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アガベ ’吉祥冠’ 日本でポタトラムが選抜され作られた品種です。その他斑入り種やレア種の白中斑やトレードウイングスなどについて。

2017年2月26日

どもども~(^^)v

 日本で作られた品種のアガベ '吉祥冠' についての内容になります。

斑入り種やアメリカで出現した斑入り種・トレードウイングスなども解説しました。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

 

この吉祥冠は中斑です(^^)

  • 学名: Agave potatorum 'Kissho Kan'
  • 別名:アガベ 吉祥冠
  • 分類:リュウゼツラン
  • 原産:日本で選抜され作られた種
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 9b(-3℃前後)
  • 花期:

初見で「吉祥冠」と漢字だけ見て読み方や意味がわかる方はほとんどいないと思います。僕も「吉祥冠」を「きちじょうかんむり」と読みましたので(笑)

たぶん仏教系の言葉だと思いますが、「吉祥」は喜ばしいやめでたいという意味で「冠」はそのままかんむりなので、「めでたいかんむり」という意味がついたアガベになります。

「月桂冠」と付けなかっただけこのようにこのアガベに命名された人はセンスがあるな、と(なぜか上から目線 笑)。

株張りは最大で60cmほど、草丈は30cmほど(花芽含まず)

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特徴

夏の間の夜温が高い地域ですとこんな感じに育ちます(^^;)高冷地栽培された株はあまりこのようにならず葉が密に集まりまさに「冠」のような形に育ちます^^

アガベ・ポタトルムの実生選抜品種と言われています。アガベはタネ播きするとわかりますが200粒でも播くと変わったのがいくつか出現します。

「吉祥冠」の斑入りも実生から出たということも聞いています。

一般流通している「吉祥冠の斑入り」と言うと黄色い斑が葉の縁に入るタイプですが、

「吉祥冠」の特徴として、

  • 葉が青緑色
  • 葉に白い粉がうっすらとのっている
  • トゲが深い赤色
  • 1枚1枚の葉がくびれのある矢印のような形
  • 幹に子株ができる

とこのような感じです。

「こんな感じ」と言うのは、アガベに限らず植物全般的に言えるんじゃないかと思いますが、

「実物を知っている人に実物を見て確認する」

のが一番です(^^;) 特にアガベやその他多肉植物は斑が入ると形状が変わるものもあったりするため、画像だけで判断するのは慣れないとけっこう難しいです。

特に特徴が出てない小さい苗!

実際に斑の入り方が違いますが吉祥冠とアガベ・ポタトルムを見比べてみると

 

アガベ・ポタトルム 白斑

こちらがアガベ・ポタトルム。白外斑です。

トップの画像から出た子株です。

斑の入り方が違うだけとちゃうんか・・・・・????

となった人、いらっしゃると思います。

これら2つは斑の入り方が違うので別物と判明しやすいですが同じ斑の入り方をしていたら、なかなか判別しにくいです。

まぁ、何が言いたいかと言いますと

特徴を掴むには実際に実物を見て比べよう!

ということが一番良いです。

育て方

育て方は基本的なエケベリアなどのベンケイソウ科の多肉植物と同じでOKです。

水やり

真夏でも10日に1回で十分に育ちます。年中通じて水を与えすぎると根が腐る可能性があります。真冬はほぼ与えなくて良いと思ってもらってもよいです。

エケベリアなどと違い、アガベは腐った個所を切って傷口を乾かしてもそこから発根する可能性が決して高くないです。根腐れさせた株は真っ二つに割るか胴切りして子株を強制的に吹かせたほうが良いです。

胴切りなどについてはピンキーの記事にまとめてありますのでよろしかったらこちらを↓

アガベの最高峰 'ピンキー'について。世界中の愛好家さんが欲しがる究極の人気種。斑がキレイ!

置き場

基本的にこちらも陽当たりが良いところで。日照量不足になると葉色が汚い緑色になり葉が地面に向かって垂れます。画像のように上に向かって反りません。

日光がほとんど当たらない室内での管理はNGです。

耐寒性

耐寒性ですが最初のデータに-3℃と書いてありますが、これは僕が実際に露地放置した時の最低気温です。

実際は-6℃くらいまでは問題なく露地で越冬できるだろうと言われています。

しかしながら大株と子株や寒風が当たる当たらない、などの環境や個体の大小の違いでけっこう左右されるので、0℃くらいに下がる時期になったら防寒対策はしたほうが良いです。

雪や霜は寒さと一緒に考慮しないといけない事項ですが、

吉祥冠を含めポタトラムなどのアガベは多少の雪や霜には耐えますが、根が凍ったり生長点が雪や霜でやられると枯れます。

年中露地で放置できる地域は

都内や伊豆半島や浜松や渥美半島など

「まれに雪が降る」ような場所と思われた方が損をしない気がします。

増やし方

「根上がり」ではないですが、株元に子株が付きます(^^) 全部取ってしまってキレイな状態の画像ですが。

「吉祥冠」に関しては子株が株元からガンガン出てきますので、上で書いたような事態にならない限り胴切りとか割ったりしなくてもよいかと思います。

他の斑入り種

トレードウィングス

見た目はポタトルムのクリーム斑そっくり(^^;)

確かアメリカ産の「吉祥冠」だったはずです(間違っていたらごめんなさい)。

「吉祥冠」のタネから出た品種を選抜してできた個体というのか品種です。

もともと「吉祥冠」はアガベ・ポタトルムの実生から生まれたモノで、その「吉祥冠」をタネ播きしてできたのがこの「トレードウィングス」

という理解するのに数秒を要すアガベです(^^;)

気温が低くなるとこんな感じで斑がピンクっぽく色付きます^^ けっこうキレイ。

白中斑

レア・アガベの最高峰に位置します。

通称:「吉祥冠白中斑」ですね~レアです。

真夏の高温多湿状態にそれほど強くなく夏の間の熱を持った直射光に当てるとすぐに斑の部分が焼けてそこから腐り始めて最終的に亡くなる

という直射光でやられる、というアガベらしからぬ「負」の特徴があります。

育てるのも増殖も気を使い難しいので「レア」なんだと思います。

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というわけで今日は色々なアガベ '吉祥冠'でした~

ではでは~(^^)v

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