ペラルゴニウム 多年草(宿根草) 植物

ペラルゴニウム・シドイデス の育て方。きな臭い話や耐寒性とか耐暑性について。

2017年12月7日

どもども~(^^)v

今日は濃い紫色の花とがやや銀色がかる葉が特徴的な原種のペラルゴニウム・シドイデス(Pelargonium sidoides)の育て方について。

ペラルゴニウムの割に耐寒性に優れていて、また高温多湿に比較的に強く手間がかかりません。

 

また一時期「ある理由」により乱獲され絶滅の恐れがあったことがありました。

画像とデータ

ペラルゴニウム シドイデスの花。

  • 学名:Pelargonium sidoides
  • 別名:黒いペラルゴニウム
  • 分類:フウロソウ
  • 原産:南アフリカ、レソト
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 9a(-6.7℃前後)
  • 花期:春

紫色というか、赤みがかった紫色なのでヴァーガンディー(濃い赤紫)と言った方が良いですね。

この花色が好きな人はけっこう多いんじゃないかなっと思います。3cmほどしかないサイズの花ですが、花色が目立つので花の大小はあまり気になりません。

株張りは30cmを目安にしてください。ドーム状というか太陽の光に向かい横に広がります。

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育て方

分布

自生地ですが南アフリカ共和国の真ん中に主に自生してますっと書いても多くの人が

 

どこ???

 

となりますね。

ペラルゴニウム・シドイデスが自生している地域。

ざっくりですがペラルゴニウム・シドイデスが分布している場所です。

海沿いから内陸部と分布していますが、実は南アフリカは標高が高い場所が多いのです。

これが何を意味するかと言いますと・・・

耐寒性

ペラルゴニウムの耐寒性があいまいすぎてよくわからない

ということを言われたことがあります。

 

他サイトで検索したことがないのでわかりませんが、

ペラルゴニウム=半耐寒性植物

のように書かれていることが多いのではないかなっと想像します。

 

でもペラルゴニウムの品種紹介だけで簡単に1冊の本が作れてしまうほど種類が多いので、「ペラルゴニウム=半耐寒性植物」というようにくくってしまうのは園芸の幅を狭めるような気がして少し残念なような気がします。

 

そのため「経験談」でペラルゴニウム・シドイデスの耐寒性についてしっかり解説したいと思います。

 

上の画像でペラルゴニウム・シドイデスが分布している位置の画像を載せましたが、実は南アフリカ共和国は内陸と海岸沿いはけっこうな標高差が存在してます。

ブルームフォンテンからピックアップトラックで数時間で行けます。日帰り可能です。

特に1500m以上の山脈に囲まれ周囲を南アフリカ共和国に囲まれている小国・レソト王国には2000m地点もあります。

 

真夏でも雨が降った夜は半袖どころか軽装ですと、凍えます。日中は30℃あっても夜は10℃くらいまで下がることもまれにあります。

最寄りの南アフリカ共和国のブルームフォンテーンも標高が高い土地です。1400mくらいだったけな、あります。こちらも真夏でも日が暮れると寒いくらいです。

その他の南アフリカの多くの場所でも夏の時期でも夜は冷えます。

 

以前真夏に南アとレソトの両国にも行きましたが、夜は寒く毛布をかぶって寝てました。

安宿でしたが暖炉にも火が入ってましたし。もちろん熱々のシャワーを浴びましたね。

 

あと、ブルームフォンテンは毎年冬の時期には-6℃近くまで下がる日がよくあります。言わずもがな、レソトの首都のマプトも冬は氷点下にほぼ毎日なります。

 

そのためこのペラルゴニウムは-6℃程度の寒さなら十分に耐えることができます。

 

冬は-5℃前後に下がる僕の温室の外に秋から春にかけて露地にて放置しましたが難なく冬越しできてます。

この気温で降りる霜や雪は十分耐えます。

 

僕の知り合いの人が越冬できないものと思って地植えしたらすごく良い感じに育って大きくなりすぎたけど抜けないわ~と言われてました。 愛知県内の話ですが。

耐暑性

花茎がたくさん出て伸びたので添木を付けてみた様子。

また

ペラルゴニウム=乾燥気味に。水が多いと根腐れします。

というのが鉄則ですね。

 

ですが、このペラルゴニウム・シドイデスが自生している所は

実は真夏によく雨が降る地域です。

僕は以前レソトに居る時に雹にふられたことがあります。

プレトリアでも雹がふりました。乾燥気味にするのは良い事ですが、メリハリを付けて水やりをしましょうね。

 

数年モノの株になると地中の根がサツマイモみたいに肥大化します。そこには水を溜める機能が備わってます。

そのため土が水を含んでグチャグチャなのに水やりするのは問題があります。根腐れするので止めましょう。

 

それでも夏は高温多湿で雨の多い愛知県・尾張地方で地植えにしても問題なく育っています。

水やりについてはこちらをご覧ください。

その他

日当りが良い所が良いです。1日8時間当たってもよいですし、4時間ほどしか日光が当たらない場所でも十分育ちます。

乱獲

風邪の特効薬

サツマイモのような形で根が肥大化します、と上のほうに書きましたが

ペラルゴニウム・シドイデスの根が風の特効薬になる

ということで、自生株をこぞって現地の人が抜きまくって根だけをブローカーが買い欧州の製薬会社に売る、

という全時代的なことを行ったようです。しかも2000年代中ごろに。欧州で医療が発達している国というと限定されてしまいますが。

 

このことは某国営放送の番組で知りました。たしか2008年か2009年頃に放送されていたと思います。

こぞって現地の人が自生している株を掘りあげてましたね。

 

現地の少年

これを掘って根だけ渡せばお金がもらえるんだ!

 

とかいうことを現地の人は言っていました。

 

南アフリカは日本やオーストラリアのように固有植物が多いせいか、昔からプラントハンターなどが自生株を自国に持ち帰るなどを行ってきたため絶滅危惧種が多いです。

 

しかしこの場合は現地の人が抜いていたので、規制がしにくかった、とかいう内容だったと記憶してます。

それで肝心のペラルゴニウム・シドイデスの根の特効薬具合ですが、

まったく効果がない

というなんとも皮肉な検査結果が最近報告されたようです。

なのでペラルゴニウム・シドイデスを育てて根を加工しても骨折り損ですからね。

というわけで今日はペラルゴニウム シドイデスでした~

ではでは~(^^)v

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ショウタロウ

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、俗世界から離れたく未知の業種だった園芸業界へ。

知識、経験、資金、人脈もほぼ0の状態から始めた元バックパッカーです。

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© 2020 伊藤章太郎