(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

ペペロミア ニパドラ どうもニバリス(P.nivalis)っぽいけど・・・。育て方や葉が落ちる原因などはわかるのでまとめました。

2018年11月18日

どもども~(^^)v

ニパドラと呼ばれるペペロミアについてです。

やや謎な部分が多いですが、細かい葉が幾重にも重なり密集している様子が惹きつけられるのか人気のあるペペロミアの1つだと思います。

画像とデータ

モリモリな株。

  • 学名:Peperomia nivalis
  • 別名:
  • 分類:コショウ
  • 原産:ペルー
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 10b(0℃前後)
  • 花期:春

ニパドラが何か?ということで1つ。

 

注意ポイント

ニバリスとドラブリフォルミスとの交配種(P.nivalis × P.dolabriformis)と言われることがあるようですが、この交配について学名などで検索をしてもほとんどそれらしいものがヒットしなかったので、ニバドラは見た目がそっくりなニバリスではないかと思いましたのでニバリス(P.nivalis)といたしました。

花もほぼ同じなので、おそらくニパドラと呼ばれるペペロミアはニバリスではないかと。

ですが、ニバリスにはいくつか変種があるので国内で流通しているのはそのうちの一つだと思います。

 

上が新しい葉。下が古い葉。

多肉系の植物にありがちなことで、

株が新しい・古いなど年数により葉の形が太くなるなど変わることがよくある

ため品種の断定についてはやや不確定な情報で申し訳ないですが、名称については変更する可能性あります。

草丈は約15cm、株張りは10cmを目安にしてください。

特徴

葉は小さいというか細かく谷のような形。

上の方でもすでに説明をしてしまいましたが、葉について。

基本的に新しくても古くてもどの葉も横から見ると幅が広い「刀」のような形というか、さやえんどうのような形をしています。

細長いか太いかは株の生育具合や環境で変ります。

やや木質化します。

ある程度育ってくると茎は木質化します。土に近い部分から徐々に茶色くなります。

育ってくると土に近い部分の葉や茎が少なくなることがありますが、日照不足などの徒長でない限りは正常な状態なのでご心配なく。

育て方

基本的な育て方については「一般的なペペロミア」と同じで良いです。

育てやすいです。

詳しくはこちらをご覧ください。

「ペペロミアって?」と内容が重複する部分がありますが、耐寒性や寒さについては基本的に室内での管理を想定として、

つまり霜・雪・寒風除けしてある状態でしたら-3℃でも凍って枯れるなどはありません。

オランダのガーデンセンターにて。

ニパドラですが、花は黄花です。

多くのペペロミアに花は白いモノが多いですが、その中では希少な色付きな花です。

といっても、地味すぎて咲いてるのか咲いていないのかわからないような花ですが。

増やし方

増やし方は挿し木と葉挿しができます。

それなりに育つと葉の重さでよく茎が折れるのでそれを挿しても発根してくれます。

日当りについて

艶があって健康的な葉の状態。葉で健康状態がわかります。

上の「ペペロミアって?」の中でも書きましたが、ニパドラも含めペペロミアは全体的に半日陰のような直射日光が当たらない場所を好みます。

直射日光が当たると枯れるか?というとそうでもないですが、葉の色が薄くなったりし生育不良になる場合があります。

また、「半日陰のような場所」と言っても

 

マ●オくん
半日陰っていったいどのくらいの明るさなんだい!

 

となりますよね。

ペペロミアは半日陰を好むと言ってもあまりにも光が足りないと葉がポロポロ落ちる種類が多いです。ニパドラも光が足りないと葉も落ちます。

そのため「ペペロミアにとって良い半日陰な場所」の1つの目安として葉がポロポロ落ちない場所になります。

 

ココに注意

葉がポロポロ落ちる場所は暗いです。

 

ニパドラもカーテン越しの日光でも十分育ちます。

それこそ僕の温室では日光を40%遮光する寒冷紗の下にずっと置いてますが葉が落ちず徒長もせず育ってます。

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というわけで今日はペペロミア 'ニパドラ' でした~

ではでは~(^^)v

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