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PR ロベリア 分類 多年草(宿根草) 植物

草丈3m超え!ロベリア・フィスツロサ ブラジル原産のジャイアント ロベリアです。まったくロベリア感ありません。

2019年7月10日

どもども~

花芽が上がってくると3m前後の草丈になるロベリア・フィスツロサ(Lobelia fistulosa)についてになります。

花はエキウムのように茎の頂上から上に向かって伸びます。花はピンク色っぽい紫色です。

株元がやや木質化し草姿がまったく「ロベリア感」がなく、花も大きく「らしさはない」ですが形はロベリアしています。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

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画像とデータ

ジャイアント系のロベリアの花です。

実物もこのような色をしています。

  • 学名:Lobelia fistulosa
  • 別名:ジャイアント・ブラジリアン・ロベリア
  • 分類:キキョウ科n
  • 原産:ブラジル
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 10a(-23℃前後)
  • 花期:初夏

南米大陸とアフリカ大陸の一部地域にはこのロベリアのように3m以上高いものだと7mにもなる、

ジャイアント・ロベリア

と呼ばれるロベリアが数種あります。

 

有名なジャイアント・ロベリアでしたら、ケニア山やウガンダのルウェンゾリに自生している種があります。

世界遺産系の番組でたまに取り上げられているので知っている人もいるかと思います。

 

ジャイアント・ロベリアと呼ばれる種類のほとんどはアフリカ大陸に分布していますが、数は少ないですが南米にも分布しています。

このロベリア・フィスツロサも数少ない「ジャイアント・ロベリア」と呼ばれるものの一種類です。

 

ちなみにアフリカに分布しているジャイアント・ロベリアのほとんどは標高が富士山と同じかそれよりも高い位置に自生していることが多く、高山植物的な扱いになるので環境的に育てることが難しい地域が多いかと思います。

 

それと検索をしていたら小笠原諸島にも3mほどの草丈になるロベリアがあるようです。

なかなか面白いですね。

興味がある方はオオハマギキョウで検索してみてください。

 

それでロベリア・フィスツロサの草丈は3m前後、葉張りは60cmを目安にしてください。

尚、こちらのロベリアは Simply Garden さんに「花が見たいからよろしくっ!」と命を受けた株になります。

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特徴

草丈

Lobelia fistulosa

花までが遠い・・・

姿ですがこのような一見するとどこにロベリア的な要素があるのかまったく理解できない様子です。

僕の身長が175cmで腕を挙げてももう花の部分には届きません。

Lobelia fistulosa blooming

頂芽の部分。

となりの苗台に乗らないと花をしっかり見られない高さです。

 

Simply Gardenさんから譲り受けてから1年ほど温室内で管理していましたが冬を超え気温が上がってきてから急激に伸び始め

暑さ対策のために毎年温室の中の2m50cmほどの位置で張り巡らす寒冷紗に頂上部分が降れたので露地に移動させました。

 

また鉢植え管理でこの高さなので、強い風が吹くと折れそうな恐れがあったために支柱を立てました。

3m近い高さのモノを支える支柱はウチの温室では使用しないために、ガーデンクラフトリブさんのオシャレ支柱で2mほどの高さまではオシャレ支柱で支えていました。

 

この支柱の使い方はきっと製作者さんの希望使用用途ではないだろうなぁ~っと思いつつも・・・・

 

それでも高さが足りず、結局造園をしているお客さんから剪定くずとして黒竹の切ったのを頂いたのでそれでも支えてあります。

 

ココに注意

鉢植えでこの高さになります。地植えで育てるともう少し高くなると思います。

葉が細長い

ジャイアント パープル ロベリアの葉

30cm以上あります。

ただでさえロベリア感がないので「葉が細長い」程度では際立った特徴にはならないかもしれませんが、

なんとなくこの細長い葉を見ていてどこか熱帯系の植物を連想させるなっと思いましたが、

分布している環境は熱帯雨林の端というのか入り口の比較的に日光が良く当たる場所のようなので、あながち熱帯観葉植物を連想したのは間違いではなかったかなと。

花が大きい

giant purple lobelia at Japan

花の柱っぽくなります。

形はロベリアの花ですが花が大きいです。

一番花は5cmほどあります。

株が大きいから当たり前と言っては当たり前ですが、1つの花が大きく長いです。

 

