花が咲き終わった胡蝶蘭の処分の仕方

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胡蝶蘭の捨て方や処分方法。水苔・発泡スチロール・支柱など中身を大公開。

2019年9月2日

どもども~

開店・開業、落成式等のお祝い事の贈答品として良く使われる見た目が豪華な胡蝶蘭ですが、

 

咲き終わった後はどうしたら良いのか?どう処分(廃棄)したら良いのか?

 

と受け取られた側でこのように「役目を終え不要になった胡蝶蘭」の扱いをどうしたら良いのか、と悩まれたことがある人は少なくはないと思います。

 

胡蝶蘭を解体すると基本的に家庭ごみで捨てられるモノで構成されています。

ある程度の時間がかかりますがバラバラにして可燃ごみのモノと不燃ごみのモノ、と分けられます。

 

バラバラに解体する時間がない場合でも、回収業者さんが近くにいる場合もあるのでそちらにお願いする方法もあります。

 

ここでは主に「胡蝶蘭を処分する方法」についてまとめました。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

鉢の中身

胡蝶蘭を分解してみた

鉢の中にあるもの。

トップ画像の鉢の中身です。

 

中身

  • 胡蝶蘭
  • ポット
  • 水苔(みずごけ)
  • 発泡スチロール
  • テープ
  • 支柱(針金)

 

いままでたくさん胡蝶蘭を分解してきましたが、ほぼ9割方の中身はこれらのようなモノが入っています。

 

ココがポイント

胡蝶蘭を育てる性質上、土はいっさい入っていません。

 

培養土等の土的な細かく後掃除が大変そうなモノがないということを知ることで、解体して捨てることへ対しての抵抗感はかなり減るのではないでしょうか。

 

それと中身ではないですがそこに陶器鉢を含めて販売されている「胡蝶蘭」は形成されています。

捨て方

大きさや汚れ具合等では各地自体に確認しなければならないモノがあるので、参考程度になればと。

胡蝶蘭が構成されている下の画像を見ただけで、何をどう捨てるか、がわかる人が大半だと思いますが。

胡蝶蘭の鉢の中

この通りの「内容」になっています。

水苔

園芸やガーデニングが趣味の人は普段から使用しているモノばかりですが、

全日本国民の大半は水苔が何かまったく見当が付かないと思います。

緑色ではないですが、水苔(ミズゴケ)はその名の通りに天然のコケです。ナマモノです。

 

そのため

差し当たって胡蝶蘭と水苔は「可燃ごみ」で良いです。

これは全国共通の認識で良い思います。

胡蝶蘭

胡蝶蘭も水苔と同様に野菜などと同じでナマモノです。

言うまでもなく「可燃ごみ」で良いです。

 

尚、咲き終わった胡蝶蘭の苗ですが、ネット上では買いたい人が一定数存在します。

 

そういった方へ販売するのも一つの処分方法と言ってよいでしょう。

詳しくはこちらへジャンプ。

テープ・発泡スチロール・ポット

容器包装プラスチック(資源ごみ)、という種類の分別ゴミがある自治体多いと思います。

胡蝶蘭を分解して出てくる中で現れるモノの中では、

  • テープ
  • 発泡スチロール
  • ポット

の3つがそれに該当しそうですね。

 

ざっくりと「発泡スチロール 捨て方」で検索し名古屋市神戸市東松島市の捨て方を見ましたら

ポイント

汚れている場合は可燃ごみへ

とありました。

 

僕の住んでいる町も「汚れている場合は可燃ごみで」でした。

 

しかしながら横須賀市のように、洗って容器包装包装プラスチックで捨ててください、という自治体もあります。

 

自治体で扱いが微妙に違うため、これらについては一度確認された方が良いかなっと思われます。

支柱

鉄製の園芸用支柱に関しても、各自治体により処分方法が異なります。

 

細かい分別が求められる名古屋市では30cm以内でしたら不燃ごみで良いですがそれ以上になると粗大ごみになります。

東京都江東区も同様ですね。

東京都北区は50cm以上からは粗大ごみです。

同じ23区でも規格で処分方法が変わってきます。

 

