どもども~(^^)v
スキミア(Skimmia japonica)という学名で原種のミヤマシキミ、ルベラやマルローなどの園芸品種の総合的な育て方や暑さや寒さについてです。
メモ
- 植える場所や置く場所
- 水やりの頻度
- 葉が落ちる原因
- 最適なph
など「スキミアを育てるのはこれに気を付けよう!」といった、上手に育てる7つのポイントをどのサイトよりも詳しくまとめました。
また、つぼみが可愛らしく彩の少ない冬の時期に重宝するため、ハンギングバスケットなどでスキミアを使い寄せ植えによく使われますが、その際に注意したいことがいくつかあります。
注意点を知りたい人はこちらからジャンプできます ➡ 寄せ植えする時の注意点
画像とデータ
- 学名:Skimmia japonica
- 別名:深山樒(ミヤマシキミ)、億両
- 分類:ミカン科
- 原産:日本(ただし暖地に限る)
- 形態:常緑低木
- 耐寒性:USDA 8a(-12℃前後)
- 花期:春
上の画像の'キューグリーン'や'ルベラ'、その他ドワーフ系を含めて英国やオランダで品種改良され現存する品種のほとんどが日本原産のミヤマシキミの純血種になります。
数年前までは「スキミア」で検索しても国内サイトではあまり有益で参考になるサイトが存在しなかったため、
さらには国内サイトよりも諸外国サイトの方がはるかに詳しい情報が掲載されていること(しかもサイト数が多い)を見ていて、
あと日本の多くの園芸好きの憧れである、ベス・シャトーさんのお庭にもスキミア'ルベラ'が使われているのに関わらず・・・
とちょっと残念だったのでしっかりまとめました。
「スキミア」で検索して最近上位に来てるサイトはだいたいこの記事をさらにまとめた内容ですね。
参考記事
育て方
結論
スキミアを育てるのに気を付けるべきはこれらの7つのポイントです。
初心者の方や自信がない方はこれらを気を付けましょう。
7つのポイント
- 直射日光に当たらない環境で
- 水やりの頻度は少なめで
- 肥料は与えない(1年に1度でOK)
- 植え込む土は酸性に。水はけの点でも鹿沼土を主体で。
- 移植等、根をいじることは極力控えること
- 剪定は必要ナシ
- 強い風にはあてない(特に冬の間)
となります。
耐暑性
暑さですが、日本原産なので高温多湿の環境でも十分に育ちます。
夏に枯れた場合は、
チェックリスト
- 雨や水のやりすぎでの根腐れ
- 日陰でなく直射日光に当たる場所での管理
これら2点が主な原因かと思われます。
耐寒性
スキミアは寒さに弱い
と断言する方がたまにいますが、だいたい-9℃まででしたらまったく問題なく越冬します。
三重県の北部地域にある藤原岳の山道にスキミアが自生している箇所がありますが、
藤原岳の山道に入る地点の標高は約300mあります。
自生している箇所はそこから上がった場所なので、もう少し高い位置になります。
おそらく寒さに弱いと言われている人は直接霜や雪に当たる場所で管理していた可能性が高いです。
下記にスキミアが自生している様子について解説してありますが、辺りに高木がたくさんありそれらの足元に自生しています。
ココがポイント
ということは雪も霜も高木が遮ってくれるためほとんど当たらない場所です。
和名の「深山」ですが、山深い場所に多く分布しているために名付けられたと思います。
「深い山」というと冷たい風も遮られているのは想像できると思います。
ココに注意
そのためできるだけ冷たい風にも当たらない場所なら育ちが良いのも想像できるのではないでしょうか。
続いて主に枯れる原因についてです。
枯れる原因
「スキミア 」で検索すると、特に7月頃から「スキミア 枯れる」という予測変換がgoogleに登場します。だいたい4番目くらいに。
あくまで個人的な意見ですが、
ツボミの可愛らしさが先行してしまって管理方法や育て方の情報が後回しになっている印象がずいぶん前からありました。
販売側や生産側(輸入業者)のプロモーション不足感が否めない、というのでしょうか。
元々が日本原産の植物で東北や北海道、高山地などの極寒地など分布していない地域を除いたら
純血種なのでいくら欧州で改良された品種と言っても育たないわけがない
です。
葉が黄色くなる
どこかの国の園芸フォーラム的なサイトで書かれていたことの丸パクりですが、とてもわかりやすく書いてあり納得してしまいました。
それは
某アメリカ人
スキミアが不調を訴えるとき際は最初に葉に現れます。黄色になります。
とありました。
通常の葉色は深い緑葉をしているが黄色くなる原因は4つのいずれかであると。
葉色が黄色くなる4つの原因というのは
- 直射日光に晒されている時間が長い(特に気温が高い時期)
- 水やりのやりすぎ
- 肥料のやりすぎ
- 土のph値がアルカリ性である
