赤い穂のイネ科

メリニス 多年草(宿根草) 植物

メリニス 'サバンナ' の詳しすぎる育て方。耐寒性は-6℃。地植えで越冬できる地域は多いです。

2017年6月18日

どもども~(^^)v

赤い穂にややシルバーグリーンがかった葉がイイ感じのイネ科、メリニス 'サバンナ'(Melinis nerviglumis 'Savannah')についての(おそらくweb上で一番詳しい)育て方になります。

耐寒性は-6℃ほどで地上部分は他のグラス類と同じで枯れた感じで越冬します。

暑さについては40℃の気温でも難なく育ちます。比較的に多湿の環境にも強いグラスです。

画像とデータ

赤い穂を持つメリニス・サバンナ

赤い穂のイネ!

  • 学名:Melinis nerviglumis 'Savannah'
  • 別名:赤い草
  • 分類:イネ
  • 原産:南アフリカ、マダガスカル
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 9a(-6.7℃前後)
  • 花期:初夏ごろから

グラス界では世界のトップと言われているJohn Greenleeという方に

もっとも魅力的な穂を持つグラスの1つ

と言わせたグラスです。

グラスと言うとかっこいいですが、一般向きしない「草」ですが。

数年育ててみて性質的なことはほぼ把握できましたのでまとめました。

草丈は50cm、株張りは30cmを目安に。

スポンサーリンク

耐寒性

越冬します

メリニスが越冬し新芽が出てきている様子

越冬し新しい葉が出てきたよ、と@ bluemoon_cottage さんから送って頂いた画像。

4月某日@ bluemoon_cottage さんから1枚の写メが送ってもらいました。

 

いろいろ複雑な気持ちになりましたが、ある意味これでしっかりメリニス 'サバンナ' についてはかなりしっかりまとめられるな、と。

言い訳

メリニス 耐寒性

温室脇にて1年露地放置していたメリニス。4月になり芽吹き。

メリニス 'サバンナ' をまとめるのにあたり言い訳がいくつかありまして・・・

色んな方から「耐寒性について」のお問合せを頂きました。

そのたびに

 

耐寒性については期待しない方が良いです。国内では冬に頻繁に0℃以下にならない地域なら越冬しているようですが、それ以外の地域でしたら1年草扱いの方が気が楽ですよ

 

とお答えいたしました。

というか、「越冬は絶対に無理」と言い切ったこともあります。

 

確かに海外サイトをいくつか見ると「-9℃でもOKだった」や「耐寒性は-7℃です」など発芽温度を調べる時に目にしていましたが

信じてよいの?南アフリカとかマダガスカルが原産・・・そもそも南アフリカで-5℃以下になる地域って限られるし

 

という疑念を持ってました。なまじ現地を経験してる身としては慎重にならないとな、とも。

 

そのため「1年草扱いの方が気が楽」と言い続けてました。つまりは「逃げ」です。

それで言い訳ですが、「宿根しないのに宿根します」と言うよりかは良いかな、と。

耐寒性 まとめ

越冬したメリニス。6月になり穂が上がりました(^^)

まとめますと耐寒性については、たとえ愛知県でも6号鉢が完全に凍ることもある当温室脇で越冬しているので

 

最低温度が-5℃程度の低さが7日ほどで雪が年間で2、3日ほどしか降らない「暖地」と呼ばれる地域なら露地越冬は問題ない

 

でしょう。

 

データ的には確かに海外サイトでは-9℃でも問題ないと書いてあるサイトもありますが、僕が一番信頼しているサイトは-7℃と書いてあり、地植えや鉢植えする場合はこれくらい最低温度を基準にしてもらえると良いです。

1点注意して頂きたいのが、

メリニスはちょっと雪に弱いです。-5℃まで下がらなくても降雪日が多い地域は宿根しない可能性があります。

ご注意してくださいね。

スポンサーリンク

赤い穂

メリニス 赤い穂

大きさはだいたい8cmくらい。

メリニス 'サバンナ' の最大の魅了は他のイネ科やカヤツリグサ科などのグラスにはない

赤い穂

でしょう。

 