細かい話ですがこちらも自治体で扱いが微妙に違うため、これらについても一度確認された方が良いかなっと思われます。

陶器鉢

胡蝶蘭が入っている植木鉢ですが、今回植えられていた鉢は「陶器製」でしたが「プラスチック製」の鉢に植えられている場合ももちろんあります。

 

陶器かプラスチックで捨て方が変わりますし、大きさにより「不燃ごみ」なのか「粗大ごみ」なのか変わる自治体がほとんどです。

 

例えば名古屋市は支柱と同じように一辺が30cm以上の場合は「粗大ごみ」ですが、それ以下だと「不燃ごみ」で良いです。

東京都北区は支柱は50cmで変わりますが、鉢に関しては30cm以上は「粗大ごみ」、それ以下だと「不燃ごみ」です。名古屋市と同じです。

 

これらについても一度確認された方が良いかなっと思われます。

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分解してみた

胡蝶蘭を初めて分解というのか解体する人向けです。

内蔵物がわかったところで、どのように鉢にあれらが入っているかを解説します。

胡蝶蘭の鉢の茶色い皮みたいなモノ

鉢の表面は水苔で覆われています。

胡蝶蘭と発泡スチロール

発泡スチロールは苗を固定するため。

水苔を取り除くと思いのほか「鉢の中に空いてるスペースがあるっ」と思われると思います。

水苔を取り除くと、スッカスカで良く陥没しなかったなっという光景もよくあります。

発泡スチロールは苗が動かないように固定するために入っています。

胡蝶蘭の処分の仕方です。

発泡スチロールを取り除く際にポットから突き抜けた支柱で指なり手をケガしないように気を付けましょう。

胡蝶蘭は遠目から見ると「花が並んでキレイに曲がって」見えますが、

正確には「支柱で曲げられているため花が並んでいる」ように見えるのです。

 

このようにテープで花茎を支柱に止めてあります。

 

覚えておこう

  • ×曲がっている
  • 〇曲げられている
胡蝶蘭には土がありません。

水苔が巻かれています。

ポットを取ると胡蝶蘭がどうなっているかがわかります。

土的な要素は一切ありません。

水苔に巻かれているだけです。

胡蝶蘭の支柱というのか針金。

今回は2株の胡蝶蘭の鉢物でしたが4本の支柱が使用されていました。

解体するのに必要な時間は

今回は鉢を一つ一つ解体するのにかかった時間は約15分です。

慣れや手先の器用さなどで時間は短縮できるかと思います。

 

ですが、花茎が5本あり花の数が60輪など、いわゆる「5本立ち60輪」と呼ばれる大きいサイズになると該当ゴミごとに分類しながら解体すると、けっこう途方もない時間が必要だと思います。

必要な道具

胡蝶蘭を解体する道具

普段使いの年代物ですみません。

実際に胡蝶蘭を解体するのに今回使用した、普段から使用しているハサミです。

ハサミはこのように

このように支柱から花茎を外す時に使います。

 

以前は僕はテープを切るのにハサミを使用せず手で全部テープを取ってましたが、

テープが思いのほかしっかり支柱に巻き付いているのと数が多く、かなりの時間を浪費してしまいました。

 

それからは花茎をザクザク細切れにし、テープを取る、というように行っています。

 

手で一つ一つテープを外すの、けっこうめんどくさいってのもありましたが。

 

メモ

  • ハサミ
  • 各自治体指定ゴミ袋(可燃・簡易包装用など)

これだけで十分です。

特別な道具は一切必要ありません。

捨てる以外の方法

苗は売れます

咲き終わった胡蝶蘭の処分方法

某サイトで販売されています。

「咲き終わった胡蝶蘭の苗は可燃ごみで」と書きましたが、たとえ咲き終わった株でも欲しい人はいます。

 

楽天やYahooなどのモール系のECサイトでは販売されていませんが、個人間取引が基本のヤフオクやメルカリなどでは頻繁に取引されています。

 

葉がボロボロでいかにも枯れている状態や、カビや腐りが入り悪臭が出てないなど、

「商品として買ってもらえるであろう」という状態でしたら高確率で欲しい方がいます。

 

ただし注意しなければならないのが、元々は「会社等」に届けられたモノで「処分をまかせられたから」といって会社等から許可なく販売すると、横領や窃盗などに該当する場合があります。

 

