フレンチタラゴン 葉

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フレンチタラゴン 植物

フレンチタラゴン の育て方。長年の経験をまとめました。増やす方法やロシアンタラゴンとの違いや種が出来ないことなど。

2017年7月27日

どもども~(^^)v

隠れファンが多く、ほのかに良い香りのするハーブ・フレンチタラゴンについてです。

あまり流通してないハーブですね。エストラゴンとも呼ばれることもあります。

僕も自分自身を含めて、販売用に苗として栽培している人は3名しか知りません。

 

耐寒性や耐暑性、害虫についてなどの育て方や増やし方、ロシアンタラゴンとの違いについてになります。

6年ほどフレンチタラゴンを栽培している経験をまとめました。

画像とデータ

フレンチタラゴン

鷲掴み(^^)

  • 学名:Artemisia dracunculus
  • 別名:エストラゴン
  • 分類:キク
  • 原産:ロシア、中央アジア
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 5(-28℃前後)
  • 花期:基本的に咲かないものという認識で

ハーブ好きでもフレンチタラゴンという言葉を知っている人もそれほど多くない印象がありますが、

コアな愛好家がものすごく多いですね、フレンチタラゴンは。

 

香りが抜群に良いです。使ってみれば臭い消しに使われる理由もよくわかりますよ。けっこうハマります。

僕は収穫時期になると摘み取り毎年何かしら料理に入れて使ってます。

 

男の料理なのでオシャレさは皆無ですが、乾燥させてバジルの葉と一緒に炒め物にふり掛けたりハンバーグに混ぜ込んだりしてます。

 

注意

タラゴンにはフレンチタラゴン以外にも種で増やせるロシアンタラゴンというものもあります。

そちらは香りがあまりなく1.2mほどの高さ、株張りが60cmになります。

タラゴンは他にも数種類ありますし、見た目がまるで違いますので「タラゴン=フレンチタラゴン」と認識しないでくださいね。

 

僕はロシアンタラゴンを見たことないので、見つけ次第また載せておきます。

それでフレンチタラゴンの大きさですが、草丈は60cm、40cmを目安に。

育て方

フレンチタラゴン 葉

生はそれほど香りません。

耐寒性

どの程度の寒さまで耐えられるか、について。

Wikipediaのタラゴンページをちょっとディスりますが、間違いなく「半耐寒性」ではないです。

というかロシアや中央アジアが原産で「半耐寒性」はないだろう、と。中央アジアは北海道よりも冷えると思いますが。

 

そもそも「半耐寒性」の定義は

 

東京都内で霜よけや暖房のある室内に取り込まないと越冬できないものを半耐寒性

 

ですからね。

 

この事実を知った時には思わず

マジかよ・・・・

と思いましたよ。

 

僕の意見としての「耐寒性について」は下記のページで。

植物の耐寒性とは。耐寒性があるとか多年草だから強い、一年草だから弱い、ではなく具体的な数字で表してほしいです。

 

数年フレンチタラゴンを触ってきた経験からですが、

 

-10℃程度なら植えてある鉢がまるっと凍っても問題なく翌春に芽吹きしてます

 

このブログの最後に載せますが、僕が参考にしているハーブ本にはフレンチタラゴンの耐寒性は-35℃になってます。 

データで記した-28℃はミズーリ州立植物園の指標です。

 

冬の間は地上部が完全に無くなりますが、気温が上がり暖かくなってくるとフレンチタラゴンはしっかり芽吹きしますのでご安心くださいね。

耐暑性

耐暑性、どれくらいの暑さまで耐えられるかについてですが、気温が35以上の日で湿度が80%以上の日が15日前後は毎年必ず観測する地域でも、3号ポット苗のまま数年露地で放置しても枯れたことがないです。

 

すぐ下の項目でも書きましたが、

水のやりすぎや保水力のある土に植えたことによる根腐れで夏に枯れることがあっても、国内でしたらどの地域でもほぼ問題なく夏越しします。

水やり

別に枯れ死するわけではないですが、水切れしたり湿度が高くなるとすぐに地際の葉が茶色くなります。 

フレンチタラゴンを枯らす理由としてたぶん一番多い原因だと思います。

 

水やりの回数は多くても良いですが土はできるだけ水はけのよい土に。

 

市販の培養土に赤玉を入れたりしないでくださいね。特に焼いてない値段の安い赤玉。

 

値段の安い赤玉は1年くらいで砕けて泥っぽくなり逆に保水力が上がります。

 

これのおかげで僕はいくつもの植物を根腐れさせて枯らしてきました。

 

長年使っても砕けない確証のある赤玉なら良いですが、個人的には透水性の話になると毎回同じこと書いてますが、天然鉱物のゼオライトがこの点では一番有能です。

 