というなんとも丁寧な説明でした。
確か
「10日ほど旅行に行くので鉢植えのスキミアに受け皿をして、そこに水切れしないように水をたっぷり溜めておいて帰ってきたらなんだか調子が悪い件について」
という質問者への回答の1つでしたね。
不調の4つの原因の解説
日陰を好む理由について
赤い点線が地植えされていて数十年自生しているスキミアです。
ご覧の通り「ほとんど直射日光が当たらない日陰」です。
ちなみにこの画像は8/17のお昼2時過ぎに撮ってます。一年で一番1日の中で日照時間の長い時期であっても木漏れ日が当たる程度の日光量しかありません。
真昼間でもかなり暗く、鬱蒼としている場所です。
日光に熱さを感じない11月から3月までは多少直射日光が当たる場所でもそれほど問題ないのですが、それ以外の時期は日陰に移動させましょう。
地植えをされる際は年中日当たりが悪い所が良いです。
仮に直射日光が当たるとしても1日1時間もあれば十分です。
水やりについて
上の画像はあえて斜面を強調しようとして撮ったわけではなく(暗い場所なのでデジカメの光の感度は上げました)、
普通に株を遠目から撮ってみましたが画像の右柄から赤い丸の株にかけて地面が斜めになっています。特に株の左側は急こう配になっています。同じく8/17に撮りました。
1の日陰の件にも通じることですが、
付近にはスキミアよりも背の高い植物が多いため昨今のゲリラ豪雨や長雨が降り続いても直接株に雨が降りかかるどころか斜面に生えているため水が滞留することはまずありません。
しかしながら落ち葉で地面が覆われているために適度に少し湿っている状態です。
実例として画像がないので説得力に若干欠けますが、僕の知り合いが
名古屋市内の某ビルの間の狭いスペースに地植えした株はすこぶる調子よく育っている
と教えてもらっています。
もちろん直射日光は年中あたりませんし普段は誰も管理しないので水やりは一切されず自然雨のみ、という状態のようです。
植えた本人もいまだに株が生きていることに驚いています 笑。
また予測検索で良く見かける「スキミア 葉が落ちる」に関してこの症状についても
- 「水が多い」
- 「水やりの頻度が多い」
- 「土中の水分が多い(水はけが良くない)」
ということが言えます。
つまづきポイント
下葉が落ちている時は確実に水が多いです。
葉が多少落ちる程度でしたら完全に土中の水分が無くなるまで乾かしてください。
土を完全に乾かしても葉が落ちるようでしたらその株は根腐れを起こしてます。こうなるとその株が復活する確率が残念ながらすごく低いです・・・ご注意ください。
以上の理由で水のやりすぎには注意しましょう。
肥料について
端的に言うと、葉が黄色くなるのは「肥料焼け」です。単純に植えてある土中に肥料分が多い状態です。
スキミア'ルベラ'を数年生産している生産者さんから肥料を与える頻度についてお話を伺ったところ、
たいがいの園芸品種の植物には特に海外で育種され種苗登録されているような植物には,
肥料を与える時期など各国の生産者にわかりやすくするために数値化されており、
スキミアは特にこの数値が高いです。
ちなみに低い数値だと頻繁に与えた方が良い植物ということになっています。
その数値を元に例えますと簡単に言うとスキミアは一般的な草花、
ビオラと比べると肥料を吸い上げる力は半分以下しかありません。
さらに土中に肥料分が多いと花芽になる予定の枝が葉芽に変わることが頻繁に起こります。
生産者さんによっては挿し木して3年同じポット内で育てその間は月に1回液肥を与えるのみ(ただし7月~9月は除く)、
という方もいるくらいなので頻繁に、特に過度の肥料やりは必要ありません。
酸性土壌について
スキミアは酸性の土壌を好みます。
ph値で言うと5.5から5.0くらいの酸性がベストです。
ではそのph値にするにはどうしたら良いか?ですが鹿沼土を使ってください。
鹿沼土のph値は4~5です。さらに鹿沼土は水はけに抜群に優れています。
アルカリ性による葉色の変化ですが、一般的に日本の気候ですとアルカリ性に土壌が変化することはあまりありません。
しかしながらコンクリート(セメント)で作られた建物の基礎の近くやブロックで作られた花壇などは話が別です。
コンクリートは人類が作り出した最高値のアルカリ性と呼ぶ人もいるくらいです。
コンクリートなどセメント製品のph値は12を越えます。
水によりコンクリートから徐々にアルカリ分が溶け出すために土壌がアルカリ性に変わることがあります。
そのためコンクリートの近くに植え込む場合はあらかじめ鹿沼土を多めに入れたりなどの予防を行いましょう。
以上の原因によりアルカリ性によりスキミアの葉色が変わる理由は、アルカリ性化した土壌によるものです。
鹿沼土主体の土に植え込み、水はけと酸性を保ちましょうね!