参考に、ですがGoogleで花や立ち姿の画像を見ることができます。

重複しますが花の形はロベリアしてます。

育て方

国内での流通は現在Simply Gardenさんが販売されるくらいなので、育て方の紹介をしてもアレですが一応経験則を。

耐寒性

どうしても枯らすことができなかったため、いつも通りの「枯れるとわかっていても真冬で露地放置」は行いませんでした。

このロベリアについての情報も海外サイトでもほとんどなく、

その中でのいくつかでさえ「おそらく-1℃までなら問題ないのでは」という言い方で書かれていたので、正直耐寒性についてはなんとも言えません。

ですがブラジルの熱帯雨林の縁の開けた場所などから推察するに、露地では0℃前後が限界点ではないかなっと思います。

 

ちなみに当圃場の寒風・霜・雪避けができる当無加温室で-1.8℃まで下がった日がありましたが、葉が少し元気ないかなっと言う状態になりましたが冬越ししました。

耐暑性

暑さで葉が枯れてきたロベリア

生え変わり?かも。

熱帯雨林の端に自生なのでかなり高温に強そう

 

と思われそうですが、なんとなく気温が40℃を超えると弱ります。

一番調子の良い気温帯は20~35℃の間のような気がします。

 

基本的には直射日光下にいたほうが調子が良いロベリアになりますが、2018年のような各地で40℃超えするような夏の時期は株自身が熱を持たないように半日陰に移動させた方が懸命かなっと思います。

また実は夏の時期が葉の生え変わりの時期なのかもしれませんが、春に大きくたくさん出した葉の多くは夏から秋にかけて茶色くなり枯れてほとんど落ちます。

この時期には画像のように小さいですが新しい葉も出ます。

害虫

ハダニのついた葉

葉水をしてもあまり効果がない・・・

下記にも記しましたが、高温になると弱るのか害虫がけっこう寄ってきます。

 

ハダニが一番厄介です。

 

屋外に出しておくと長時間の雨に打たれてそれほどハダニの影響は受けないと思いますが、

いかんせん折れるのが怖かったり直射日光に長時間当てるとどうなるのか、などを考え屋外に出せなく殺虫剤で対処していました。

殺虫剤でも追いつかないほど増殖されましたが。

 

そのためハダニはつくものだと思われたほうが良いかなと思います。

 

あとアブラムシもたまに付きます。

その他

寒さも暑さも害虫もクリアできる環境があったとして、僕が思う最大の注意点が1つあります。

 

ココに注意

草丈が3mになる草です。強風で折れやすいです。

 

1枚1枚の葉が大きく1年で1.5mほどの高さに育つせいか根の張りが強くないせいか、風には要注意です。

 

気温が20度を超える時期になると当圃場は風が通りやすいように横のカーテンも開け風が入るようにしてまして、

このロベリアの生態がよくわからなかったのでなるべく風通しの良い場所に置いていましたが、ちょっと風が強い日は支柱がないと折れそうで何度か焦りました。

木質化したロベリア

ここだけ見ると木っぽい。

株元が若干木質化するものの表面だけで内部はやはり「草」なので柔らかく、

強い風に当たると根元から折れるいかにも

 

横風に弱い植物の典型的な折れ方をします。

 

そのため国内で植栽などで使われる場合は支柱をしっかりするなどの風対策は必須なのでお気をつけくださいね。

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というわけで今日はロベリア・フィスツロサでした~
ではでは~(^^)vて

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巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から園芸業界へ。 知識、経験、資金、人脈もほぼ0の状態から始めた元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。 ⇒もう少し詳しいプロフィールはこちら

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