どもども~(^^)v
メキシカンハットなどと呼ばれるラティビダのレッドミジェットの育て方についてです。
正式名称はラティビダ・コルムニフェラ フォールマ プルケリマ’レッドミジェット’(Ratibida columnifera f. pulcherrima 'Red Midget')となります。
名称の説明もいたしました。
暑さ・寒さには強いですが、案外高湿度の環境には強くないので水やりと夏越しに気をつけましょう。
画像とデータ
- 学名:Ratibida columnifera f.pulcherrima 'Red Midget'
- 別名:
- 分類:キク科
- 原産:北米
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 4(-28℃前後)
- 花期:初夏
レッドミジェットですが下記にも書きましたが、他のラティビダと比べると草丈が低く花びらに黄色い部分が少ないのが特徴です。
原種となるラティビダ・コルムニフェラは黄色の部分が多いです。
別名の欄は空白にしましたが、原種のラティビダにはプレイリー・コーンフラワー、メキシカン・ハットなど別名がいくつかあります。
メキシカン・ハットは見ての通りですね。
プレーリー・コーンフラワー (Prairie Coneflower)については、Prairie = 草原、Coneflower = コーンフラワー(トウモロコシのような花) という意味になります。
原産地域は草原のように高木ほとんどない場所で自生しています。
プレーリーはプレーリードッグの「プレーリー」ですが、プレーリードッグが生活している様子をテレビなどで見たことがある人は多いと思います。高い木がない草原に暮らしていますよね。
それでプレーリーはともかく、「コーンフラワー」って何?
となりますよね。僕もコーンフラワーってどう説明して良いか悩みます。
ラティビダが「コーンフラワー」と呼ばれる所以はこちらです。
花びら(舌状花)が落ち、ラティビダの特徴である細長く伸びた筒状花が残った「咲き終わった」状態ですね。
この状態がとうもろこしに見える・・・・のでコーンフラワーと呼ばれる理由です。
黒くなっている部分は時間が経つと種になります。
草丈はだいたい60cm、株張りは30cmを目安にしてください。
レッドミジェットは原種や他の種類のラティビダと比べて草丈が伸びず小さいのが特徴です。
一般的なラティビダは草丈が1mを超えるものが多く、茎が細長い割に花が重いせいか支柱がないと倒れる種類が多いです。
その点でレッドミジェットは草丈が低いせいか倒れることがあまりありません。
育て方
日当たりが良い場所は必須です。
日当たりが悪い場所は育たないと言っても過言ではありません。
日当たりと同じくらい気をつけたいことがあります。
高湿度が苦手で、特に保水力のある土を苦手としています。
耐暑性
なぜ?
ラティビダって暑さに強いって聞いてるけど何回やっても夏の間に枯れますが!
っとラティビダを植えてみて疑問に思っている人はいらっしゃるのではないでしょうか。
メキシカンミジェットも含めラティビダ全般は高温には強いものの、高湿度には案外弱いです。
このページの最初の方に「草原」について説明しましたが、ラティビダが自生している地域では線路沿いや荒地などでも自生しているようです。
草原・・・線路沿い・・・荒地・・・っとこれら3つの単語はラティビダを育てる上でけっこう重要なワードです。
知り合いの方のお庭で何年モノのレッドミジェットが育っているのを見せてもらったことがありますが、
けっこう急な斜面で掘るのには掘ると手のひら大の石が出てくる場所でした。
それと荒地で自生するので、風の通りが悪く肥料や水をどっさりもらえる環境は苦手ととらえて良いです。
ココがダメ
つまり高い気温には耐えるものの、空気が滞留するなど風通しの悪い環境や保水力のある場所や土に植えるとけっこうな確率で根腐れして枯れます。
そのため他の植物と混色や密植えは避けた方が良いかと思います。
花壇に植えられる場合は手前の方が無難かなと。
それと意外と水切れにも強いので、水やりは控えめでも良いです。
耐寒性
冬の寒さについてはそれほど気にしなくて良いかと思います。
長野県の1000m地点で宿根しているのは確認していますし、
「Ratibida snow」や「Ratibida winter」で画像検索すると刈り取られず枯れたままの状態でフラワーヘッド(枯れた筒状花の部分)に霜や雪が積もっている様子が見つけられます。
ただし水はけが悪く雪解けの水が抜けにくい土質や場所だと根腐れを起こすかもしれないのでお気をつけください。
耐寒性は問題ない気温なのに植物が枯れる原因は?寒さだけではない可能性が高いです
というわけで今日はラティビダ(メキシカン・ハット) レッド・ミジェットでした~
ではでは~(^^)v