鹿沼土はこのようなものです→ 硬質鹿沼土
その他移植や剪定について
スキミアは成長が非常にゆっくりな植物です。
そのため根の張りも遅いため植え替え時に根を切ることは控えた方が良いです。
剪定については、花が終わると花芽だった枝は自然と枯れ落ちます。無理に切る必要がありません。
枝を切る=その枝の花は2年後、と思ってください。
株が込み合ってなんか邪魔だな~この枝、と思う枝がありましたら切ってください。
またミヤマ=深い山、とある通り強風が当たることが少ない環境に自生しています。
そのため風に当たる環境は好みません。僕も風が当たる環境に置いておいて枯らした経験があります。 そのため風が当たらない環境に置きましょう。
育て方まとめ
前半に書きました7つの気を付けるべきポイントを復習しましょう!
- 直射日光に当たらない環境で
- 水やりの頻度は控えること
- 肥料は与えない
- 植え込む土は酸性に。水はけの点でも鹿沼土を主体で。
- 移植等、根をいじることは極力控えること
- 剪定は必要ナシ
- 風にはあてない
寄せ植えする時の注意点
スキミアを寄せ植えしてスキミアだけが状態が悪くなり、枯れたという経験をした人は少なくはないでしょう。
スキミアを寄せ植えする際の注意点ですが、「育て方まとめ」を読んでもらえるとカンが良い人は言わずとも理解できる点が2、3点見つけられるのではないかと思います。
ここではスキミアを寄せ植え際に一番注意してほしいことを
水のやりすぎ
色々な植物と寄せ植えをするとどうしても
ポイント
- 水切れしやすいモノ
- 水切れしにくいモノ
- 日当りを好むモノ
- 日陰を好むモノ
など性質や適所の違いが現れます。
それてスキミアが出回る時期でしたら多くの人はビオラやパンジー、プリムラ、ハボタンなど花が咲いている一年草と一緒に植えるのではないでしょうか。
気温が低いので水自体をあまり吸い上げない時期とは言え、一年草は低温でも水切れするのはご存知ですよね。
しかしほとんどの場合、ビオラなどが水切れしても同じタイミングでスキミアは水切れすることは残念ながらありません。
そのため水切れしやすいビオラなどと同じタイミングで水やりすると、上の方で書いた「葉がポロポロ落ちる」または「葉が黄色くなる」という状態になります。
上の画像でつぼみから下の部分の葉がほぼ落ちてしまっている株と同じ見た目になった寄せ植えを見たことがある人・してしまった人は少なくないと思います。
スキミアは日陰を好むということも覚えておいてください。
根を崩す
サンショウなど日本原産のミカン科植物の多くがそうであるように、
スキミアも根を切るなどを行うと枯死する可能性がものすごく高くなります。
スキミアの根を切る時と言うと、おそらく寄せ植えをされる時ではないでしょうか。
最近の寄せ植えはほとんどの場合で植物の根を崩す場合が多い印象があります。
ビオラなど成長が早い植物は根を崩しても良いですが、繰り返しますがスキミアは成長がとてもゆっくりです。肥料もあまり吸い上げません。
植え替えを一年に一回するかしないか程度でもまったく問題ありません。
ココに注意
なぜなら新しく根っこが出るのもゆっくりだからです。
ページ上部に原種の画像を載せましたが、あの株はだいたい1.2mほどの樹高です。
1.2mの樹高になるのにだいたい20~25年かかります。
生育の速度はかなりゆっくりです。
そのため根を崩すことでいきなり健全ではない状態に無理やりされるわけです。
根を崩して寄せ植えした場合はかなりの確率で、つぼみが枯れたり、葉が落ちたり、植えて数日で枯れ始めたり、と不調が現れます。
それでも寄せ植えしたい場合
それでもスキミアを寄せ植えしたい場合は、
ポイント
- 水やりの頻度が近い
- 日陰でも育つ
- 根をいじらずポットから出してそのままの状態で植える
この3点が基本となります。
これに付け加えるなら、肥料分の多い市販の草花用の培養土ではなく鹿沼土と腐葉土を主体とした土に植えてください。
1の水やりの頻度が近い植物ですが、カルーナやエリカ、ヤブコウジ、アオキ、ヘデラ、コクリュウ、ヤブラン、ジンチョウゲ、など日陰に強く水やりの頻度が少なくても良い植物を選ばれると良いでしょう(ただしカルーナとエリカは花が咲かない可能性があります)。
花が咲き終わった後
この枯れた花の画像は5月の中旬に撮ったものですが。3月頃に開花した花はだいたいGW後あたりから徐々に花が終わっていきます。
スキミアでよく質問をもらうことで意外に多いのが
花が終わった後はどうしたら良いのか?
