どもども~(^^)v
英語読みでホルデューム・ジュバタム、学名のラテン語でホルデウム・ユバツム(Hordeum jubatum)と呼ばれるグラスについてになります。
画像とデータ
- 学名:Hordeum jubatum
- 別名:キツネの尾、タータン麦、ホソノゲムギ
- 分類:イネ科
- 原産:北アメリカ、南シベリア
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 4(-34℃前後)
- 花期:春
光に当たるとキラキラと輝くキレイなグラスです。
上の画像のようになる前や秋冬に販売されているポット苗の状態ですと、見た目はポットに生えてる単なる雑草ですが(-.-)
知っておくと得すること
あまり知られていないホルデュームの性質ですが、
というかイネ科全般に言えることですがパイオニア・プランツと呼ばれまして、
先駆植物(パイオニア・プランツ)
先駆植物・・・火山のように保水性のなく粗目の溶岩石に覆われた荒地や塩分濃度が高い土地のように、たいていの植物が生育しずらい場所にいち早く進出して繁殖を行える植物のことを言います。
そのためにホルデュームはあまり土壌を選ばず発芽し増殖するため、海外では邪魔者扱いしている国もあるようです。
種も軽いし遠くまで飛んでいくので生育環境が似ている地域で邪魔者扱いされるのは、なんとなく理解できます(^-^;
冬の時期の様子
冬季はこのように見た目が枯れて死んだような状態の株になりますが、
寒さによる凍死はあまり起こらないので、上の画像のようになってもまったく問題ありません(^^)v
ご心配なく。
植え込み時期は?
上の画像のようにできれば枯れたような状態になる前に、
時期的には12月下旬(暖地基準。関東以北は12月上旬あたり)までに植え付けることができると良いでしょう。
<春に咲く多くの草花は本格的な寒さ(最高気温が5℃を下回る日が続く時期)がやってくる前までに年内に植え付けを終えしっかり根を張らせておくと、
翌春の株のボリュームが年を越してから植え付けた株よりも
ボリュームが増え花芽の上がりが断然良いです。
さらに個人的な印象ですが、年内に植え付けた株の方が根の張りが良いせいか長期間に渡り穂があがってる気がします。
「こぼれ種で出てきた植物は強い」
という妙に信憑性の高い都市伝説もこの根張りが関係してると思います。
このあたりの「秋冬に来春咲く植物を植えたほうが良い理由」ですが、例外なくこのホルデューム・ジュバタムもこの条件に当てはまりますので秋冬の園芸シーズンに店頭でまだ穂の上がっていないこの苗を見かけたら、
「単なる雑草」
と思わないでくださいね
※追記「秋冬に来春咲く植物を植えたほうが良い理由」をまとめました。↓
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【知っておいた方が良い】春咲きの多年草・宿根草について秋植えが良い理由を10項で。一覧もあります。
というわけで、今日はホルデューム・ジュバタム(ユバタム)でした。
ではでは~(^^)v