フレンチタラゴンはただ単に気温が高いという暑さ自体は問題ありません。湿度が高いのもそれほど問題視しなくて良いでしょう。

 

しかし、

土に保水力があることで根腐れを起こして枯れ死することはしょっちゅうありますのでご注意ください。

そのためフレンチタラゴンは鉢植えで育てる方が土がよく乾きますし向いているのかなっと思います。

 

水やりをする目安はこちらに詳しくまとめました ➡ 「表土が乾いたら水やりを」についての疑問

日当り

日当りは良い所で。

明るい半日陰でもOKです。

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増やし方

フレンチタラゴン 地下茎

このように増えます。

フレンチタラゴンがそれほど流通しないのはこれが原因でしょう。断言できます。

と、いうのも「データの花期」で書きましたが、

「基本的に咲かないものという認識で」

というのはどういった意味かと言いますとフレンチタラゴンは、基本的に花が咲かない=種が出来ない、です。

フレンチタラゴンのつぼみ

一度だけフレンチタラゴンのつぼみを見ることができました。

まれに黄色のつぼみができ、さらにまれに開花することがあるようですが、結実することはまずなく結実しないということは種が出来ない、です。

 

一度だけ黄色くなっている「何か」を見ましたが、それっきりです。

そのため増殖は挿し木や株分けといった栄養繁殖になります。

※栄養繁殖というのは、根や枝という栄養を生成する部分を使い増殖させることを言います。対してタネを播いて増やすことを実生繁殖と言います。

 

時期としては挿す時期は芽が出ている時期、冬以外に行ってください。

初夏あたりに挿ししっかり根を張らせ冬を迎えると良いでしょう。

 

株分けの時期は基本的に年中良いです。

ですが確率として真夏の株分けは枯れるリスクは高いのでお気をつけください。

 

本当かどうかはわかりませんがある人が、

植物は挿し木や株分けだけで増殖していくと雌しべが退化して種が出来なくなる種類がある

と言われていたので、1400年代から増殖がスタートしているフレンチタラゴンはそれに該当するのかな、と思います。

 

ちなみにロシアンタラゴンは開花します

種として販売されているタラゴンと付くものはロシアンタラゴンと思って良いでしょう。というかほぼ100パー販売されているタラゴンの種はロシアンです。

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害虫

フレンチタラゴン 害虫

この画像には2匹います・・・

にっくきミカンコナカイガラムシ・・・・これが付きやすいです。あとハマキムシも。

特にこの2種類が頻繁にやってきます。

 

ミカンコナカイガラムシは水やりの際に土だけではなく、株全体にしっかり水やりを行うとある程度は防げます。

 

僕はなんでもかんでも薬剤散布をしますが、フレンチタラゴンは農薬使用が認められている薬剤がかなり少なく市場出荷とか食用として販売を考えている人は農薬未使用として生産されることを念頭に置いておいたほうがよいです。

お近くの農業試験場にお問合せをするのが良いでしょう。

 

バジルやミントなど有名なハーブはそうでもないですが、フレンチタラゴンのように他のそれほど有名ではない種類のハーブは農薬使用回数や濃度に関して統計が取られていないことが多いです。

 

ちなみに薬剤散布が認められていない作物に付いた害虫を見つけた場合は、僕は手袋をして指でビー!ってやります。擦り潰すってヤツです。

フレンチタラゴンにまつわる逸話

今から500年ほど前のですが、イングランドにフレンチタラゴンが導入されそれと同じ時期に、

世の中には丈夫な消化器官を乱す一定数の人々がいて、一定数のハーブがある。

という韻を踏んだ詩も一緒にやってきたようで、ここで言われる「ハーブ」はフレンチタラゴンではないかと言われているようです。

さらに当時のテューダー朝イングランドの王だったヘンリー8世が最初の正妻だったキャサリン オブ アラゴン と離婚する際に言われたのが、

「タラゴンの無謀な使い方を・・・・

という逸話があります。

まぁ、「皮肉」ですわね。

ちなみに踏んだ詩=rhyme=ライム、ですがこの「ライム」はラッパーがよく歌っている

「届け、オレのライム~」

のライム、です。

韻、ですよ、韻。

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ライムのくだりも載っているハーブ本はこちらです ➡ The Complete Herb Book これ一冊あるととりあえずハーブについてはなんとかなります。

繰り返し言いますが、香りが良く本場系のイタリアンやフレンチ・レストランで使用されるのはほぼ「フレンチタラゴン」ですので、

少しでも名店の味をマネたい場合で調味料を揃える場合は、「フレンチタラゴン」を使用してくださいね~

というわけで今日はフレンチタラゴンでした~

ではでは~(^^)v

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ショウタロウ

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、俗世界から離れたく未知の業種だった園芸業界へ。

知識、経験、資金、人脈もほぼ0の状態から始めた元バックパッカーです。

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