バックホウシア レモンマートル

オンラインショップはこちら

PR バックホウシア(レモンマートル) 花木

【−5℃で屋外越冬】レモンマートル()は寒さに強い?実体験で分かった耐寒性

2017年4月17日

どもども~(^^)v

レモンのような強い香りで知られるレモンマートル(Backhousia citriodora)。

「熱帯原産だから寒さに弱い」

「冬は室内管理が必須」

そんな情報をよく目にしますが、実際はどうなのでしょうか。

私は4〜5号鉢サイズのレモンマートルを、

−5℃前後・降雪あり・防寒なしの屋外環境で越冬できるかどうか放置してみました。

結果として、

  • 冬は一度“完全に枯れたように見える”

  • しかし春にしっかり芽吹き

  • 最終的に全株が生存

という、一般の定説よりも“現場の結果”が得られました。

この記事では、

  • レモンマートルの実際の耐寒性

  • 霜や雪に当たったときの挙動

  • 「枯れた」と判断する前に知っておくべきこと

についてまとめてあります。

本文のデータや写真等はすべて筆者自身の観察によるものです。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

バックホウシア レモンマートル

小さい花が集まって咲き進むと楕円形になります。 1つの花の大きさは5mmくらい。

  • 学名:Backhousia citriodora
  • 別名:レモンマートル
  • 分類:フトモモ
  • 原産:オーストラリア
  • 形態:耐寒性常緑樹
  • 耐寒性:USDA 8b(-6℃前後)
  • 花期:夏

現地のオーストラリアでは精油や香草的な役割として昔から使用されるようです。

あまり知られてませんが日本国内でもレモンマートルの愛好家は少なからずいます。

オイルの抽出であったりその効能とかそういったことは僕はまったくわかりませんので、このページでは主に育て方や耐寒性など生育的な内容がほとんどになります。

 

現地では樹高が8mほどになるようですが、国内で流通しているものはせいぜい大きくても70cmほどで、国内で8mにしようと思うと場所や施設を選ばないといけなんじゃないかな。

スポンサーリンク

レモンマートルの耐寒性【結論】

結論から言うと、レモンマートルは
−5℃前後の寒さと降雪があっても屋外で越冬可能です。

ただし、冬の間は地上部が枯れたような見た目になります。

「越冬は可能」でも、冬は見た目が枯れたようになります。春(5月中下旬)の芽吹きまで“待てるか”が勝負です。

−4℃+降雪での冬越し経過

ただしこの見た目は「即死」ではなく、春に芽吹いて復活する“冬の顔”でした(後半で写真つきで解説します)。

バックホウシア 耐寒性

数日続いた-4℃な日+数回の降雪でこのようになります。

このような見た目です。

ココがポイント

4号~5号鉢程度のサイズのレモンマートルは-4℃+雪に降られると上のように枯れたようになります。

 

以前レモンユーカリを販売した際に北国のお客様から耐寒性を尋ねられたことがあり、熱帯系のモノなので冬越しは必ず室内で、それと凍らせないでください、

とお伝えしたところ

 

お客様の声

-5℃くらいまで大丈夫と聞いたことあるのですが、実際のところどうなんでしょう?

とさらに質問を頂きましてね。

「えぇ!そうなの???-5℃でも問題ないの???」

というのが正直な感想だったので、

 

それなら

上の枯れ枯れ画像の真上の様子。何も防寒されてない露地です。

温室脇の苗置き場へ9月から放置。

 

で、3月頃にその後の様子を確認し上の画像のように枯れていたわけなんですが・・・・。0℃くらいにの時に枝を折ってみたらまだ「生きてる感」がありましたが、

最低温度が-4℃前後の寒さだったが何日か続いた後にまた枝を折ってみると、「生きてる感」がなく気温が上がってきてもそのままの状態でした。

 

もう一つ、他の場所に置いた株で、霜&雪除けできる場所だけど寒風がガンガンに当たる所にあった株もそろってご臨終したように見えます。

すべて5号鉢に入り樹高が約40cmあるそこそこの大きさの株でした。

 

それでバックホウシア(レモンマートルの耐寒性について検索してみると、オーストラリア国立植物園に関連するサイト(オーストラリア公式の植物標本集?!)の中にバックホウシア・シトリオドラ(レモンマート)の頁があったので読んでみると、

