(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

ユーフォルビア 'ブラックバード' について。レッドウイングの選抜種です。

2017年9月19日

どもども~(^^)v

ユーフォルビア 'ブラックバード' (Euphorbia 'Blackbird') はお庭作りが好きな人は必ず一度は通るであろういくつかある「黒葉」の代表格ではないでしょうか。

今日はブラックバードのあまり世に出てない事柄を短めに。

切り戻しや育て方などは以下の関連記事をご覧ください。

草花系ユーフォルビアの切り方(剪定)について。主にカラキアスとかアミグダロイデスのような常緑系です。

【新芽出てないけど】草花系ユーフォルビアの切り方(剪定) Ver.2 【切ってOK】

カラキアスなどの草花系ユーフォルビアの肥料をあげる時期について。

画像とデータ

ブラックバードの開花間際の様子(^^)

  • 学名:Euphorbia 'Blackbird'
  • 別名:
  • 分類:トウダイグサ
  • 原産:
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 7(-17℃前後)
  • 花期:早春

いきなり個人的な話ですが、ブラックバードは園芸を始めて最初に知った「ガーデニングに使える耐寒性に優れたユーフォルビア」です。

毎年秋や冬にブラックバードを見ると初々しい気持ちになります。一瞬だけですが 笑。

ガクが開く前はちょっとどうなのコレ?というビジュアルです。

ブラックバードは「ノソウリー='Nothowlee' という別名もあるようですが、ここではブラックバードで統一します。

高さは50cm、株張りも50cmを目安に。

ブラックバードが開花すると

思いっきり強烈な日光下でわかりずらいですが、ガクの中の黄い八角形のようなモノが花というか「苞」です(^^;)

ガクの中心にそれらしいモノが3つ並んでいて、卵形のモノが開いて黄色いアメーバっぽい形になると「開花」となります。種もここにできます。

アメーバっぽい形、と形容しようにもどう見てもダニっぽく見えてしまい「アメーバっぽい形」という例えばなかなか出てこなかった自分の語彙力のなさにややショック(~_~;)

ブラックバードの由来は?

画像はBluemoon Cottage さんのものです。

特徴的な通称「赤い目」、開花前から開花している期間の花茎が赤黒く、カラキアスのように上に伸びるユーフォルビアの中では最大で50cmほどの草丈と小型の品種のマーチニーです。

と、ややマーチニーよりの説明になりましたが、

ブラックバードは上の画像のマーチニーの選抜品種なり交配種

と言われていましたが

どうやら違うようです。

ではいったいブラックバードは何なんですか?

という話ですが

 

英国のNotcutts Nursery(ノットカッツ農園?と言うべきかな)がユーフォルビア 'レッドウィング'(= Euphorbia 'Redwing')から出た変異種を選抜して作り上げた品種

 

のようです。

ようです、と書くとアレなんで画像集を見ると納得できるのではないかなっと思います。ユーフォルビア 'レッドウィング'、花色以外はブラックバード感あります(^^)

レッドウイングとブラックバードの違いは画像を見る限り、大差はないように見えますがガクの色と葉の色の濃淡に差があるかなっと。

レッドウイングの実物を見たことがないので断言できないのが心苦しいですが、

ブラックバードはレッドウイングの選抜品種なんだぁ~

くらいのマメ知識程度に。

暗がりでも開花前は目立つブラックバードです(^^)

・・・・でもこれを知ってたら人生のうちに何回か訪れる、

ユーフォルビア 'ブラックバード' についての質問にドヤ顔で答えられて尊敬されるのでは

と思います 。

というわけで今日はユーフォルビア 'ブラックバード'でした~

ではでは~(^^)v

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