやすい時期です。
花が咲き終わると葉が枯れ始めて枚数が減るのは一旦休むためです。
(北海道を除く)雨が多い日本の気候下でセイダカアワダチソウのように他の植物を駆逐するほど広がらないは、
このオーニソガラムが休眠や活動が緩慢になる時期に日本では雨が多く、湿度が高いため腐ることがあるという理由があるかもしれませんね。
耐寒性
このオーニソガラムを植えてみようと思った場合は、だいたい9月に入ると球根が流通します。
チューリップなどと同じ秋植え球根です。「秋に植え春に咲く」とモノです。
植えてからだいたい一ヶ月ほどすると細長い葉が地中から現れます。
秋に植え春に咲くわけなので、寒さに強いです。
序盤で書きましたが、五大湖に面している-34℃を記録したことのあるアメリカのインディアナ州でも野良化しているのが確認されています。
またすでに北海道で野生化するほど雪や霜、もちろん低温もですが総合的に寒さに強いです。
植えた球根がコガネムシの幼虫に食べられるなどし芽が出てこないことはあっても、寒さが原因で枯れることはないでしょう。
日本国内で育てる場合は寒さについては何も気にすることはないかと思います。
【知っておいた方が良い】春咲きの多年草・宿根草について秋植えが良い理由を10項で。一覧もあります。
剛健な性質の理由
暑さや寒さ以外の点です。
上の画像のようにホトケノザなどとも共存します。
環境が合いちゃんと根付いた場合はタデやツルニチニチソウ、十二単(アジュガ)など、
国産のクランドカバーの中でも剛健な性質の植物に全体を覆われない限りはおそらく毎年見られるのではないかと思います。
質問!
爆増は困るけど何株か残したいのですがっ
などどういう訳か爆増してしまった場合は、残したい株を3~5つ決めておきそれ以外は焼却処分するなりし「手遅れ」になる前に間引きすると良いです。
というわけで今日はオーニソガラム・ウンベラツムでした~
ではでは~(^^)v