どもども~(^^)v
今日はうるさくない薄い紫花でトゲトゲが特徴的な葉を持つ植物についてです~
画像とデータ
- 学名:Berkheya Purpurea
- 別名:パープル・ベルケア、ズールーの戦士
- 分類:キク科
- 原産:南アフリカ
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 6b(-20℃前後)
- 花期:春
あまり痛そうではないトゲが地味に痛い、いや決して地味ではないか・・・・けっこう痛いです(-_-;)直に触る時はお気を付けください・・・。
キューガーデンのサイトにもこのベルケアについての「危険なこと」という項目に「鋭いトゲ」と記載されてました。
別名に「ズールーの戦士」とありますが南アフリカにはズールー人の「ズールー王国」とう国が昔あり、
その王国は英国に負け統治されたのですが、おそらくこのトゲが強烈なためベルケアに名付けられたのではないかと思ってます。
ちなみにキューガデンの「危険なこと」という項目って他の植物の項目を見ると、「毒」的な要素のためのモノばかり載っているので・・・なんかベルケアだけ扱いが違う感じがしますが 笑。
草丈は60cm、葉張りは40cmを目安に。
花は直径が8cmほでになりけっこう大きい花が1株で10~15ほど咲きます。花びらが意外に硬く、多少の雨では花びらは落ちません。
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ベルケア・パープレアについて
ベルケアという植物は現在75種類確認されていて、このベルケア・パープレアは黄花か白花がほとんどのベルケアの中で唯一の紫色の花を咲かせる種です。
原産地の南アフリカでは喜望峰がある西ケープ州の主に標高が1500m~3000mの地点の開けた場所に自生していて、1838年にフランス人の植物学者によって発見されました。
最初は由来はわかりませんがストバエア・パープレア(Stobaea・purpurea)と名付けられたようですが1872年に現在の名称に変更された経緯があります。
乱獲のせいかどうかわかりませんが、現在絶滅危惧種に指定されている植物になります。
ちなみに白花もあります。
こちらをご覧ください ➡ 白花のベルケアです。ベルケア・キルシーフォリアです。
育てやすいです(トゲに刺さる点を除けば)。
標高がやや高めのところに自生している割に、高温多湿にも耐性があり日本の暖地でも十分に育ちます。
6月末から9月までの湿度が70%を毎日超える愛知県西部でも気に掛ける必要なく勝手に育ちます。
開けた場所に自生しているのでもちろん日当たりはよいところで。
鉢での管理でも追肥も植え替えをしなくても2年くらいはよく育ちます。
しかしながら1点注意した方が良いのは「開けた場所に自生している」ため
- 風の通りが良くない場所
- 多湿になりやすい場所
- 水はけの悪い土質
に植えると夏越しができない場合がありますので注意してください。密植は避けたほうが良いです。
虫もあまり付きませんが
ナメクジに花を食べられることが
虫は苗や株が小さい時にハマキムシが付くことがありますが、あとは花がナメクジに食べられることがたびたびあるので気を付けましょう。
暴れます
開花後の夏頃からは一旦株のボリュームが減りますが、秋口あたりの最高気温が30℃を下回ってくる時期からまた勢いを盛り返してきます。
この生育サイクルは他の宿根草というか多年草と同じですね。
鉢で育てても上のような形に「花芽が多頭になる」というのでしょうか、このような感じに育ちます。
地植えですともっと暴れると思いますので、邪魔な部分は予め切り落としておくと良いかと思います。
・・・・暴れすぎる前に切っておかないとトゲだらけの株に手を突っ込まないといけなくなりますよ~笑
こぼれ種で増える?!
温室を閉めようと敷地内を見ながら
「気温も上がってきたし雑草が増えてきたなー」
っと思っていたら、明らかに「雑草っぽくない」草が。
人目でわかるベルケア感。
葉に特徴的で「好戦的な」トゲがあります。痛いです。
どういった条件でこぼれ種で自然に発芽したのか、
など詳しことはまったくわかりません。
ベルケア・パープレアの大株はこの場所から50mくらい離れたところにありましたが、
温室の反対側になるので飛ぶと言ってもどうやってここに着地したの?
と言う場所です。
発芽した場所からわかるのが
やや大きめの砂利と水を良く吸うコンクリの脇
ということなので、砂っぽっかったり常に乾いている場所ならチャンスがあるかも?!っと思いました。
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というわけで、今日はベルケア・パープレアでした
ではでは~(^^)v