ペペロミアの育て方や種類について。品種の一覧もあります。
ペペロミア カペラータの白花品種
どもども~
ここではペペロミアの育て方や基本情報、はい性などの種類や品種の一覧をまとめました。
19品種あります。他のサイトを圧倒する内容になっています。
ペペロミアって?
ペペロミアは中南米を中心に約1000種類ほど分布しています。コショウ科ですが香辛料のコショウではありません。
主にペペロミアの多くは高木がそびえ立つ熱帯雨林の足元に自生しています。そのためか直射日光が当たらないところでも葉の色が悪くならず、水やりをあまりしなくても問題なく、成長のスピードもゆっくりです。
そのため観葉植物のように室内用の植物として楽しむことができます。アクアリウムやテラリウムで使用する人もいますね。
室内用の植物は最近はインドアプランツやハウスプランツと呼ばれています。
ペペロミアは見た目が多肉植物っぽい種類も多く、日光が必要な多くの多肉植物は室内で管理すると葉の色が悪くなったり不自然な変な形になったりと徒長しますが、
室内でも明るい所に置いておくとそのようになりづらいのも室内用としての利点です。
育て方
ペペロミアは観葉植物やランなどの室内で鑑賞できるインドアプランツの中でも3.5号サイズから5号サイズの割と小さいモノが多く流通していて、コンパクトで場所を取らないということでも室内観賞用植物として理想的と言えます。
日光
半日陰のような直接日光が当たらない関節的な光でも十分に育ちます。
むしろ夏の日差しのように熱を持った光に直接当てると葉の色が薄くなるなどの生育する上であまり芳しくない状態になり、ひどい場合は葉焼けを起こします。
しかしながら、
日光が少なすぎると葉がパラパラ落ちたり、日光が射す方向に伸びていくなど「徒長」します。
このような状態になりましたら、もう少し明るい場所に移動させるか思い切って半分くらいの大きさに切り戻すなどを行ってください。
こうなったら徒長してます
・葉がポロポロ落ちる
・株の先端が光の射す方に伸びていっている(曲がっている)
水やり
ペペロミアの水やりは貯水力のある多肉質な葉の種類が総じて多く、年間の水やりの頻度が少なくて良いです。目安として10日に一回で良いです。
頻度や量が多いと時期によっては根腐れを起こし枯れるので「少なめ」で。
株全体に水をかけるような水やりは腐りの原因になるので、土に水やりするのが基本です。湿度の低い時期にたまに霧吹き等で株全体を湿らす程度で良いです。
参考までに
私の部屋にあるペペロミア 'ロッソ' は9/30に部屋に置いてから11/10までの2か月強の間で3回しか水やりしていません。
寒さ
寒さについてですがほとんどの品種は霜や雪、冷たい風が当たらない等の最低限の防寒を行えば-2℃の状態でも凍傷などの痛みが現れず越冬するものが多いです(※寒さは品種によります。0℃で以下になるとNGなモノもあります)。
寒さにほどほどの強さがあるため一般家庭でも植物を越冬させるためのミニ温室などを用意しなくても「とりあえず室内に入れてあれば」越冬します。
暑さ
ペペロミアはどちらかと言うと寒さよりも高温多湿を苦手としているので夏の間は汚くなった葉を取り除いたり、たまに水やり(少量 多いと根腐れします)を行うなど最低限の手入れだけで良いです。
一番生育が旺盛な温度は18℃から25℃の間になります。
肥料や追肥
成長が比較的にゆっくりな植物なため頻繁に肥料をやる必要がありません。
化成肥料と呼ばれる白い球上の固形肥料を株の大きさに沿った量(3号ポットサイズなら2~3粒)を年に1回か2回、春か秋に置いておくだけで良いです。
頻度や量が多いと肥料過多で徒長することがあるので、水やりと同様に「少なめ」で。
主な手入れ
品種関係なく伸びてきた茎を随時切り取る必要になることがあります。はい性種ですと伸びに伸びたりしてだらしない草姿になります。
また古くなり汚くなった葉は取り除きましょう。
害虫
春と秋にコナカイガラムシ、アブラムシが発生することがあります。
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品種一覧
ペペロミアの主な品種になります。
ペペロミア・コルメラ
キノコというのかとても植物っぽくない姿をしているペペロミア・コルメラ。
ペペロミア ニパドラ
ニパドラと呼ばれるペペロミアですが、おそらくニバリスの変種ではないかと思っています。
下記のリンク先にてまとめました。
ペペロミア・セルペンス
