(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

実物は青色に近い紫色です。

サルビア ターゲスタニカ プラチナム 白葉で青っぽい濃い紫花という最高の組み合わせ。嫌いな人いないと思います。

2018年9月4日

どもども~(^^)v

サルビア・ターゲスタニカ 'プラチナム' と少し長く聞き慣れない名前をしていますが、白葉で青っぽい濃い紫花という、万人ウケ間違いないサルビアについてです。

白葉のサルビアは総じて

  • 高湿度の環境に弱い
  • 夏でも冬でも根腐れしやすい

という印象が付きまいますが、このサルビアも当てはまります。

ですが、他の白葉系のサルビアと比べると夏越ししやすく、鉢植えで管理すると案外育てるのが楽です。

画像とデータ

この色が好みではない人はいないんじゃないかなっ

  • 学名: Salvia daghestanica 'Platinum' 
  • 別名:ドワーフ・シルバーリーフサルビア
  • 分類:シソ
  • 原産:コーカサス地方
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 5b(-23℃前後)
  • 花期:春

この記事内の画像はすべて僕が撮りました。

なのでいつも通り「アレ」なので完成形だったりを見てみたい方はGoogle画像検索一覧をご覧ください。

草丈は30cm、株張りも30cmを目安にしてください。

育て方

問題は多湿の状態というか蒸れ

他の白葉系サルビアと同じようにモフモフ感、あります。

このブログでもまとめてあるサルビア・エチオピスや白くまくんという商品名で有名なサルビア・アルゲンティア、サルビア・パキフィラなど白葉のサルビアは、総じて多湿の状態というか湿度が高く蒸れやすい環境の下ですと育ちが良くなく根腐れをして枯れる傾向が高いです。

耐寒性があっても水持ちの良い場所の株は冬の雪が解け始めると同時に徐々に根腐れして枯れ方ていく印象もあります。

しかしながら、僕の印象というか手元にあった株の話ですがサルビア・ターゲスタニカは他の白葉系のサルビアと比べたら意外に多湿には強い方かなっと。

もちろん夏は株元は蒸れて葉が溶けます。

それでも湿度が上がる7月ごろから徐々に株のボリュームが減っていき、株元の葉は溶けたような感じや黒い葉が増えてなんとなくヤバイ感じになります。

株によっては葉がけっこうなくなりスッカッスッカの見た目の悪い株になります。

 

やっぱり白葉のサルビアは湿度が高いとダメかー

 

っと思いましたが、10株ほどあった株はどれも枯れずに生き残りました。40℃超え8日、35℃以上の酷暑日36日の地域でも余裕で夏越しできました。

オススメは鉢植え

しかしながら水やりの頻度を少なくしたり(完全に土が乾いてから行う)、ポット植えだった、という状態で根腐れしにくい状態だった、ということもあります。

このサルビアはわい性と言うわけではないですが、あまり大きくならないということもあり水はけや蒸れによる根腐れのことを考えると鉢植えがおすすめかなっと思います。

というか、地植えだとかなり水はけなどの環境を整える必要があるのではないかと。

例えば、根腐れに対してはゼオライトなどで植える場所の土の通気性を良くしたり、ワラや落ち葉みたいなたい肥で株元を覆ったりなどの工夫が必須な気がします。

その他

このような感じで花芽が伸びます。

霜や雪に当たらなくても11月ごろから徐々に株のボリューム減り、年内には地上部はほぼ完全になくなります。

それで数か月後、だいたい3月中旬ごろから新しく葉が出てきてます。

黒海やカスピ海などがあるコーカサス地方の植物なので耐寒性は優れてます。日本国内では寒さで枯れることはないんじゃないかと思います。

越冬ができなかった場合は根腐れが原因と思われたほうがよいかと思います。

それと最後に

Salvia daghestanica で「d」なので「ダーゲスタニカ」と呼ばれず、なんでか「ターゲスタニカ」と呼ばれています。

なんか特別な理由あるのか、はたまた発音的に「タ」の方が近いのか・・・・とちょっと不思議に思います

というわけで今日はサルビア ターゲスタニカ プラチナムでした~

ではでは~(^^)v

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