どもども~(^^)v
高温多湿に弱いというイメージが強く太平洋側の暖地では「夏に溶けてなくなる」ものが多く、憧れを持っている人が多いものの育たない印象が付いてしまっているゲラニウムですが、
カルミナはクロバナフウロソウと並んで高温多湿に対しては「最強クラス」と称しても良いんじゃないかと思うほど、問題ないです。
愛知県尾張地方というか名古屋市内で地植えしても夏越しするのでおすすめですよ~。
画像とデータ
- 学名:Geranium x cantabrigiense 'Karmina'
- 別名:
- 分類:フウロソウ科
- 原産:イングランド
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 5(-28℃前後)
- 花期:春
さて、今回のゲラニウムはカルミナですが交配種になります。
ゲラニウム・マクロリズムとダルマチカムとが自然交配したものを元に作られた品種です。1974年にイングランド・ケンブリッジ大学植物園のヘレン・ケーファー(Helen Kiefer)という教授が固定化させたと言われています。
カルミナの実物を見ると納得ですが、花はマクロリズムともダルマチカムとも似てます。
草丈は30cm、株張りは50cmを目安に。
花があまり立ち上がらないわい性種です。
陽射しは直射光が1日で4時間くらい当たる環境が良いです。半日陰でも育ちますが、暗いと株は死にませんが花付きが悪くなります
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特徴
香りのある葉
葉はヒラヒラ風になびくような感じではなく、他のゲラニウムと比べてやや硬いです。
そして、
人によっては悪臭と感じるかもしれない少し強い「香り」があります。
甘ったるいような・・・なんて言うんだろ・・・。とりあえず香りというか臭いがあります。
つぼみもなかなか良いです
だいたい毎年4月の後半あたりから開花し始めます。
開花する前に花芽が上がってきて、一番高い所に丸いつぼみが付いて開花します。
個人的に花芽が上がっている株を見るのも好きです。
確証がある訳ではないですが数年見てみて、カルミナは太陽の光に向かって咲くんじゃないかと思います。
上の画像も朝陽が当たる右側のつぼみから開花し始めたのでたぶんそうじゃないかと。
そのためたぶん「ほとんどの花がほぼ同じ方向に向く」んじゃないかと思います。地植えにされる際はこの性質は覚えられておいた方がよいかと思います。
育て方
耐寒性
上の画像では所々赤い葉と緑色の葉が混じってますが秋頃から葉が徐々に赤くなります。
そして葉が丸く縮こまります。
気温が低くなると葉が内側に反り縮こまるのはそういった性質なので問題ありません。
-3℃くらいまでは葉はけっこう残りますが、それ以下、だいたい-5℃以下になるとかなり葉が落ちます。軸というのでしょうか、土の上に枯れ枝が刺さってるような見た目の状態になります。
ですが、国内ではたぶん単純に寒さが原因で枯れることはないのでご安心ください。
耐暑性
上の画像は9/16の状態です。
多くの春咲きの多年草と同じように、カルミナも花が咲き終わると7月くらいから花芽が枯れたり古い葉が落ちたりし、株のボリュームが一時的にかなり減ります。
「なんか花が咲き終わってから調子が悪い!液肥!」
とやると逆に根を痛めたりして最悪それが原因で枯れ死するので、
「あぁ、こんなもんか。」
くらいにドーンと構えてください。
夏越しで気を付けること
アレコレ言葉を使って説明するよりかは、上の画像を見えてもらえれば一目瞭然ではないでしょうか。画像は4月に名古屋市内のど真ん中にある元市営の庭園施設のフラリエです。
赤い点線で囲ってあるのが、誰にも確認してませんがたぶんカルミナです。葉が臭かったし 笑。
画像の左端に黒い給水管がありますが、自動で潅水できるように引いてあるのでしょう。カルミナの真下を通ってます。
ですが砂は川砂っぽくさらさら。
しかも池に向かって勾配が出来ているので水が滞留することはまずないでしょう。カルミナ付近にほとんど何も植物が埋えられていないので株元に風の通りも良さそうで、蒸れることもないでしょう。
朝陽はしっかり当たりますが午後からの陽射しはまず当たらない場所です。
「若干暗いかなっ」と思い花の咲き具合が気になりますが、植栽される人などで地植えにされる際はこのような条件を参考にされると良いかと思います。
レンガや石作りの花壇のすぐ脇なんかもアリかなっと。
特にレンガは吸水力に優れているので土の中の水分を吸ってくれますからね。
このブログではその他の育てやすいゲラニウムをまとめてありますのでよろしかったらご覧ください。
というわけで今日はゲラニウム 'カルミナ'でした~
ではでは~(^^)v