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ユーフォルビア・リギダの育て方。肥料切れに注意!葉の色に注目しよう

2016年9月19日

どもども~(^^)v

今日はユーフォルビア・リギダ(Euphorbia rigida)の育て方について。

寒さにも暑さにも強く、草花系ユーフォルビアの中では育てやすい種類だと思います。

ただし「肥料食い」なので、開花前から開花中の肥料切れには注意してください。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

  • 学名:Euphorbia rigida
  • 別名:
  • 分類:トウダイグサ
  • 原産:トルコ、イラン近辺
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 7a(-17℃前後)
  • 花期:早春

原産は世界的にも植生が豊かなトルコからイランにかけての中近東です。

イランでは標高が1500mの地点でも自生しているのが確認されています。

 

下記に耐寒性と耐暑性について解説していますが、

この辺りの気候は

注意ポイント

  • 真夏の湿度は低く肌を露出していると火傷をするほどの強さの太陽光線が特徴的で場所によっては45℃ほどになる
  • 冬はドカ雪が降り平地でも-10℃以下になるところが多い

とかなり極端で、地球上でも1年の気温差が激しい土地の1つと言われている所になります。

 

植えられる場合は草丈は1m、葉張りは1mを目安にしてください。

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育て方

耐寒性

ユーフォルビア リギダの冬の様子。寒さに当たると葉の色が変わります。

だいたい-8℃以下の低温に連続して何日かさらされるとこのような葉色に変わります。

ユーフォルビア・リギダの寒さに比較的に強い植物です。

温度で言うとだいたい-17℃程度までなら耐えると言われています。

国内では一部地域を除き寒さが原因で枯れることはほとんどないでしょう。

 

もちろん屋外で雪や霜に当たってもまったく問題ありません。

そこそこの低温に何日かさらされると葉の色が変わります。気温が上がってくると葉の色は緑色に戻ります。

耐暑性

高温は45℃でも問題ないと上記しましたが、高湿度の環境はやや苦手です。

他の草花系ユーフォルビアと同じように基本的には水はけの良い土で育てるのが良いです。

 

というのは水の持ちが良い土に植えると高温で多湿の時期に根腐れを起こすことがあります。

 

それでも他の草花系ユーフォルビアと比べて、ユーフォルビア・リギダはかなり根腐れしにくいですが、一応念のため水はけを良い土に植えてください。

切り戻し

Photo credit: cultivar413 on Visual Hunt / CC BY

上の画像は花が咲き終わり、苞が色づき始めた状態です。

リギダは他の園芸種を含めた「草花系の」ユーフォルビアの中では高温多湿に強いため、育てやすいと思っていますが。

ですが個人的にはこの状態を長く続けないで切り戻した方が良いと思っています。

 

切る時期としては苞がこのように色づきだした頃から、花が咲き終わり苞が赤くなり始めた茎から順次、というのがベストです。

いきなりバッサリ切っても良いのですが、花壇植えですとスッカスカの花壇になり兼ねないので、

 

花が咲き終わり苞が赤くなり始めた茎から順次

 

ということを行うと良いです。

草花系ユーフォルビアの切り戻しについてさらに深いことは下記リンク先ページで確認できます。

関連記事
草花系ユーフォルビアの切り戻し(剪定)について。主にカラキアスとかアミグダロイデスのような常緑系です。

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こぼれ種

ユーフォルビア リギダの花の画像

ユーフォルビア リギダの花。苞があります。

ユーフォルビア・リギダはこぼれ種で増えることがあります。

ユーフォルビア・ミルシニテスのようにものすごく増えて困る、ということはないですが自然増殖することがあります。

関連記事
ミルシニテスの花の画像
ユーフォルビア・ミルシニテス(Euphorbia myrsinites) 育て方のコツは水やりの頻度!こぼれ種で増えやすい。

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葉色について

肥料切れしやすい

Photo credit: hortulus on Visual Hunt / CC BY

寒い時期以外で葉の色が赤く変わることがあります。

草花系のユーフォルビアの肥料の時期についての記事にて多くの草花系のユーフォルビアが

「花を咲かせながらつぼみを作りながら種を作りながら種を飛ばす、という行程を約2ヵ月ほど行うので秋~冬の間にマルチングのような形で良いので腐葉土でも牛糞のような堆肥状の有機肥料を与えてください

といったことを書きましたが、この説明はリギダに十分に当てはまります。

というのも、ユーフォルビア・リギダは肥料をかなり欲しがる多年草です。

 

このことについて英国王立園芸協会のユーフォルビア本にもはっきりと、

 

リギダは開花中にとても肥料を欲しがる傾向にある。そのために生育が緩慢な時にしっかり肥料を与えておくと良い。

 

と書かれています。

それでリギダは低温に当たると上の画像のように葉の色を変えるのですが、このように全体が赤くなるのは寒さに当たったからで、なんというか見た目健全ですよね。

 

ユーフォルビア本の中には他の掲載されている種類に関して肥料に関してはほぼスルーされているのに対して、この「リギダだけは肥料を欲しがるので注意」と書かれています。

肥料切れの状態

紅葉した葉と花が咲いたユーフォルビア・リギダ

葉が色付いたまま開花することもあります。

それでは冬の葉色の変わり方と3点ほど違いその見分け方を。

 

  • 季節関係なく葉の先が赤っぽくなり、株全体がなんか色が悪い
  • 株元に近い葉が黄色く落ちている(株元がスカスカで最終的に葉は茎の先の花付近にしかない状態
  • 株元から新しい芽が出てない

 

以上の状態の時は確実に肥料が切れている状態です。

そのため季節でしたら秋や冬でしたら腐葉土でも牛糞のような堆肥状の有機肥料を、開花直前や開花中でしたら化成肥料や液肥のような即効性の肥料を与えてください。

鉢植えでしたら新しい土に植え替えるのも1つの方法です。

 

見た感じで葉がしっかり株元付近まであり、開花していると威圧感がありどこか堂々として見える植物です。

特に葉の数が少なく見える場合は生育があまり良くない状態だと思ってくださいね。

鉢管理ですと、株元がスカスカの状態になりやすいのでご注意ください。

 

2年ほど植え替えも肥料も一切やらなくても枯れはしませんが、確実に枯れやすくはなります。

尚、合わせてこちらもよろしかったら合わせてお読みください↓

草花系ユーフォルビアの切り戻し(剪定)について。主にカラキアスとかアミグダロイデスのような常緑系です。

というわけで、今日はユーフォルビア・リギダでした

ではでは~(^^)v

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