リモニウム グメリニー ハンガリカムの花

オンラインショップはこちら

PR リモニウム 多年草(宿根草) 植物

リモニウム グメリニー ハンガリカム(フンガリクム) について。花茎が太く硬い。

2020年5月30日

どもども~(^^)v

リモニウム・グメリニー ハンガリカム(Limonium gmelinii ssp. hungaricum)と見慣れないカタカナが3つ並んでいますが、宿根スターチスと呼ばれる多年系リモニウムです。

1年間屋外で放置し生育具合を観察しましたので、育て方や暑さや寒さについてまとめました。

他のリモニウムと比べ花茎が太く硬く長いため切り花に向いてるかなっと思います。

原種なせいか花茎が上がる数は決して多くはないですが。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

リモニウム グメリニー ハンガリカムの花

実物はもう少し濃いです。

  • 学名:Limonium gmelinii ssp. hungaricum
  • 別名:ハンガリーのスターチス
  • 分類:イソマツ
  • 原産:ハンガリー
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 7b(-15℃前後)
  • 花期:初夏

このリモニウムは主に中央アジアと南欧州に分布しているグメリニー種のハンガリーに分布している亜種になります。

多くのリモニウムは海岸など「塩」に使い場所で自生していますが、海のないというか海まで何百キロも離れた場所に位置するハンガリーに分布しているのは不思議ですね。

おそらくですが中欧には各所に塩の洞窟や塩田が存在しているため、その近辺の地域の土壌は他の土地と比べ塩分濃度が高いと思れ、限られた植物のみ生育できるのでこのリモニウムが自生しているのかなっと勝手に想像しています。

花茎は硬くまっすぐ上に直立する感じです。

草丈は花茎を入れると50cm、花茎を含めないと15cmほど、株張りは30cmを目安にしてください。

丈は実生から2年目あたりで50cmくらいにはなりますが、株張り30cmは3年くらいかかるかなっと感じています。このことからあまり生育速度は速くない植物という印象があります。

スポンサーリンク

特徴

リモニウム グメリニーの葉

細長い葉です。

他のグメリニーがどのような形状をしているか残念ながら知りませんが、

亜種であるフンガリクムの葉は縁がやや波打ち一枚一枚が大きいです。

 

それと地下茎が出来ず1つの株が大きく育つため花芽は他のリモニウムと比べると少ないです。

1つの株で上がってくる花芽の数はせいぜい3つくらいです。

地下茎で株がいくつかできるリモニウム・ブルガレは花芽が株の分だけ上がるため、花がたくさん咲いているように見えます。

育て方

宿根スターチスの花芽

つぼみと花茎の先は枝分かれしています。

基本的な育て方は、

 

ココがポイント

  • 水はけの良い土や場所
  • 植える時に有機石灰を植える土に混ぜておくと良い
  • 日当たりは半日陰でも育つけど、4時間ほど日光が当たる場所が良い

 

っとその他の宿根スターチスと同じで良いです。

暑さや寒さについてもその他の宿根スターチスとほぼ同じです。

耐寒性

リモニウム グメリニー ハンガリカムの冬の様子

赤くなり地上部分のボリュームが減ります。1月の様子です。

多くの宿根スターチスと同じようにこのリモニウムも冬の時期は葉など地上部分がチリチリになり、ほぼ枯れたような状態になります。

最低気温が10℃以下になるころから徐々に葉の色が緑色から赤色に変わり、霜が降り始めると葉は枯れていきます。

耐寒性はそれなりにありますが、保水力のある土に植えると冬の間に根腐れを起こすことがあるので、ゼオライトやパーライトなどを入れなるべく水はけが良い状態の場所に植えるようにしてください。

耐暑性

初夏ごろに咲く紫色の花の植物

花茎はアスパラガスのような見た目。

暑さに関してもこのサイト内でまとめたリモニウム 'ブルーダイヤモンド'などと同じで、亜熱帯地域の夏のような高温多湿の環境下でも育ちます。

密に植えて葉が蒸れて溶けた植物。

他の株に覆われ蒸れて枯れた葉

ですが上の画像のように、葉が重なり合うなど空気の通りが悪く湿度が滞留する状況になると腐ります。

特にこのリモニウムは1枚1枚の葉が大きく数がそれほど多くないため、蒸れて葉が腐り溶けるとみすぼらしくなるだけでなくその後の生育に影響が出る恐れがあります。

 

そのため葉が密に重なり合い蒸れやすい状態にならないよう気を付けてください。

他のリモニウムにも言えることですが、密植えや他の植物に覆われるような環境になると蒸れて株が簡単に腐ります。

このリモニウムは牧草地のような環境に自生していると言われていますので、風通しが良い環境を好むと考えられます。

 

そのため花壇や庭植えの場合でしたら日光が良くあたり、空気が滞留しにくい一番手前に植えられるのが良いかなっと思います。

というわけで今日はリモニウム・グメリニでした~

ではでは~(^^)v

OFUSE

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ショウタロウ

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から園芸業界へ。 知識、経験、資金、人脈もほぼ0の状態から始めた元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。 ⇒もう少し詳しいプロフィールはこちら

-, リモニウム, 多年草(宿根草), 植物
-, , , ,

add_filter( 'wp_footer', function() { ?>