どもども~(^^)v
メリカ キリアタ(Melica ciliata)とあまり馴染みないグラスについてです。
他の種類のイネ科と比べて大きめの穂(7cmほど)が上がります。
穂はシルバーや銀色と言われますが、色は徐々に変わっていきます。
春頃に大きめの道路の中央分離帯を白というか銀色で埋め尽くすチガヤと近い時期に穂があがります。
画像とデータ
- 学名:Melica ciliata
- 別名:シルキースパイク・ガヤ
- 分類:イネ科
- 原産:欧州、北アフリカ
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 5a(-28℃前後)
- 花期:春
大きめの穂の割に草丈はそれほど出ません。
そのため植栽で使用される場合は手前に配置した方が無難かなっと思います。
少々の水切れもそれほど問題ないので鉢管理も良いです。
高さは60cm、株張りは30cmを目安にしてください。
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穂
穂が上がる時期ですが原産地ですと7月ごろからのようなので、意外と気温で左右されやすいのではないかと思います。
太平洋側の暖地基準で3月から4月の気温が平年より高いと5月の中旬あたりから穂が上がります。
色の変化
上がり始めた穂は茶色っぽいです。
正直この穂を見たときに
となりました。
というのも英名を訳すと「絹のような光沢のある」という名称が付けられているので、
穂の色は最初から「シルバーっぽい」という印象がありました。
そのため茶色の穂が現れた時には「ん?」となりまして。
穂が上がり数日経過すると徐々にだいぶ「それ」っぽい姿に。
なんとなく金色で「絹のような」感じはまだ現れてない様子。
上の方でも書きましたがメリカ・キリアタは穂は大きいですが穂の色がチガヤ系の雑草に似ている時期があります。
ちなみにこの棚の下に生えてたのがこちら。
メリカ・キリアタの穂と違うのは大きさだけと思えるほど穂の色は似ていると思いませんか?!
人によっては
ココがダメ
雑草なんかを生やして・・・みっともない!
と言われるかもしれません。
それでさらに数日後にようやくらしい姿に。
この「モワッ」っとした感じが約3週間くらい続きます。
3週間くらい続くと徐々にワタ状の種が飛んでいきます。
ですがそこそこの強い風の日でもあんまり飛んでいかず、気が付いたら「なんかボリューム減ったな」ほどのスピードで飛んでいきます。
タンポポのように数日で何にもなくなる、とった感じではないです。
穂の色変化まとめ
この通りに割き始め時間が経過していくと
と変化します。
茶色の穂は出てから徐々に金色になり数週間後に銀色っぽくなります。
茶色の時間が一番短かったかなっと思います。
育て方
「育て方」といってもイネ科ということもあり、かなり強い部類に入れても良いかなっと思います。
なかなか簡単に枯れることはないかと思います。
余計なことかもしれませんが、「枯らそう!」という強い意志を持って挑まない限りは枯れないのでは?とさえ思います。
耐寒性
冬季はほぼ地上部分を枯らして越冬します。
根腐れに強く、とりあえず根が生きてさえいれば翌春現れます。
耐暑性
高温多湿にもそれなりに強いです。
極端な例ですが。沼地みたいな土で水気が四六時中存在している場所のような株元に常に水分にさらされている環境でない限りは枯れないのでは、と思います。
他のイネ科と同じように乾燥にはけっこう強いので、日当りがかなり強く乾きやすく何を植えても枯れるという場所でもおそらく問題なく育つのではないかと思います。
秋植え
出来たら、ですが春に穂が上がるので苗を秋に植えて数か月間しっかりと根を張らせると良いです。
2月や3月に植えるよりも穂の数が多かったり見ごたえのある株に育ったりとメリットが多いです。
というわけで今日はメリカ キリアタでした~
ではでは~(^^)v