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ピンク色の花のアメジストセージ サルビア 'フェアリーピンク' や 'ピンクアメジスト' の育て方について。

2016年9月12日

どもども~(^^)v

 今日はピンク花のサルビアです~性格にはサルビア・レウカンサのピンク花品種について、ですね。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

  • 学名:Salvia leucantha 'Ferpink'
  • 別名:メキシカンセージ、アメジストセージ
  • 分類:シソ
  • 原産:メキシコ
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 8a(-12℃前後)
  • 花期:秋

アメジストセージのピンク花です。原産はメキシコですが、南アフリカの栽培家のイアン・スミスさんという方がアメジストセージを種播きしたらこのピンク花が出てきたと言われています。

2011年2月にアメリカで'Ferpink'という名称にてパテント名(特許)として取られています。

パテントの確認

パテントの確認はこちらで ➡ Google 特許検索のページへ

たぶん国際特許の関係で本来の名称が使用できないために日本ではフェアリーピンクやピンクアメジストという流通名が付けられているのでしょう。

草丈は90cm、株張りは1mを越えます。

※この記事ではフェアリーピンクで統一してます。

特徴を比べてみました

ちょうど数年モノでけっこうよく育ったアメジストセージ(たぶんサルビア・レウカンサ’ミッドナイト’)が近くにあったので比べてみました。

ガクが紫色で白花やわい性種など数種あるサルビア・レウカンサの中でも他の種にはないもっとも特徴的な違いがピンク色の花ですが、ガクが白いということももう一つの特徴です。

ピンクアメジスト

咲き始めは紫色が薄い感じのピンクと言うのはやや濃い色をしてます(^^)

ピンクと言っても、たまにレウカンサの実生から色違いで同種と思わせるこのように紫色に近い濃いピンク色の花も咲きます。

こっちのよく見かけるアメジストセージですね。ガクと花が紫色ですね。ちなみにこちら、花が終わるとこうなります↓

いつ花が終わったのかわからないと言われますが、鮮やかで主張の強い紫色のガクが残るので遠目でみるとまだ咲いてるわ~と思われても仕方がありませんね。

でも花は終わるとこのように茶色くなってます。フェアリーピンクもそうですが、花が終わってもガクが残るため色合いを保つことができるので、そのため切り花なんかで現地(メキシコ)では使われているようです。

ちなみにこの咲き終わって汚く見える茶色の咲き終わった花は手で茎が折れない程度に横に振ると落ちます。

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まずはフェアリーピンクから。

ややゴワゴワしてて硬い質感で細長く葉の表面に線が入っています。

続いてアメジストセージ。

言うまでもなくややゴワゴワしてて硬い質感で細長く葉の表面に線が入っています。見た目も触感もフェアリーピンクとほぼ同じです。この画像は花の近くの葉ということで新しめの葉ということをおわかり頂けるかと思いますが、

葉の部分でこの点だけ違います。

フェアリーピンクの新葉はやや薄くライム色がかります。その後緑色に戻るのですがこの新葉がライム色というのは大きな違いですかね。

育て方

水のやりすぎ注意

畑やお庭で大きく育ったアメジストセージを見かけることがあり育てることが簡単な印象がありますが、

基本的には多湿の状態が長くつづくような場所常に株元が水気がある土壌への植え付けは避けられた方が無難です。

上の画像は’フェアリーピンク’のポット苗ですが、水を与えすぎたり蒸れているとすぐにこのように株元付近の葉が黄色になります。

あまりにも湿った状態が続きますと枯死してドロドロに溶けますのでご注意ください。植え付ける場合は風通しが良く水はけの良いところが良いです。

まだ小苗の時は込み入った場所に植え付けずに鉢で育ててある程度大きくなってから地面に降ろしたほうが良いかもしれませんね。

雪がひんぱんに降るけどすぐに溶けるような地域もご注意ください。

冬季に地上部がない状態では生育活動はほとんどしていませんが、根が長期にわたり湿っていると根腐れします。確実に。

暖かくなっても芽がでてこない~(-_-;)という状況になります。

そのため、ちょっと心配の人は根を守るように腐葉土を厚めに被せるなど雪対策はしたほうが良いかと思います。

短日植物

サルビア・レウカンサは「短日植物」です。「短日植物」については以前、ウレナという植物の説明の中で

「1日の中で明るい時間がある程度短くならないと花が咲かない」

書きましたが、

要するに

日長が短くなってきて初めて咲き始めます

そのためこのフェアリーピンクも若干の差はありますが全国どこでも自然環境下では、だいたい9月に入ってから開花するものだと思ってくださいね。

咲かない理由

そのため咲かない理由として、まず考えられるのは

・日長がまだ長い 

のが一番の理由ですかね。この場合は9月まで我慢しましょう(^^;)

9月、10月に入っても咲かないんだけど!いったい何なの?9月になったら咲くって言ったじゃん!!!

といった場合は、

植えた場所のすぐそばに明るい街灯があったりすると咲きづらい、もしくは咲かないことがよくあります

短日→日長が短い→1日の中で暗い時間が長い、ことで花芽を形成し開花するために

夜の間でも付近を明るくする、暗闇を明るくする街灯などが近くにあると開花をしない場合があります。

短日植物が時期になっても咲かない場合は、ほとんどこの理由が当てはまるんじゃないかな。

そのために植える場合は付近の環境に気を付けてくださいね。

ちなみに僕は実験的に街灯の真下に皇帝ダリアを植えて、見事に咲かずに霜が降りてそのまま終了、という経験があります。ダリアは短日植物です。

切り戻し

切り戻し、ですが霜や雪の心配がない時期でしたら基本的にどこで切っても日長が短くなったら開花してきます。

で、

いくら短日植物と言っても日長が短くなっていて開花する時期に地際で切って開花するか?というと 限りなくNO です。

開花している時期に切り戻したい場合は半分くらいのボリュームにするのが良いかなっと思います。

ただし切り戻す場合は少なくとも霜や雪を心配しないといけない時期の一ヵ月前までに行ってください。

霜や雪を心配しないといけない時期の一ヵ月前、というのはあくまで目安ですが上手くいくともう一回開花を見られるかなっという理由です。

冬越し

耐寒性というか冬越しですが、上のデータで書きましたが-12℃ほどです。

国内でしたら北海道や東北、標高の高い地域を除いたらほとんどの地域で地植えのまま越冬できると思います。

植え込み例

どことなく外国を思わせる様相ですが、もちろん日本国内です笑 しかも愛知県です(^^;)

あれこれ寄せ植えせずにサルビア・レウカンサだけを下草として扱い、うまく馴染んでますね。

同種だけで植えこむのは水やりとか管理が楽だから良いですよねー(^^)このアイディアは良いと思います。

関連記事

他にもサルビアの記事をまとめてます。レアな品種がいくつかありますが何かの参考になれば、と思います(^^;

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というわけで、今日はサルビア'フェアリーピンク'でした

ではでは~(^^)v

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