そのため会社や施設などに贈答品として送られてきた胡蝶蘭を販売される場合は、当該責任者の確認や許可をされたほうが良いです。

当たり前ですが。

 

注意

売れるからといって会社のモノを無断に販売すると社内での立場がなくなる場合があります。

回収してもらう

胡蝶蘭の捨て方について検索してみたところ、検索上位に来てるいくつかのサイトで

 

業者さんや花屋さんが回収してくれる

 

と書いてあるのを見ました(ちょっと、ん?となりましたが)。

 

専門の回収業者さん(?!)が全国各地に多からずいらっしゃるようで(今回検索し初めて知りました)、

これらの方に頼めるのでしたら処分を頼んだ方が良いです。

 

枯れた状態で引き取ってくれるかどうかはわかりませんが、

胡蝶蘭としては決して大きくない2~3株入りでさえ解体するだけで少なくとも15分は必要なので、

1苗あたり数千円を支払って持って行ってもらえば圧倒的に楽です。

 

ココがポイント

なにより胡蝶蘭の解体という非生産的なことで人員を割かれることもなく業務に支障も出ませんし「時短」になります。

 

また「不要になった胡蝶蘭を宅配便で送ってください」という業者さんもいらっしゃるようなので、

「胡蝶蘭 引取り 宅配」などで検索すると引っかかってくるといくつか思います。

 

ですが、

 

咲き終わり不必要になった胡蝶蘭を花屋さんや園芸店に持っていって回収してもらいましょう。

 

と書いてあるサイトがありましたが、これは拒否される場合が多いんじゃないかと想像します。

 

僕が知らないだけかもしれませんが、いきなり見ず知らずの人が「引取りお願いしますっ!」と持ってきたモノを無料で引き取る園芸店や花屋さん・・・いらっしゃるのでしょうかね。

 

もし近所の花屋さんや園芸店に持って行こうかと思った方は事前に電話等で連絡した方が良いでしょう。

片付け方のまとめ

お医者さんなどに行くと入り口に朽ち果てた胡蝶蘭を見かけることがあり、なんで片づけないのかな~なんて思っていましたが、

他業種で経営者の友人が、

 

マ●オくん
マ●オくん
会社に送られてきた胡蝶蘭、キレイなんだけど処分の仕方がわからないんだよね~。どうせ枯れるし、だから正直お祝いで胡蝶蘭を送られるのが本当にイヤ。

 

と言っているのを耳にし、

 

  • あぁそうか捨て方がわからないんだな
  • 日々の業務に追われ処分が後回しになっている

 

と感じました。

 

管理方法がわからないっというのもありますが(そのうちに胡蝶蘭の育て方の記事を書きます)。

 

そのため

  1. 一般的な胡蝶蘭の中身は具体的にどうなっているか
  2. 中身を構成している物の処分の仕方

の2点を判明できれば、贈答用の胡蝶蘭業界に貢献できるかなのかな~っと思いました。

開院祝い等で胡蝶蘭を贈答しようと考えている人がいらっしゃいましたら、

贈答先の方にこの記事をメールやFB、twitterなどでシェアしてお見せしてもらえたら嬉しいです。

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青い胡蝶蘭

実物はもっと青いです。

胡蝶蘭がどうのように構成されていて、役目を終えた後の処分方法がお伝えできたと思いますのでちょっと珍しい胡蝶蘭の紹介を。

 

胡蝶蘭は白色がほとんどですが、赤やピンク、模様があるモノがあります。

ですが、数年前に「青い胡蝶蘭」が登場いたしました。

 

元々白い胡蝶蘭をある手法をもちいて鮮やかな青色に染められた、という胡蝶蘭です。

品種改良等ではなく「今まで存在していた白い胡蝶蘭を青くした」だけなので、花がキレイに見られる期間は同じです。

 

まだそれほど流通していないので送られた方は驚かれ喜ばれるかと思いますよ。

世界洋蘭展ブルーリボン賞受賞の生産者が育てた胡蝶蘭

お得意様が喜ばれたら営業成績が上がるかもしれませんよっ。

それでは~

OFUSE

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ショウタロウ

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から園芸業界へ。 知識、経験、資金、人脈もほぼ0の状態から始めた元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。 ⇒もう少し詳しいプロフィールはこちら

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