(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

クラリーセージの育て方。学名はサルビア・スクラレア トルケスタニカ 。オニサルビアと呼ばれるものの変種です。

2016年11月4日

どもども~(^^)v

 花もガクも綺麗で草丈が1mを超え存在感バツグンのクラリーセージの育て方や性質について。

学名はサルビア・スクラレア トルケスタニカ(Salvia sclarea varturkestanica)とやや言いにくいサルビアです。

1mを超え大きく育つため和名では「オニサルビア」と呼ばれることあります。

 

このページでは育て方は性質などを解説しています。

またこのページ内では学名のサルビア・スクラレア トルケスタニカではなくクラリーセージで統一しています。

画像とデータ

この記事内のサルビアの画像はすべてまーちゃんより画像を頂きました

  • 学名:Salvia sclarea var. turkestanica
  • 別名:トルキークラリー、オニサルビア
  • 分類:シソ
  • 原産:南欧、中央アジア、北アフリカ
  • 形態:耐寒性多年草(または二年草)
  • 耐寒性:USDA 7a(-18℃前後)
  • 花期:初夏

トルケスタニカはトルコから来た、という意味ですが実際は北アフリカなどトルコ以外にも自生してます。

クラリーはclearという意味のようで、澄んだとかキレイなという意味ですね。

 

性質は越年草とも言われる二年草で、環境が合うと多年草化しますが基本的に短命なのは変わりませんので二年草として考えると良いです。

冷涼な地域でしたら、こぼれ種での自然増殖が高い確率で臨めるます。

 

このサルビアは花が終わっても色づいたガクが残って開花しているように見える(遠目から)サルビアです。

明るい半日陰程度でも花数は多少減りますが育ちます。

草丈は1m、株張りは60cmを目安に。

「オニ」の理由

ガクの色と花色の対比が良い。

サルビア・スクラエラは和名で「オニサルビア」と言われますが、日本語で「オニ」という枕詞が植物の名前に付きますと、

大抵その種類の一部分が何かしら・どこからしらが「大きい」という意味になります。

 

逆の意味で「ヒメ」と名つくものがありますが、こちらは「小さい」という意味になります。

「オニ」という枕詞が付いていて知られている植物ですと、子供が乗っても沈まない

 

植物で「オニ」という枕詞が付いて有名なモノというと、

Photo credit: Scott Zona on Visual Hunt / CC BY-NC

 

「オニユリ」ですね。

 

サルビア・スクラエラは草丈が1mを越えるため、「オニ」という和名が付いたのかと想像してます。

1m以上の草丈になるサルビアって他にもありますが、株張りもそれなりにあり存在感があるので「オニ」という枕詞が付いても良いかと思います。

 

ということで草丈が1mを超えパッと思いついたモノですと、ホワイトセージと呼ばれ人気のあるサルビア・アピアナ(Salvia apiana)なんかも数年経つと花芽が伸び2mほどの高さになりますね。

性質

ちゃんと育つとこんな感じに脇芽がたくさん出てきて豪華になります。

ではこのサルビア・スクラエラ トルケスタニカはどこがオニな理由ですが上の画像を見てもらえれば一目瞭然ですね。

草丈もそうですが

「ガク」

も大きいですよね。

 

サルビアの花を知らない人はきっと「ほんのりピンクがかった葉のような形のガクが花なんじゃないか?」と思うほど大きいです。

アジサイのガクくらいの大きさはあります。

 

そしてそれ以上に大きい花。

これらの部分からも「オニ」と呼ばれても納得でしょう。

 

また他にこのサルビアの大きい個所と言うと、葉の1枚1枚が大きく比較的に栄養状態も良く適した場所で育つと1枚の葉が30cmになることもあると言われています。

対象に葉が展開していくタイプのサルビアなので1枚が30cmということは対象なので

 

ポイント

株張りは必然的に60cm以上になるため、植える時には一応この大きさは考慮したほうが良いでしょう。

 

回りにはデルフィニウムやジギタリスのように草丈が高くなり似たような性質であったり環境を好むモノを植え込んだりするとよいです。

ニゲラやラークスパーのようなどちらかと言うと引き立たせられるような、

草丈50cmほどで花色があまりクドクドしくないものなんかとの混植も良いのではないかと思います。

育て方

つぼみの時はうな垂れ、開花の時は反り立つ。

育て方ですが難しくありません。

 

ざっくり言うと

  • 日当りの良い場所でも半日陰の場所でもOK
  • 根腐れすることがあるので傾斜のある場所や水はけの良い土壌に
  • カメムシやアオムシなどの害虫が寄ってきます。

 

といった感じです。

害虫に関しては満開辺りから寄ってきます。

耐暑性

原産地がトルコなどですが、真夏は40℃以上の気温になることもありますがこの辺りは基本的に年中湿度は低いです。

 

そのためこのサルビアは高湿度や蒸れにはあまり強くはありません

 

いつまでも水気が残る保水力のある土壌のところに植えると、開花してさぁ~これからが!って時に頂上部分からしおれまさに「枯れた」見た目の状態になることがよくあります。

湿度が上がってくる時期に開花期を迎えますので気を付けてください。

 

できれば植えるときには傾斜になっていて雨が降っても流れていく場所や、水はけの良い土の場所に植えると良いです。

耐寒性

白花とも合う。ある年の@ _rosebranch_ さんにて。

寒さにはそこそこ強いですが、雪や雨などで土が湿るとなかなか乾いた状態にならない場合があります。

そういった時に根腐れが起こることがあります。

その場合はやや畝を作ったり藁を引くなどし、冬の間に根腐れを起こさないような工夫をされると良いかと思います。

もっと詳しく

二年草?多年草?

つぼみの時はうな垂れる。

二年草の性質ですが、条件が合うと翌年も同じところで咲いてくれます。

そしてけっこう高確率で株は残ります。

 

僕が住んでいる愛知県の海抜100m地点でも多年草化してます。

 

暖地ではなく、夏が比較的に冷涼な土地ではこぼれ種で増殖します。

けっこう雑草のごとく増殖するのでお気をつけください。

植え付け時期

植え付けは9月から12月の間になるべく終えておきましょう。

秋植え推奨です。

 

理由は

 

ココに注意

植え込みが遅いと根張りが弱く株が充実せず、その状態で開花期を迎えると思ったよりも大きく花芽が上がらず、最悪開花しない場合があります。

 

春に咲く宿根系の草花はクラリーセージも含めて地域差はありますがなるべく12月20日くらいまでには植えてくださいね。

 

秋冬植えの宿根草の植え込みについてはこちらへ。

 

 

今回は栽培経験がしっかりあるのでサルビアで困ったらいつものサルビアに関するバイブル的で唯一有無のA Book of Salvias: Sages for Every Gardenには頼りませんでした。

というわけで、今日はサルビア・スクラレア トルケスタニカ(クラリーセージ)でした~

ではでは~(^^)v

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