どもども~(^^)v
今日は得意分野です~
画像とデータ
- 学名:Euphrobia characias
- 別名:
- 分類:トウダイグサ科
- 原産:ポルトガルなど西欧
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 7b(-15℃前後)
- 花期:初春
個人的に「キモかっこいい」と思っている草花系のユーフォルビアですが、原種のこのカラキアスは一番代表的ではないかなと思います。
高温多湿にも強く寒さにもわりかし強いので育てやすいです。
草丈は2m前後、株張りは1mほどを目安に。上手に育てると3mほどの高さにできます(知り合いの人が3mの高さを超えるまで伸ばしたことがあります)。
特徴
原種のカラキアスの特徴ですが、
メモ
- 苞(花と認識されている部分が)の咲き始めがブラウン色で、徐々に黄色がかってくる
- 草丈が2mほどになる
- 葉色は緑色が強い
- こぼれ種で増殖しやすい
原種のカラキアスの主だった特徴は上記の4点です。
ウルフェニーとの違いは?
苗の状態では見分けがほぼ不可能なカラキアスとウルフェニー(E.wulfenii)の違いについてです。
どっちかどっちかわからないと尋ねられます。ですが、カラキアスとウルフェニーとの決定的な違いはあります。
ポイント
- ウルフェニーは草丈が最大でもせいぜい100cm
- 原産地がトルコやバルカン半島、南欧州が中心
とこの2点になります。
原産地の違いという見た目が違うという点は把握しずらいですが、
見た目の違いとしては、ウルフェニーの草丈はカラキアスと比べるとかなり低いです。
完成形を見比べるとよくわかります。カラキアスは大きいです。
またウルフェニーとカラキアスでしたら、湿度が高い夏に強く育てやすいのは断然カラキアスです。
ウルフェニーはどうも多湿の環境が苦手です。
ウルフェニー自体はカラキアスの分布エリアが違うだけの亜種なので、元々はカラキアスなんですけどどうも日本の高湿度に対して弱いです。
イロイロな種類があります
カラキアスはホントに種類が多く、斑の入り方や葉色の濃淡、苞の色の違いなどでけっこう細かく分けられていて何がどう違うかは実物を見て比べないと判別しずらいですが、
- ブラックパール
- ブルーヒル
- ラムブルックゴールド
- グレイシャーブルー
- テルマズ ジャイアント
- シルバースワン
- タスマニアンタイガー
- バローシルバー
- エンマーグリーン
- ジョン トンムリソン
- ハンプティダンプティ
- ウルフェニー
- ペリーズウィンターブラッシャー
などなど、まだ他の種類も存在していると思いますがざっとこれくらいはあります。
日本国内で流通している品種はまだまだほんの1部です。
英国王立園芸協会に登録されている品種にはカラキアスから派生した種だけで35種類はあるようですが、僕もまだネットでしか見たことがない種類がたくさんあります。
ブラックバードなどは交配種なのでここには入れてません。
参考記事
育て方
育て方や切り方、追肥などは他サイトにはない情報量にてまとめましたのでこちらをご覧ください。
画像をたくさん使用し解説いたしました。
倒れ防止
知り合いでこのカラキアスを3mの高さにした人がいますが、特別な事をしなくても苗を植えて2年後くらいには1mの草丈になります。
それに伴い株の張りも広がり・・・とけっこう上にも横にも広がります。
またユーフォルビアは基本的に頂芽に花が付きますので、しかもけっこうボリュームがありますので株がある程度の大きさになり花も大きくなってくると
倒れることがよくあります。というか倒れます。
倒れたからと言って株が枯れるわけではないですが、倒れた先に何か植れられいたり通り道を塞いだりすることがあるのでヒモで起こしてやると良いでしょう。
ヒモではなんか味気ないですっという方には、半円の形をしたスタンドアップガードと言って、キクやユリなど背が高くなり花が大きいため倒れてしまう植物を支える便利な道具があります。
上部の半円になっている部分に茎を集めてもたれかかせる、というものです。
緑色の支柱を使うのにはちょっと・・・・という方にオススメです。
もちろんカラキアス以外の植物にも使用可能です。
最後に。大きくなって1つの紐に縛られ集められた'ブラックパール'です。上のスタンドアップガードはこの画像のように「まとめて、立たせる」時に重宝しますよ