ということですが、答えは簡単かつ単純です。
そのまま放置しておけばOKです。
茶色く枯れた花は自然と落ちます。枯れた様子が気になるようでしたら、花の部分だけ切り取ってください。
枯れた花ガラを残したままでもこのように新しい枝はちゃんと生育します。
果実について
スキミアは雄株と雌株が存在する植物です。そのためタネを採ろうとすると雌株が必要になります。
しかし
外見的要因だけでは雄株と雌株の違いはわかりません。結実して果実ができるか株かどうかで初めて雄株か雌株かの見分けができるようになります。
しか見分け方がありません。
雄花と雌花
ミヤマシキミの雄花と雌花ですが、とりあえずご覧ください。
上が雌花で下が雄花になります。
「こりゃもうわかんねぇなぁ」
と言いたくなるのではないでしょうか?見分け・・・できます????
果実の色変化
それでは原種のスキミア、ミヤマシキミの果実の色変化です。
とこのような色変化します。なかなか面白いですね。
果実は猛毒です
光沢があり艶っぽくとても美味しそうなビジュアルをしてますが、山の中でシカなどの野生動物がエサにありつけなくなっても絶対にこの果実だけは残る、というくらいの猛毒です。
そのため
絶対に食べないでくださいね!
猛毒を有する観点からか、国内で流通するスキミアの90%ほどは雄株です。
欧州からの輸入株で雌株が入ってくることはほとんどありません。そのため雌株は珍しいです。
それでもまれに少量の果実付きのスキミア 'テンプテイション' という古くからあるスキミアが出回ることがあります。
万両でも千両でもなくさらにその上の「億両」と呼ばれる縁起物です。
増やし方
増やし方ですが、実生(タネ播き)でも挿し木も可能です。
発芽率はそれほど悪くなく、上記の自生している株元にたくさんこぼれタネで発芽したであろう小さな株がありました。
また挿し木も可能で、水が多いと根腐れしやすいスキミアですが切り花として購入し花瓶に挿しておいたら根が出てきて、その芽を地植えして15年育てている人にお会いしたことがあります。
画像も見せていたただました。
根腐れしやすいのに水挿しの状態で発根するというのはなかなか興味深いですね。
海外での扱い
多くの海外サイトでは
スキミアはジンチョウゲやシャクナゲと似た育て方で良い
と書かれています。
スキミアを育てる際の培養土はシャクナゲ専用土やカルーナ専用土を使いましょう、と書いている大手園芸サイトや植物園のサイトさえあります。
共通項として
注意ポイント
- 移植を嫌う(鉢から鉢への植え替えではなく地植え株の移動)
- 直射日光下を嫌う
- 長期間の多湿の状況下を嫌う
- 酸性土壌を好む
があります。
スキミアはシキミではありません
スキミアとシキミですが、スキミアの和名が「ミヤマシキミ」となっていて「シキミ」という単語が付いているせいか
間違いです
ミヤマシキミ=シキミ
という認識をかなり多くの人が持っている印象があります。
和名と学名が合わさってしまったのか、発音的なズレなのか
>「シキミア」
なんて呼ばれることも。
実際に僕の近所にある県内ではそこそこ知名度のある園芸店に行った際にちょうどスキミアが販売されており、
その商品説明文にはどの店舗も
「シキミの仲間です」
と残念ながら書いてありました。
確かに共に似たような環境を好みますが学名の通り、
間違えないで!
・シキミ=Illicium anisatum
・スキミア(ミヤマシキミ)=Skimmia japonica
になりますので、まったくの別モノ!になります。
続いてシキミとスキミア(ミヤマシキミ)を見比べてみましょう。
シキミ
シキミはマツブサ科の常緑高木です。10m近くなります。
スキミア(ミヤマシキミ含む)
スキミア(ミヤマシキミ)はミカン科の常緑低木です。10年経過した株でも1mほどの高さにしかなりません。
違いをまとめると
画像を見れもらえれば2つの違いをまとめるまでもないですが、
端的に言うと
違う点
- シキミの花は1つが大きく集合しない。スキミア(ミヤマシキミ)は1つの花が小さく集合する
- 共に葉に光沢があるがシキミの葉は先が尖っていて、スキミア(ミヤマシキミ)は丸みを帯びている
- シキミは背が高くなり、スキミア(ミヤマシキミ)は背が高くならない
植物は見た目での特徴で種類の判別が難しかったりわからない場合は花を見比べると良いと言われますが、
この2つの植物に関しては花もそうですが見た目の形状でかなりの差があるので簡単に違いがわかります。
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スキミアの各品種をまとめました。
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というわけで今日はスキミアについてでした~。
NHK趣味の園芸 2016年12月号
よろしかったらご覧になってください。よりスキミアに詳しくなれますよ(たぶん)。
ではでは~(^^)v