どもども~(^^)v
ラスティーセージ(Rusty Sage)と呼ばれるサルビア・ランセオラタ(Salvia lanceolata)の育て方についてです。
-3℃ほどの耐寒性があります。その他特徴をまとめました。
密植せず蒸れない環境で日当たりが良い場所でしたらとりあえず育ちます。
乾燥に強く個人的にはかなり扱いが楽なサルビアだと思います。
画像とデータ
- 学名:Salvia lanceolata
- 別名:ラスティーセージ
- 分類:シソ科
- 原産:南アフリカ
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 9a(-3℃前後)
- 花期:初夏(気温25℃前後あれば開花)
ラスティーセージという意味ですが、英名での通称(英語圏での園芸名)です。
ラスティー = Rusty = さびた、さびついた
という意味で直訳すると「さびついたサルビア」といったところでしょうか。
たぶん赤褐色の花やガクからそう言われるようになったのかなっと想像しています。
X Japan の代表曲で「Rusty Love」がありますが、この「Rusty」と同じ意味です。
草丈は90cm、株張りは60cmを目安にしてください。
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育て方
基本的に日当りが良い所(一日6時間ほど)直射日光が当たる場所で、
極端に保水力のある土に植えなければ耐寒性が問題ない地域でしたら年中露地放置で育ちます。
耐寒性
国内に何件か生産されている農家さんがいますが、2件の出荷ラベルに
「防寒して越冬」や「0℃以下になると枯れます」
と書いてあり、
なんとなく暖地なら問題ないんじゃないかな~と思い、画像の通りポットのままいつも通り完全露地放置してみました。
このラスティーセージは僕のサルビアのバイブル「A Book of Salvias: Sages for Every Garden」に掲載されてなく(新版のA Book of Salvias には掲載されているようです)ネット検索で情報を集めたのですが、
耐寒ゾーンで9aと書いているサイトが多く、中には7b(-15℃)と書いているのもありましたが原産地の環境や気候から考えると9a(-3℃ほど)あたりが妥当かなっと思います。
たまたま露地放置した年の冬は最低気温が-4℃に下がったのが1日しかなかったおかげかそのまま越冬しました。
ただし気温的には問題なくとも雪が頻繁に降ったり、冬の間でも土が乾燥せず頻繁に湿る場所では根腐れを起こし、それが原因で枯れることがあるのでお気をつけください。
メモ
耐暑性
ただ単に気温が高いだけでしたら45℃でも問題ありませんでした。
各地で歴代の最高気温を更新した2018年の酷暑も屋外でまったく意に介しませんでした。
木ではないものの、木っぽく硬い茎で貯水力に優れているからか乾燥にもかなり強いです。
ひどく水切れを起こすと葉がシワッシワになり落ち花も落ち茎の頂上が黒く(焼けた感じになる)なりますが、
この状態からでもお水をしっかり・タップリやると数時間後に復活したのを確認できるかと思います。
ココに注意
という状態からでも水を与えると復活してくることもしばしば。
極度の乾燥にも強いのはほとんどのサルビアに共通している点ですね。
その他
蒸れ
原産地の南アフリカでも喜望峰のあるケープ州、特に喜望峰がある半島に自生しているようでかなり限られた場所のようです。
喜望峰があるエリアは動植物の種類が多彩で国定公園になっているので、たぶんこの辺りではないかなっと想像しています。
盗掘防止のためか車(タクシー)かバスかでしか行けないエリアです。
真夏の喜望峰を訪れたことがありますが、日差しが強烈に強く気温は大したことない割に暑いです。
岬なので風が常に吹いていて空気はカラッカラです。
そのせいか高湿度の状態に対してはラスティーセージは決して強くないです。
寄せ植えなどで中心部分に植えると湿度が高い時期に蒸れて株元の葉がドロドロに溶ける、もしくは株が溶けて腐ります。
庭植えの際もできたら前面に植えて、密植は避けた方が良いかなっと思います。
というわけで今日はサルビア・ランセオラタでした~
ではでは~(^^)v