人によっては「ピンク色だろ」や「ルビー色だろ」という人もいるかもしれませんが、その辺の個人的な色彩感覚的指標についてはご勘弁を。

 

穂の大きさは8cmほどと、同じ時期に穂を上げるペニセツム 'カーリーローズ'やパープルファウンテングラスと呼ばれる「グラス」に比べるとけっこう小さいです。

また上の方でも書きましたが、高さが50cmほどと穂が上がる「グラス」の中ではそれほど大きくはなりません。

植栽されるのでしたら手前に植えて良いかと思います。

育て方

ほぼ1年もの間、ケースに詰めたままの株ですが生きてます。

耐寒性については上で書きましたのでそれ以外の情報を。

日向

メリニス 'サバンナ' ですが、日当たりがとても良い場所を好みます。

日照時間で言うと直射光が年間を通して1日5時間は当たる場所が理想です。

 

注意ポイント

春に一斉に色んな植物が芽吹きをし始める時期に、メリニスの傍に短期間で葉が大きくなるジギタリスやバーバスカムのような植物がありそれらの葉がメリニスを覆い被さってしまうと、

いくら直射光が浴びられる環境と言っても大きな葉が日光を遮断して育たない、というかその部分だけ芽吹かず枯れることがあるのでお気を付けください。

 

近くに植える植物がどのような生育速度か、大きさか、など気を付けてください。

蒸れ

僕は生産し売れ残ったものはいくつか植え替えたりし、廃棄せずにその後の経過を見ることが多いです。

メリニスもケースに詰めたまま(20ポットくらい)1年ほど放置しましたが、1ポットも死んでませんでした。

たいがいケースの中に入れてある苗は株元が蒸れて溶けたり、腐って枯れるんですがメリニスは1ポットも朽ち果ててませんでした。

 

株元が黒くなっていて「これ腐ってないか?!」という状態の株を真夏に見つけたことがありますが、気にせずそのまま水やりを行い続けても春に芽吹いてます。

 

そのため水やり的なことや水持ちが良い土質的なことはそれほど気にせず植えてOKです。

日光さえ当たれば密生させても良いんじゃないかと思います。

こぼれ種

メリニスの全景

4年株の大きさです。

いまだ自然環境下でも、僕の温室内でもこぼれ種での自然増殖したという事は把握してません。

発芽温度が意外に高いせいか(25℃くらいだったはず)、植物体としての耐寒性はあっても種の状態では日本では越冬できないのかも、です。

 

※追記※

中部と関西でこぼれ種で増殖しています。こぼれ種で増殖します。

 

こぼれ種で増殖します。

ですがメリニスは雪にそれほど強くなく、-6℃まで下がらなくても雪が頻繁に降る地域ではこぼれ種での自然増殖は期待できない可能性が高いです。

肥料的なこと

それと肥料など追肥的なことですが、1年植え替えせず一度しか化成肥料を与えてない3.5号ロングポットに植えっぱなしの株たちはどれも、穂の上がりが良いです。

流石は肥料分がまったくない所にでも最初に進出し土壌を開拓していく「パイオニア・プランツ」と呼ばれるイネ科です。

追肥などはそれほど気にかけなくてOKです。

スポンサーリンク

というわけで今日はメリニス 'サバンナ' でした~

ではでは~(^^)v

Webshop

Webshopはこちら→
  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター

ショウタロウ

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、俗世界から離れたく未知の業種だった園芸業界へ。

知識、経験、資金、人脈もほぼ0の状態から始めた元バックパッカーです。

⇒もう少し詳しいプロフィールはこちら

-メリニス, 多年草(宿根草), 植物
-, ,

© 2020 伊藤章太郎