どもども~(^^)v
今回は花の画像がありません(^^; しかも内容はどうやってクルミを楽にキレイな殻の状態にしたか、です。上手く殻を割る方法ではありません。あしからず。
画像とデータ
- 学名:Juglans mandshurica var. sachalinensis
- 別名:オニグルミ、和ぐるみ
- 分類:クルミ科
- 原産:日本、樺太
- 形態:落葉樹
- 耐寒性:USDA 5a(-28℃前後)
- 花期:春
気が付かないだけか、都市部を除くと意外に身近にたくさんあるオニグルミの木。なぜか川など水場に近い所に自生していることが多いですね。
雄雌同株なので1つの木で雄花と雌花が咲きます。花の画像はありませんがこちらで確認できます ➡ オニグルミの雄花と雌花のググった結果
園芸を始めてから春になると
そこら中で見るあのヒモ状の花の木はなんなんだろう?
と数年思っていたのですが、
オニグルミの殻をどうやって楽にキレイするかを考えインターネット検索したおかげで判明した、という思わぬ副産物を得られました(^^;
クルミをキレイにしたかった2つの理由
そもそも今回なぜ「クルミの殻をキレイにしよう」ということになったかというと、7~8年くらい前から温室のオーナーが気になっていた木に2年前から実っぽいもの付いてそれを見つけ、
集めてみたらそれがクルミだったということが発端なんですが、
と言ったところ
いや~販売するには汚れとかを取らないと・・・でもなっかなかキレイに出来なくてねぇ
と問題が発生しましてね。
汚れ?なんですかそれ?とオーナーが洗ったモノを見せてもらったら、なるほど・・・なと。
①黒い汚れが気になる
殻を覆ってる仮果(かか)が腐って引っ付いたモノだと思いますが、オーナーは仮果を落とすために何度も洗いながら足でゴロゴロさせたようですが、
殻のくぼんだ部分に付着した黒い部分だけはどうしても取れずに、拾ってきて洗ったものの黒い部分が残りさぁどうしよう・・・
と放置したままだったと。
②ひげ?ささくれ?が気になる
オーナーが黒い部分以外にも気になったもう一点が、画像の赤丸で囲った「ささくれ」みたいなたぶん仮果と殻をつないでいた繊維のようなもの。
オーナー曰く、
黒い汚れよりもコレが気になった
と。
黒い汚れもそうですが割って中身を食べる分には気にする要素ではないですが、仮に販売をするとしてやはり商品の見た目って重要じゃないですかね。ちなみに売り先はないのに 笑。
ではどうするか?
そういうこともありこの2点をどうするか・・・・と少しだけ考えまして・・・
- セメントを練るモルタルミキサーに珪砂とクルミを入れて一緒に洗う
- サンドブラストみたいに砂をぶつけてみる
という文字通り「男臭い」案を二人で出したのですが、どちらを行ってもどう考えても手間だし費用がかかりすぎでしょっと(-_-;)
たかだかクルミの殻を洗うのに土木工事するレベルの装置を使用する必要があるのか・・・
特にサンドブラスト(砂を圧縮風送して対象物にぶつけること。)の装置って持ってるんですか?リース屋さんから借りてまでやることないでしょ~
と半分冗談話しながら
「あ、それなら高圧洗浄機で一度洗ってみます???」
と何気なく言ってみたところ
「お!案外高圧洗浄で汚れは落ちるかもね」
ということで、「例の機器」の登場です。
Kärcher ケルヒャー
「高圧洗浄機=ケルヒャー」というほど市民権を得てきた感がありますね。大好きです、高圧洗浄機(^^)v
毎年2回くらい温室の床を洗う時に高圧洗浄機を使います、というか高圧洗浄機を使いたいがために床を洗うと言い変えても良いくらい好きなんですよね~。
オーナーに使用の許可をもらって設置完了。液肥をまき散らすのにも使えるケルヒャー、ホント大好きです(^^) ➡ KARCHER(ケルヒャー) 高圧洗浄器 を見てみる
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他の装備は
とりあえず下半身の装備。えぇ、自撮りですよ 笑。
装備品は通称:カッパを下半身分と1年の内330日は絶対に履いている愛用品の道路工事用の耐油・耐熱の長靴です。
共に男の店・ワークマンにて購入。
以前はブランド品のシャレオツ長靴を履いて仕事をしてましたが、
「ほぼ毎日履く輩がいる」
という設計はされてないんでしょう、確かに履き心地は抜群に良く足が疲れないですが1年くらいで履き潰していたのでコスパがあまりよろしくなく、
財布事情も相まって「ガチのプロ」が履く長靴にしました。
