どもども~(^^)v
見た目がまるでアガベのようなエリンジウム(エリンジューム)・アガベフォリウム(Eryngium-agavifolium)の育て方についてです。
耐寒性、耐暑性、多湿に対してはどんなものか?などをまとめました。
日当りが良く、乾燥しやすい場所で育つのでドライガーデンにも向きます。
画像とデータ
- 学名:Eryngium agavifolium
- 別名:アガベのような海ヒイラギ
- 分類:セリ科
- 原産:アルゼンチン
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 5(-26℃前後)
- 花期:初夏
主な自生地であるアルゼンチンでもだいたい標高が1000m付近が植生地帯と言われています。
アルゼンチンがどのような気候かまだアルゼンチンには行ったことがないのでわかりませんが、ジャカランダの自生地ということもあり首都・ブエノスアイレスは年中温暖なところなのかなっと思ってますが、
ある海外サイトでは
アガベのような形の植物を庭植えしたいけど住んでるところが寒くて耐寒性に優れたアガベが植えられない!
というお声がありました。
寒さにそれほど強くないジャカランダの自生地の割にやはりある程度標高の所で自生しているだけあり耐寒性に優れているので、このエリンジウムが勧められているようです。
アガベのような存在感はなさそうですが、雰囲気は確かにそれっぽいです。
草丈は60cm、株張りは50cmほどになります。
エリンジウム?アガベ?
それでそもそもなんでこのエリンジウムがアガベっぽいと形容されるかと言いますと、もちろん見た目もそれらしく見えるからなんですが
種小名のagavifoliumという単語からしても
- agavi → agave → アガベ
- folium → 葉
アガベという意味のラテン語と葉という意味のラテン語が合わさってできたものです。
学名の時点ですでに「アガベっぽいもの」と付けられているので、正真正銘の「アガベっぽいもの」なんです。
花の咲き方もアガベとどことなく似てます。
でも、トゲはありますが硬くなくそれほど痛くありません。アガベのように指に穴が空くようなことはありません。葉は硬いですが。
ここまでアガベという単語が並ぶともうエリンジウムなのかアガベなのかわからなくなってきますわ 。
アガベの開花に関してはこちらを ➡ アガベ の花が咲いた時の話です。
育て方
耐寒性
一応データ的には-26℃くらいまで耐えるようです。
僕の下では-7℃程度の寒さは葉が傷んだりせず越冬してます。そのため日本国内では標高3000mとかそういった極地を除いたら、寒さに悩むことはないのではないかと思います。
ちなみに3年くらい植え替えせずに鉢に植えっぱなしの状態にするとこのような状態になります。
たいていの場合は冬の時期はこのように地面に張り付いたような見た目が正常です。
耐暑性
多くのエリンジウムは高温多湿に弱く、関東以西では育ちづらいと言われています。
ですがこのエリンジウムは夏の暑さはおろか、湿度が高くてもまったく問題なく生育します。
気温35℃で湿度80%の真夏でもまったく問題なく夏越えします。
さらには一ヵ月で8日しか晴れた日がなく雨ばっかりだった夏も乗り越えてます。
しかも直射日光が8時間は当たる「南に向きで日当りがバツグンに良い人気物件」と不動産屋で言われそうな場所に置きっぱなしでも問題ありません。
たぶん半日陰くらいの場所の方が良いんじゃないかと思ったりはしますが、これだけ直射日光が当たっても葉焼けも起こさないのでその「人気物件」に置いたままにしました。
高温多湿に弱いエリンジウムの印象を吹き飛ばしてくれたエリンジウムです 。
その他注意することは
寒さに強く、暑さに強い、日当たりもあまり選ばない、ときて一体何に気を付ける必要が・・・
となりますが、1点これだけは気を付けましょう。
水はけです。
植える土や場所は極力水はけを良くしてください。要するに土の中に水が長い時間留まらない所ですね。
僕が何年にも渡り放置でも育っているのは、乾燥しやすい鉢植えということもありますが植え込んだ土は水はけがものすごく良いです。
水やりしても「ポタ・・・ポタ・・・」っと流れ落ちるような土質ではなく「サーっ」と流れ落ちます。
そのため植え付ける時は軽石などを混ぜるなり、地植えの場合は掘った場所が粘土質の土で水が溜まる場所は避けるなどの工夫をした方が長持ちするんじゃないかと思います。
水はけに工夫をするほどなので、乾燥には相当強いです。
というわけで今日はエリンジウム・アガベフォリウムでした~
ではでは~(^^)v