(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

グリーンネックレス(セネシオ・ロウレヤヌス)の育て方。 耐寒性に優れてます。

2018年1月24日

どもども~(^^)v

多肉植物が好きな人も園芸初心者の人にも人気の通称でグリーンネックレス、学名でセネシオ・ロウレヤヌス(Senecio rowleyanus)の育て方です。

今回の主な内容は、数年前に雪降る真冬に売り場から避難させるのを忘れたことで判明した耐寒性についてです。

画像とデータ

花を見ると「キク科だなぁ~」っと思います。

  • 学名:Senecio rowleyanus
  • 別名:ミドリノスズ,真珠の首飾り
  • 分類:キク
  • 原産:アフリカ南西部(ナミビア)
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 9a(-7℃前後)
  • 花期:冬

小苗という表現が正しいかどうかわかりませんが、グリーンネックレスはなんとなく若い株はあまり開花しないという印象があります。

先日久しぶりに花を見る機会がありました。

株張りは30cmを目安にしてください。

育て方

耐寒性

-7℃を経験したばかりのグリーンネックレスです。 多くの植物と同じように寒さにあたると葉の色が少し変わります。

とある年の年末に

 

「次の日は雪が降る」

 

という予報が出て、雪と霜はもちろん冷たい風も当たらないようにお店の一か所に凍傷など痛みが入るとマズイもの(特にシクラメンとかの鉢花)を集めてシャッターを閉めてその日は帰り、

次の日には予想通りにうっすらですが売り場が雪で覆われていた日がありました。

 

避難させたものは凍傷などでずまったく問題がなかったのですが、やはり慌ただしい年末。

避難させ忘れがいくつか雪の下から現れました。

 

その中で一番ビックリしたのがグリーンネックレス。

3~5cmくらい雪の下からまったくの無傷のグリーンネックレスが現われました。しかも当時は3号ポットでもそこそこ良い値段のした斑入りの種

 

多肉特有の霜や雪など寒さで溶けた状態になっていると想像していましたのでので驚きでした。

 

斑入り種の多くは基本的に「強くない」という印象があるかと思いますが、それと同じように多肉植物の多くは雪や霜は基本的にNGという印象を持っている人が多いと思います。

 

試しに年が明けるまでずっとそのまま吹きっ晒しの売り場に置いたままにしておきましたが、枯れるどころかまったく痛みが入らず・・・・

「これ、かなり寒さに強い」

という結論に。

 

それから数年後の昨年久しぶりにグリーンネックレスを手にしたので、一度蒸れに対しての弱さともし生き残ったらそのまま春まで露地放置して様子をみてみよう、

ということで水は自然の雨からしかもらえない、というか多肉系の植物にとっては雨模様が何日も続くと調子が狂うであろう「完全屋外」にて約半年間放置してみました。

 

それでその結果は話が戻りますが寒さに関しては

 

必須!

-7℃程度の寒さでも生きてます

 

問題なく生きていました。

西洋オダマキ ’ブラックバロー’と並べました。

念のためにこれら上の2枚の画像に偽りのないように、冬季は地上部がほぼなくなる西洋オダマキのブラックバローと並べました。

道路工事などの公共事業で役所に提出する証明写真的な意味合いです。

耐暑性

あえて書くこともないですが、単なるというか「ただ暑い」だけなら生育にまったく問題ありません。

ですが、

グリーンネックレスは多湿の状態が長く続いたり高湿度の環境を嫌います。

そのため、湿度が上がってくる7月あたりから

やらかした?

グリーンネックレスが中心からハゲてきてみすぼらしい姿になってしまった!もしかしたらやらかした????

 

というような経験をした人は決して少なくはないのではないでしょうか。

 

全部が全部ではないですがキク科セネシオ属で南部アフリカが原産の多肉系の植物はけっこう高湿度を嫌うモノが多いです。

夏に外に出して2日ほど雨が続いて次の日に晴れると土から水分が蒸発し続けせいか、株全体が蒸れて数日したら完全に溶けて死ぬ

なんてことはよくあります。

 

-7℃に耐えた上の画像の株も秋の長雨の状況下でもずっと外で放置していたので蒸れて溶けたため、見たまま株のボリュームが減りました。

マ●オくん
夏だからお水やらないとね~☆彡

なんてテンションで水やりをすると文字通り☆になりますのでご注意くださいね。

水やり

グリーンネックレスの水やりのタイミングとしては、

丸っこい葉がしぼみハリがなくなりシワが出来てから少しだけやればOKです。

よりわかりやすい水やりのタイミングを見極める方法をまとめましたのでこちらをご覧ください。

増やし方

「根っこ」と「ここら辺で切って挿せば良いと思う」という画。

こちらも周知のことですが一応念のために。

増やし方ですが、株がある程度育つと茎から根っこが出てくるので根から少し離れたところで切り取って挿せばよいです。

株がある程度育つと根が現われます。

 

挿すときは切り口をしっかり乾かしてから土に挿してください。切ってすぐに挿すと切り口から腐り枯れることが多いので注意してください。

多肉系の植物を増やす基本中の基本ですね。

 

上でも書きましたが、グリーンネックレスは湿度が高い時期を嫌います。増やすのも植え替えも含めて何をするにも真夏や湿度が高い時期以外が良いです。

なので6~9月は避けた方が良いかも。

というわけで今日はグリーンネックレスについてでした~

最後に原産地のナミビアですが行ったことあります。

-7℃あたりまで下がるような地域は存在しないような気がしてならないですが実際にグリーンネックレスの耐えることができるので不思議です。

ではでは~(^^)v

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