バックホウシア・シトリオドラ(レモンマートル)を含むその他のバックホウシアが多くが自生している1つの場所として、

よく茂った高木などに覆われている熱帯峡谷の中にあるオーストラリア国立植物園があります。そこは-8℃まで下がった年があります。

しかしながら株が小さく若い状態や柔らかい新葉が多い株は霜除けをする必要があり、

ある程度育った株でも露地に植える場合は、なるべく霜が当たらない場所に植えたほうが良いでしょう。的な内容が書かれています。

要するに「−8℃まで下がる年もあるが、若木や柔らかい新葉は霜に弱い。植えるなら霜が当たりにくい場所とそれなりに育った経年株が無難」という話です。

オーストラリア公式植物標本集はこちら→ ANBG

耐寒実験の結果は春に芽吹きと復活

耐寒性がどれくらいか?を知るために屋外の完全露地に放置してあった株ですが・・・・

GW頃になると、枯れ葉の間から新芽を確認。
最終的に、実験に使用したすべての株が生存していました。

レモンマートル 耐寒性

あれ・・・・緑色の葉が出てる・・・・

枯れ葉の合間から緑色の葉が見える・・・・

バックホウシア 耐寒性

雑草・・・・????

雑草だろう~まさか露地で冬越しは無理でしょ~とさらに目を凝らすと・・・・

芽吹きしてる・・・・

枯れてない・・・・芽吹きしてるわ・・・・

レモンマートル 寒さ

1鉢も枯れてないし・・・・(@_@;)

実験用に1年露地にずっと放置し続けた鉢はすべて生きてました。

この年の冬の最低気温ですが、この場所は-5℃まで下がった日がありました。

 

いや~ビックリしました!

オーストラリア国立植物園は嘘をついてませんでした 

 

その後数週間で葉も出揃い、夏になるころにはワサワサの株に。

まとめると、

まとめ

  • -5℃前後の寒さ&雪でしたらまったく問題なく越冬する
  • 芽吹きは5月の中下旬から

 

ということです。

体を張って得られたデータなので有効活用してくださいね

スポンサーリンク

育て方

一番気になる耐寒性については上に書きましたので、あとは水やりでしょうかねぇ。

wikipediaにもあるように熱帯地域の多雨林に自生、とある通り気温が高い時はけっこう水を良く欲しがります。

 

真夏に一度、

「これ、水切れで死んでないか?」

というくらいグッタリさせたことがありましたが、水をたっぷりあげたら葉焼けはしましたが何事もなかったかのように復活しましたので、

多少の水切れを起こしても問題ないのでご安心ください。

特徴

では、その他特徴などを。

レモンマートル

つぼみ

つぼみがなかなかいいな~と個人的に思いました。

けっこう樹勢が旺盛というのか、四方八方に伸びていきその先端につぼみが付きます。

レモンマートル

新葉は霜に弱い的なことを上の方で書きましたが、納得ですね。

刈り込んで新しい葉が出てきた状態。カラフルでイイ感じだと思いましたが、

見るからに柔らかそうで「霜に当たると溶けます」という無言の主張をしてます。

それよりも真夏の強光線に当てても焼けそうですが。

葉は細長いです。やや香ります。

ですが、生の状態よりも

こっちの乾燥させてパリパリの状態の方が断然香ります。

柑橘的な香りがする植物はいろいろありますが、このレモンマートルは僕の中ではそれでも2番目かな~

え?

1番は?

スポンサーリンク

一番はこちらです↓

同じオーストラリア原産の常緑樹でも、レモンユーカリとレモンマートルでは
寒さへの反応に共通点と違いがあります。

レモンユーカリの−8℃での屋外越冬実験については、
以下の記事で詳しくまとめています。

レモンユーカリ耐寒性検証記事

よくある質問:冬に枯れたら終わり?

A. 見た目が枯れたようになっても、株が生きていれば5月中下旬に芽吹きます。判断は春まで保留が安全です。

というわけで今日はレモンマートルでした~

ではでは~(^^)v

※本記事の内容は、愛知県における屋外栽培環境下での実測・長期観察結果に基づいています。
一般的な育て方情報の引用ではありません。

OFUSE

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ショウタロウ

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から園芸業界へ。 知識、経験、資金、人脈もほぼ0の状態から始めた元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。 ⇒もう少し詳しいプロフィールはこちら

-, バックホウシア(レモンマートル), 花木
-, ,