(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

段咲きです。

サルビア・クレベランディー(クレベラント・セージ)の育て方。 高温多湿に強く耐寒性はそこそこです。葉は良い香りがします。

2016年11月27日

どもども~(^^)v

今日は薄い紫色の段咲きのサルビア・クレベランディー(Salvia clevelandii)についての育て方です。

クレベラント・セージとも呼ばれてます。

 

耐寒性は-7℃ほど、で基本的に常緑でやや木質化します。

直射日光が最低でも1日4時間以上は欲しい、日当りを好むサルビアです。

日当りさえ確保できれば渇きに強いので育てやすいと思います。

画像とデータ

段咲きです。

  • 学名:Salvia clevelandii
  • 別名:クレベランド・セージ
  • 分類:シソ
  • 原産:アメリカ(バハ・カリフォルニア)
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 9a(-7℃前後)
  • 花期:春

段咲きで薄い紫色というかラベンダーブルーのような花色で葉に香りがあるサルビアです。

最高気温が20℃~25℃あれば花芽は上がってきます。

そのため地域や株の状態によっては4月から11月ごろまで咲いている場合もあります。

草丈は1.2m、株張りは切らずに放置すると2m以上になります。

育て方

耐寒性

多年草系のサルビアでガーデニングによく使用されるネモローサ系やプラテンシス系などの種類と比べて、

このクレベランディーは耐寒性はそれほど高くなく-7℃ほどになります。

 

原産地では標高が900m地点でも自生しているのが確認されているようですが、

凍てつく強烈な霜やドカ雪が頻繁に降る地域ですと-7℃を下回らなくても育たない可能性がありますのでご注意ください。

耐暑性

暑さはかなり強いです。

40℃を超えても葉痛みが出るなど、水切れ以外の問題は起こりません。

 

この記事の最後に書いてますが、サルビア・クレベランディーは基本的に乾燥を好みます。

そのため植える場所は水はけを良くし、粘土質など保水力のある土の場所に植えるのは避けたほうが無難です。

根腐れを回避するためです。

葉の様子

葉が良い香りがします

この葉が良い香りがします。風が吹くとフワッと香るので香りとしては強い部類に入るんじゃないかと思います。

 

ちなみに、鉢での管理で根詰まりすると葉が小さくなるのでそういった場合は、植え替えするなり追肥するなりしましょう。

肥料切れの可能性が高いです。

木質化

yukiさんのお宅のクレベランディー。数年経つとこのような様子になります。

多年草なのかな?でも見た目的には木ではないので亜低木なんじゃないのかな?と思うほど大きくなり広がっていきます。

育ってくると上に伸びるよりも横に広がる方が気になるんじゃないかと思います。

草・・・ではないような。

数年経過した株の株元は上のようにどう見ても木にしか見えないような形状に。いわゆる木質化、です。横に広がるのを防ぐにはこの辺りからバッサリ切り取ってください。

でもここまで育ったらハサミでは難しいでしょうね。

ノコギリの出番ですね。

乾燥を好む

この姿も個人的にはけっこう好きです。

サルビア・クレベランディーの原産地の1つであるバハ・カリフォルニアですが、原住民のインディアンが神聖な儀式の際に使用しているということで有名なサルビア・アピアナ(Salvia apiana)、通称・ホワイトセージが自生している地域でもあります。

 

葉に強い香りがある所など共通点がありますね。

 

サルビア・アピアナが蒸れにそれほど強くないのと同様にサルビア・クレベランディーも蒸れには強くありません。

 

そのため植える際は

 

注意ポイント

傾斜になっているような水はけの良い場所や軽石など入れて水はけを良くしたり、風が良く通る場所(混植しないとか混み入った所に植えないなどその程度でOK)など蒸れないような工夫をした方が良いです。

 

以上の工夫をしてあれば、他の植物と同じように水やりを行っても蒸れて枯死するリスクはかなり軽減できます。

画像にあるyukiさんの株も周りはすっきりしてますよね。

 

それでは今回はサルビア・クレベランディーでした~

ではでは~(^^)v

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