(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎がとりあえず植物のことを中心に、それと昔の旅行記のこととか綴ってます。

(新)ショウタロウブログ

ブッドレア グロボーサの花です。

濃いオレンジ色ですが「主張しない」自然な色合いです。

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ブッドレア 植物

原種のブッドレア・グロボーサ オレンジ色でまさかの丸い花。丈夫で育てやすいですよ~。

投稿日:

どもども~(^^)v

今日は

マ●オくん
え?これブッドレアなの???

というお声や反応をもらえそう。

珍しいんじゃないかな、原種でオレンジ色で丸花

すぐ下にあるデータにも書いてありますが、やや標高のあるところが原産なので耐寒性は問題ないだろうと思ってました。

むしろ日本で育てる場合は問題は暑さと湿度かなっと。

でもそれも杞憂に終わり無事に通年で観察でき開花もしたのでブッドレア・グロボーサについてまとめようと思いました。

画像とデータ

原種の玉状の花穂のブッドレアです。

「一般的な」ブッドレアとはまるで違う咲き方をします。

  • 学名:Buddleja globosa
  • 別名:タマフジウツギ、オレンジボールツリー
  • 分類:フジウツギ
  • 原産:チリ、アルゼンチン
  • 形態:落葉低木
  • 耐寒性:USDA 7a(-17℃前後)
  • 花期:春

花を見ると英名(Orange Ball Tree)というのも納得ですね。和名のタマフジウツギというのも納得。

主な原産地であるチリでは標高500m~2000m地点で自生をしていると言われています。細長い国土のチリの半分くらいの地域で見られるようです。

また標高がそこそこあるところで自生しているせいか、遮光率が3~4割の環境でも育つと言われています。年間を通じてスカッと晴れる日があまりない山の気候にも順応しているのかなっと。

そのため晴れの日が多い日本では、半日陰の環境でも育つんじゃないかな。年間で100日くらいしか晴れない英国の某ガーデンでも巨大になっているくらいなので。

ちなみに僕が耐寒・耐暑実験をした温室脇は年間を通じて1日7時間くらいは直射日光が当たる超絶日当りの良い環境です。

樹高は最大で5~8m、葉張りも4~8mを目安に。

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特徴

花の形

丸い玉のような花のブッドレア・グロボーサ

房のような咲き方ではないです。

このブッドレアを見た多くの人は

確かに葉はブッドレアだけど・・・

と言います。

花だけ見るとまったく「ブッドレア感」がないですからね。

グロボーサに「ブッドレア感」がない一番の理由は花の付き方と咲き方でしょう。見た目ですね。

専門用語はわかりませんが、多くのブッドレアは円錐花序?というのか「穂咲き」のような花の付き方ですが、グロボーサは円錐にはとても見えないです。

ブッドレア グロボーサ のつぼみ

最初はつぼみは白いです。ここから開花までだいたい20日くらいです。

ちなみにボールのような形をした花のブッドレアは他にも似たようなモノがあります。

一番有名なのは(決して有名ではない)ブッドレア ウェイエリアナ(B.x weyeriana)ではないでしょうか。

またはブッドレア・マルビィフローラ(B.marrubiiflora)というのもあります。まだ他にもありますがここでは割愛します。

ブッドレア・グロボーサの葉の様子。

葉の裏が白い。幹も白っぽい。

白い葉のブッドレアというとシルバーアニバーサリーは市民権を得ていますね。

シルバーアニバーサリーのように株全体が白くはありませんが、グロボーサは葉の裏と新しい幹は白いです。

なんとなくですがグロボーサの葉を見ると「ビワの葉」を連想するのは僕だけでしょうか?なんか似てません???

自生している地域

ブッドレアの原種の1つのグロボーサです。

開花する数日前。開花しそうになると「玉」がオレンジ色がかります。

国内で多く流通しているブッドレアの多くはフサウツギと呼ばれるブッドレア・ダビディ(B.davidii)の園芸品種ですが、ダビディは日本にもあるようですが主に中国に自生しています

