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PR アークトチス 一年草・二年草

アークトチス 'バーガンディー' は濃い赤花がかっこいい!夏越しや冬越しなど育て方について。増やし方(挿し木)や切り戻しの事も。

2017年2月18日

どもども~(^^)v

 赤と言うかえんじ色のアークトチスについてです。

3月後半あたりから市場流通し始めますね。

気温が高くなると花色が薄くなり、ピンク色のようになりますが正常な状態なのでご心配なく。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

アークトチス バーガンディーの花の様子。

  • 学名:Arctotis hyb.'Burgundy'
  • 別名:
  • 分類:キク
  • 原産:南アフリカ~アンゴラ(原種)
  • 形態:非耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 10b(1.7℃前後)
  • 花期:春

深紅というか濃いパステル調の赤花で白い葉を持つアークトチスです。花の中心が黒いのも花びらと調和していて目を引きますね。

草丈は40cm、株張りは60cmを目安にしてください。

春先に3.5号ポットで流通しますが、鉢なり地なりに植えるとけっこうな速さで大きくなります。

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耐暑性

つぼみです(^^)

アークトチスというと

「高温多湿に弱い=春はよくても夏に枯れる」

という印象をお持ちの方が多いんじゃないかと思います。

実際に原種が分布している南アフリカからアンゴラというと夏でも地中海性気候のように肌から水分が蒸発するような乾燥具合ではないというものの、日本と比べたらだいぶ湿度が低いですからね。

開花すこし前状態(^^)

しかしながら海からの水分を含んだ風に晒される海岸にも多くの種類が自生しているせいか、意外と多湿の状態には強い印象があります。

 

4年ほどこのアークトチスを触り栽培も行っていましたが、2年続けてポット苗を夏中ずっと露地にて放置しましたが蒸れて枯れた株はほとんどありませんでした。

水やりは天井潅水(ミスト状の水滴を株全体に数十分間与える)です。これを7月から9月の中旬までは1日2・3回繰り返し行っています。

しかしながら、ポット苗なのでいくら天井潅水で行ってもすぐに乾くので「乾燥しやすい環境」と言えばそうなので、

地植えや鉢植えで管理される方はやや斜面になっているところや水が溜まらない所を選んでください

また多孔性の鉱物のゼオライト軽石などを入れて根が呼吸できるように水はけをよくするなどの処置をされた方が長持ちしやすいです

 

それと葉が見た目がパリパリになり花首も倒れ

 

「これはヤバイでしょ・・・・」

 

という状態からでも、水をたっぷり与えれば数時間後には何事もなかったかのように復活するくらい水切れには強い植物なんですよね。

逆に水が少ないくらいの状況の方が良いです。経験則です^^;

それと気温が上がってくると、というか30℃を越える時期になると花の上がりが悪くなりたとえ開花しても花が小さくなり花色が薄くなります

花びらも丸みを帯びてなくて尖った感じになり花びら自体の数も減ります。

深紅やえんじっぽい花色だったものが、真夏ですと濃いピンク色になります。けっこうキツイ色合いのピンク色になります^^;気温が低くなるとまた戻ります。

耐寒性

-4℃を4日間経験させたのが決定打だったかな~(-_-;)

他サイトさんを見ると「高温多湿に注意!」とよく書いてあるのを見ます。

でもこのアークトチスに限った話かもしれませんが、どちらかと言うと暑さよりも寒さに注意した方がよいと思います。

上の画像は僕はよく行う「耐寒実験と称して年中露地放置」してある株のとある年の2月の状態ですが、積雪も3回経験させたのでどの時点でこうなったかは具体的にいつかは不明ですが、

-4℃の時点でこうなっていたので、もっと早い段階で「完全なる枯死」していたかもしれません。

 

しかしながら、海外サイトなんかを見ていると「アークトチス’バーガンディー’の耐寒性は-4℃ほど」と記述してあるところが多く(僕が信頼しているサイトも-4℃)でした。

地植えやしっかり根が張り大株にしてあればの話かもしれませんが、でも実際は-4℃の状況下では上のような画像のようにになってます。

 

そのため冬越しには霜&雪&寒風除けは必須です。

生きてる株は切るとみずみずしいです(^^)

上の画像は温室に入れてある株で切るとこのように「生きてる感」がはっきりと感じられますが、

露地越冬試験株の枝を切ると、

生きてる感0・・・・

まぁ、言わずもがなですよね~。

以上のことからこのアークトチスを越冬させたいんでしたら防寒させましょうねって話でした^^;

ま、一年草扱いとして捉えている方にはこの耐寒性の話はあまり有益な情報ではなかったかもしれませんが。

育て方

いくつか折れましたがそれでもボリューム出ます。

上の画像は6号ポットに1ポット植えこんだんですが、春に植え込むと2カ月もしない内にこれくらいのボリュームになります。肥料切れの状態なためにみすぼらしい姿をしてます。というかさせてます(-_-;)

しかしながらこのボロボロのスッカスッカの姿から想像できるかと思いますが、最盛期は花芽も上がりまくり葉も茂りまくりでかなりのボリュームがありました。

成長する時期は一気に大きくなる、という印象があります。

根茎っぽくなります(^^)

そのため植え込むときは他の植物との兼ね合いは考えた方が良いかも。寄せ植えにはあまり勧められない植物です、個人的に。

それと、

葉も茎も切ってみるとなんか水を貯蓄しているっぽく見えて、流石は多肉植物の王国の南ア出身なせいか葉の断面図がなんとなく多肉質っぽく見えます。

そのため重複しますが、「水切れには案外強い」んじゃないかと思ってます。

あとは日当たりが良くないと開花しません。半日陰など少ない日照量の場所ですと葉色も緑色が強く現れるのでお気を付けください。置き場所や植え場所は直射日光が最低でも4~5時間があたるところで。

増やし方と切り方

増やし方は挿し木が可能です。一番現実的と思います。真夏と真冬以外は活着する印象があります。

切り戻しは高湿度と呼ばれる湿度が70%以上の時は行わない方が良いです。それと切ったばかりのときは株全体に水をやらない方が良いです。

切り口に水がかかるとそこから壊死していくことがあります。そのため切り込んで数日は土に与えてください。

切り方は株のボリュームが半分くらいにするような感じで。

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というわけで今日はアークトチス'バーガンディー'でした~

ではでは~(^^)v

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