斑入り葉のモノが多く流通しているペペロミア・セルペンスはつる性です。
セルペンスはヘビという意味です。
ペペロミア 'グリーンバレー'
直径5cmほどの少し縮れた葉のグリーンバレー。縮れた葉は小さいカペラータ種のペペロミアを連想させます。
暗い場所に1週間でも置いておくと日照不足で葉がポロポロ落ちます。暗めの場所にはあまり向かないペペロミア。
かと言って直射日光にあたる場所だと葉の色が薄くなります。入手してからは2週間ほど様子を見て適切な場所を見つけよう。
ペペロミア 'ホープ'
丸い葉が可愛らしいはい性のペペロミアです。
暑さにも寒さにも強いため育てやすい品種です。人気が出るんじゃないかと密かに思ってます。
ペペロミア 'ロッソ'
一番人気があるのはロッソでしょう。
ロッソはオランダで生まれた交配種になります。
詳しくは下記のリンク先のページにて。
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ナポリナイツ
ロッソとほぼ同じ形をしています。
メタリックシルバーな葉色がとにかくカッコイイです。他の植物にはないどころか、生き物とは思えない葉色が魅力的です。
国内では流通量が少ない品種です。
オランダで品種改良され発表されました。
スイカペペ
通称:スイカペペです。ペペロミア・アルギレイア(Peperomia argyreia)です。
世界的にも人気のあるペペロミア。葉が丸くスイカのような模様が入っていて愛らしい。昔はペペロミア・サンデルシー(Peperomia sandersii)と呼ばれていたようですが、現在はシノニム(異名同種)とされています。
ペペロミア・グラベオレンス
肉厚の赤黒い葉が特徴的で多肉植物好きにも人気のあるペペロミア・グラベオレンス。
某オクで3.5号サイズでも¥2000を超えてた時があります。
ペペロミア・ベルシャフェルティ
スイカペペ(ペペロミア・アルキレイア)に一見すると似ています。
しかしベルシャフェルティのほうは葉が細長く密集しする。でも基本的な扱いはスイカペペと同じで良いです。
こちらをスイカペペと呼ぶ人がいます。
ペペロミア・クルシフォリア
こちらももちろん斑が入ってないものと入っているものがあります。斑が入っているものは低音になると斑が入っている箇所がピンクに色づきます。
斑入り種はジュエリーという名称で販売されています。
直射日光に当てると葉焼けしやすいのでご注意ください。
ペペロミア 'ピクシー'
園芸品種です。葉に全体的にうっすら斑が入っている中に不規則に濃淡の斑が入ります。
やや根腐れしやすく水やりの頻度が少なくてよい低温の時期でも水やりには注意しましょう。
ペペロミア・アングラータ
こちらも暗い場所に1週間でも置いておくと葉がポロポロ落ちます。
ですが直射日光の当たらないやや明るい場所を好みます。
ペペロミア・オブトゥシフォリア
斑入りも斑入りでもないモノも流通していて古くから日本にあるペペロミアです。株が育つと葉は5cmほどの大きさになります。
ペペロミア・カペラータ
花に色が付いた品種や葉の縮れが多かったり丸っぽい品種、葉の色が濃い品種など色々な園芸種があるカペラータ。園芸種として一番種類が多いんじゃないかと思います。
比較的に育てやすい種類です。
ペペロミア’ハッピービーン’
「さやえんどう」のさやの部分のような形の葉が特徴的なペペロミアです。
個人的に一番育てやすいペペロミアだと思ってます。
ペペロミア・ルベラ
葉の表面が黒っぽく裏側が朱色っぽい通な人が好みそうな色合いをしています。葉の形は細長く葉脈が白っぽく色付いてます。
はい性のように茎がよく伸びます。
ペペロミア・バーティキラタ
葉の色や形、茎の伸び方とパッと見でペペロミア・ルベラとそっくりなバーティキラタです。
高温の時期は花が咲きづらいペペロミアですが、バーティキラタは比較的に花が咲きやすいです。
ペペロミア・スカンデンス
オブトゥシフォリアにどことなく似ているペペロミア。木立のように仕立てられている株が多いです。
その他
小さい丸葉で横に広がっていくペペロミア・デピーナ、
などがあります。
直射日光を長時間必要な植物を部屋の中で管理すると徒長し形が崩れたり株全体の色が悪くなったりしますが、ペペロミアは関節光でも徒長せずに育つために観葉植物のようにインドア・プランツやハウス・プランツとしては最適でこれから人気が出てくる植物ではないかと思っています。
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