上半身にも汚れが飛んでくるので本当はカッパ(レインスーツ)は全身着た方が良いのですが、まぁ大丈夫だろうと(^^; それと保護メガネもした方が良いだろうなと思いつつも持ってないので・・・・(-_-;)
と装備品の紹介が商品説明っぽくなりました(^^;
対象物の確認
園芸関係の仕事に従事している人なら誰しもが知っているオランダから球根を入れてやってくる万能の黒いプラスチック箱。
今回の中身は球根ではなく、
クルミです。
しかも仮果が腐ってる黒っぽのは問題はなさそうだけど、腐ってなく緑色のままの落ちたばかり手強そうなモノも混じってます。
でも手強いとか関係なくこのまま高圧洗浄します。
高圧洗浄の威力
最後の装備品の噴射ノズルを持ちいざ噴射。
これで殻がキレイにならなかったらどうしよう?とかそんなことを考えず、無心に水を打ち付けます。
床を洗う時もそうですが、毎度楽しいです(^^;)
それで数分もしない内に、
仮果が腐って黒くなっているクルミはすぐに殻だけになりました。なんか予想通り。
ちなみに温室の中でクルミを洗ってましたが、
外はこの上ないほどの超快晴。
まさに高圧洗浄機を使ってクルミをキレイにしたくなる日和。
で、
そう言えばオーナーが足でゴロゴロさせた時に
そこら一帯が真っ黒になった
と言われていたので、いったん手を止めて球根ケースの脇を見てみると
黒いの流れてるわ~掃除しやすいように排水溝の脇で良かった~と思いつつ作業再開。
腐ってなく緑色の仮果も少し長い間噴射水を当てておくとはがれるのがわかり、さらにテンションをアゲて作業続行。
20分くらい高圧洗浄すると、
まだ緑色の仮果がついたクルミもありますが、ほぼクルミな状態のモノがたくさん!
クルミの殻の汚れはこの時点ではまだ確認してませんが、少なくとも足でゴロゴロやるよりかは、クルミは高圧洗浄機を使うととりあえずは殻の状態にするのは楽というのはこの時に判明(^^)v
ちょっと黒ケースをどけてみると、
まぁそうですわね、仮果の残骸が散乱してますわね。
さらに高圧洗浄を続けると
もう立派なクルミじゃん!と思う見た目に。
この視点からでもオーナーの気になる点の①の黒い汚れはほぼ取り除けているのがわかります。
念のためクルミを拡大すると
高圧洗浄機でクルミを洗った直後はこのような状態になります。
その後弾き飛ばした仮果を洗い流したりして掃除すると、床の所々に「ささくれ」のようなモノを発見。
流石は高圧洗浄機。オーナーが気になる点・②も解消(^^)
乾かすと「クルミ」に
そして乾かすとこのように販売されているようなクルミに。
これならとりあえず合格でしょ。
結論
結果としてはご覧の通りに
高圧洗浄機でクルミの殻はキレイにできる
ということが判明しました。
しかし車を洗うためとかで高圧洗浄機を持ってる人が意外にいるんじゃないかと思いますが、
やりながら一般家庭ではオススメできない方法だな、こりゃ
と思いながら洗ってました(^^;
隣の家とは300m離れてますとかそういったお家を除いて住宅街にお住いの場合など騒音的なこともそうですが、
黒く汚れた水を側溝に流してるのを近くに住んでいる人が見たらちょっとご近所トラブルになるかも
と思います。
「クルミを洗ってます」
ということを理解されるかどうかですが。
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クルミに穴が
ついでに。
クルミの中でも硬いと言われるオニグルミですが、これに穴を開ける昆虫?!だと思いますがいます。
正体はわかりませんでしたが、今回も洗いながら穴が空いてるクルミを発見。
こう穴が空いてると中がどうなってるか気になるのが人ってもんですよね~
ということでまたもや色々な道具を持ってるオーナーの道具を失敬して叩き割ることに。
けっこう力を入れて叩いても割れずやや苦労しましたが、
中身は見ずらいですが、しっかり食べられてました。そして食べた張本人は存在せず・・・・何が穴をあけたか知りたかったんですけどねー。
オニグルミの特徴
クルミ以外でオニグルミの見た目の特徴を。
幹は白っぽいです。
葉はこのような形。
お米を細長くしたような形の葉です。葉の先は尖ってなく丸まってます。
オーナーが発芽させて育ててるオニグルミ。なんで育ててるのか理由はわかりませんが(^^;
幼苗の状態でも白い幹と葉の形の特徴はまったく一緒です。
意外と樹高や姿が似ている「ウルシ」と見間違える人が多いようですが、この2点で見分けができます。
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というわけで今日は「クルミ割り」でした~ ではでは~(^^)v