しかしデータでも書きましたが、グロボーサは南米です。まさかの地球の反対側です。

個人的に見た目以上に原産地域には驚きました。勝手にブッドレアって中国とかアジア地域にしかないと思っていたので。

高温多湿にそれほど強くない植物が多くある印象の南米原産の植物。

日本の夏を越えられるのか?という心配があったのはこういった理由からでした。

育て方

耐寒性

耐寒性があるブッドレア・グロボーサ

寒さで一度完全に地上部が無くなりましたがまた出てきました。

標高が2000m地点で自生している、という情報があったので国内、それも暖地と呼ばれる地域の寒さなんてまったく問題ないだろうなっと思っていました。

それで思った通りに-8℃が3日続いた日があっても凍死することなく露地放置したすべての株が冬越ししました

それでも南米原産なのか一般的なブッドレアとはちょっと点が。

一般的なブッドレア(ダビディやその園芸種)は、寒さに当たるとほぼ葉を落とすか冬芽を残して越冬しますが、

グロボーサは-8℃程度の寒さでは葉がある程度残ります。すべての葉は枯れ落ちません。

雪や霜に当たっても枯れずに残った葉が少し丸くなったぐらいでした。

同じ温室脇である一か所だけ四六時中風が吹いている場所があるのですが、そこに置いておいたあったグロボーサは

完全に葉が落ち切りました。

その後少し気温が上がり暖かくなると株元からまた新しい芽が出てきましたが。

このような特性というのでしょうか、ダビディと似てますね。

ブッドレア・グロボーサの幹。

気温が上がってきたら幹から芽が出てきました。

寒さで地上部がなくなったとしても、たいていの場合は掘り返さない方が良いです。株元から新しい芽が出てくることが多いです。

この点も他のブッドレアと同じですね。

耐暑性

ブッドレア・グロボーサの全景。

なんかスタンド仕立てっぽくなってます。

さて南米原産でやや標高の高い所に自生している、ということで一番の心配事だった「高温多湿」についてでしたが、

真夏の湿度が80%を越える愛知県尾張地域で余裕でした。

鉢植えでの管理だったせいか、むしろ「水切れに注意」ぐらい水やりに追われた感じでしたね。

暑さに対しては一般的なブッドレアのダビディとまったく同じ扱いで良いのかなっと思います。

その他

こぼれ種

ダビディやその他のブッドレアはこぼれ種での自然増殖が割と多く、国内では鬼気迫るほど増殖するわけではありませんので安心できますが、

国によっては環境が合ってしまって勝手にバンバン増えるので「侵略的外来種」として指定されていることで有名です。

ダビディを侵略的外来種指定している国でもグロボーサは指定されていないので、おそらくこぼれ種での自然増殖はほとんどないんではないかと思います。

もしかしたら日本国内ではこぼれ種で自然増殖しちゃって・・・なんてことが判明してこのような情報は今後数年で変わるかもしれませんが。

害虫ですが、初夏から真夏にかけてハマキムシが多く付きます。成長点を食うのでけっこう厄介です。

見つけ次第「捕殺」でOKです。

数が多い場合はベニカなどの薬剤を散布して対応すると良いですが、気温の高い時期は葉が真っ黒になったり焼けた感じになる薬害が起こりやすいので

薬剤を散布する場合は陽が沈む少し前の時間にした方が良いです。

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苗が出来るまでの数年間

ブッドレア・グロボーサの苗。

成長の早いブッドレアですがポット苗から開花までは1年かかってます。

ブッドレア・グロボーサにたどり着いた理由ですが、某生産者さんから

「ボール咲きのブッドレアがあるらしいんだけど知ってる?種って取れますか?」

というお声を4年?5年前?に頂き、毎晩寝るまでネットをしている僕は

そう言えばどこかのサイトで見たな・・・

ということを思い出し、そのサイトを見たところ以前何回か種を取り寄せあまり発芽率がよろしくなかった種屋さんで、一応その知り合いには

発芽率は・・・この種屋さんの種はあまり期待しない方が良いよ~元々このブッドレアの種は発芽率が良くないようだし・・・・

と伝え種を200粒?取り寄せましてね。

数カ月後にその生産者さんから

2芽!2芽出ました!!!!

という連絡が。

やっぱり発芽率が悪かったか・・・と思いつつも、なんとか製品になりそうで良かったとも。

しかしながらその後の経過があまりよろしくなく結局その2芽は育ず枯れまして・・・

でもその生産者さんはあまりの発芽率の悪さに

「製品化できるのか?」

と心配になってか別ルートで種を入手し、その種で新たに苗を生産した、

という実はけっこうな右往左往した話があります。

苗が出来ましたよ!

という連絡をもらった時はホント嬉しかったです。

僕としては育ててみたかった植物なのでこのようにブログネタにできて良かったです。

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というわけで今日はブッドレア・グロボーサでした~

ではでは~(^^)v




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