(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

トリフォリウム フロスティーフェザーズ の育て方。白く長細い穂状の花のクローバーです。

2019年10月27日

どもども~(^^)v

トリフォリウム・ルベンス ’フロスティフェザーズ’(Trifolium rubens 'Frosty Fethers')とやや長い名称ですが、クローバーの仲間というか親戚的な立ち位置です。

花が丸ではなく長細い穂状の形になります。

性質もクローバーとほぼ同じで日当りがよい場所を好み暑さにも寒さにも強いですが、雑草化するかの如くバンバン増える訳でもないので育てやすいです。

地下茎で少しづつ増えますが。

若干蒸れに強くないので風通しの良い所や育ってきて密になってきましたら間引きするなどすると良いです。

画像とデータ

下から咲きます。

  • 学名:Trifolium rubens 'Frosty Fethers'
  • 別名:
  • 分類:マメ
  • 原産:中欧、南欧
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 5b(-25℃前後)
  • 花期:春

フロスティフェザーズは白花ですが、元々のトリフォリウム・ルベンスはやや濃いめのピンク色です。

どういう経緯で白花が出てきたかはわかりませんが、フロスティフェザーズはルベンスの白花品種です。

ちなみにクリムゾンクローバーやストロベリーキャンドルと呼ばれているベニバナツメクサとは異なる物です。

花の形が違いますが、それよりも葉の形が明らかに違います。

クリムゾンクローバーは一枚の葉が丸いですが、トリフォリウム・ルベンスは一枚の葉が長細いです。

草丈は60cm、株張りは30cmほどを目安に。

案外草丈が出ます。切り花として使用できます。

育て方

耐暑性

7月中旬あたりから9月上旬あたりまではこのような見た目です。

田んぼのあぜ道に生えているシロツメクサと同じ性質で、気温が上がる夏になると開花した後は地上部分が心配になるくらい枯れたような見た目になり汚くなります。

夏の間に地上部分がほぼ無くなる場合もよくあります。

地上部分が無くなっても、根が生きていれば涼しくなると地中から新しい芽が出てきます。

よほどのことがない限りは涼しくなると何事もなかったかのように新しい芽が出てくるので、10月になっても新しい芽が出てこない場合は「やらかした」と思ってください。

また花が咲き終わり花茎が朽ち果てずそのまま残ることがありますが、残さずできれば切っておいた方が良いです。

理由はサルビアのカラドンナの記事に書いたこととほぼ同じです。

朽ち果てた見た目の花茎があるから株が枯れるとかそういったことはないですが、気温が低くなり秋の生育時期にその花茎が残っているとその花茎が伸びたり新しい葉が出てきて株の形が不格好になります。

不格好になる程度なら良いですが、その花茎が生育を阻害するからか切った株とその後の経過を比べると明らかに株が小さいです。

こういう理由で切った方が良いです。

耐寒性

気温20℃くらいが一番調子が良いです。

こちらもクローバーと同じように、基本的に低温よりも高温を苦手としています。

根が凍ることでの根腐れについてもそれほど心配しなくて良いです。

寒さについては心配することはないかなっと思います。

というわけで今日はトリフォリウム フロスティフェザーズでした~

ではでは~(^^)v

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