どもども~(^^)v
今日は白花のネペタが滋賀県にあるローザンベリー多和田でイイ感じになっていたので(^^)
ローザンベリー多和田へネペタが見に行きたくなった人はこちらから ➡ ローザンベリー多和田へGO!
画像とデータ
- 学名:Nepeta x faassenii 'Alba'
- 別名:ホワイト・キャットミント
- 分類:シソ科
- 原産:オランダ(作出元)
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 4a(-34℃前後)
- 花期:春~秋
花盛りの時期だったらより良い状態で見られただろうなぁ~と思いましたが、10月の下旬でもキレイな状態でした。しょせんネペタなので存在感はありませんが。
このネペタは草丈は60cm、株張り50cmを目安にしてください。
切り戻し方法や育て方などはネペタ 'ウィーカーズロウ' にてまとめてますのでそちらをご覧ください↓
ファッセーニ?ファッシーニ?ファーセニー?
「ファッシーニ」や「ファッセーニ」、「ファーセニー」と呼ばれるネペタの白花品種です。
え?それなら「ファッシーニ」とか「ファッセーニ」とかって何がどう違うの?
と本とかいろいろなサイトやブログを見て疑問を持たれた人は少なからずともいるんじゃないかなっと思います。
答えは
すべて同じモノです。
ではなぜ読み方がいろいろあるかと言うと、
ラテン語読みした場合とラテン語を英語読み場合のそれらの聞こえ方を日本語表記にしたため
です。
「faassenii」というのはラテン語でラテン語の発音の仕方は簡単に言うと、「ローマ字読み」で良いです。なので直に「faassenii」を耳にすると「faassenii」は「ファ-ッセニィ」といった感じで聞こえるんじゃないかと思います。
ですが、
基本的に園芸に限らず植物全般は古くから英国が常に世界最先端を進んできたせいなのか、ラテン語が英語読みされることがしばしばあります。
そして「ラテン語を英語読みされたのを日本語表記する」という多重通訳のような状態が起こります。
そのためラテン語の「faassenii」を英語読みし日本語に表記すると人により聞こえ方が違ったため、
「ファッセーニ」であったり「ファッシーニ」であったり、「ファーセニー」
になるわけです。
日本語での表記についてはこればっかりはしょうがないかな・・・・と思います。
この辺りは一度ちゃんとまとめようかと思ってますのでまた別ページを作ります(^^;
園芸に限らずラテン語で学術名がついている地球上の生き物には各国ですべからずとまどう原因になっているんじゃないかと思ってます。
ま、伝われば良いですがね(^^;
※このブログでは「ファーセニー」を採用してます。
ではファーセニーについて
葉にミントのような香りがするネペタですが、ファーセニーはオランダのナーセリーでラセモサとネペテラというネペタを交配して生まれたネペタです。
そのオランダ人の名前がJ. H. Faassenというようで、作出者のFaassenという名前からfaasseniiとなったんだと思います。
思いますっていうか作出者とか献上先の国王とかその時のお偉いさんの名称が種名や種小名に付けられることはよくありますね。
スザンナエ(スーザン)とかシーボルティー(シーボルト)とかマキノイ(牧野さん)とか、気が付きませんが意外に多くあります。
使用例
水切れに強かったり真夏の直射日光がバンバン当たっても問題なくかと言って半日陰の場所でも育ち、雪・霜にも土の凍結にも耐えるという元々の性質が強いネペタですが、
このネペタはグランドカバーや花壇のエッジ(隅)、ロックガーデン向けに品種改良されました。
>グランドカバーや花壇のエッジ(隅)、ロックガーデン
というと基本的に土に水気が少ない状態の場所です。花壇の隅なんかは石やレンガが土中の水分をすぐに吸いますからね。
という使い勝手の良さがあってか、
日本ではあまりないことですが鹿による食害が少ないことや花期が長いのでハチミツを採る用の植物・蜜源植物としても使用できるという利点こともあるので、
国外ですと色々な所で植えられています。
というわけで今日はネペタ ファーセニー 'アルバ'でした~
ではでは~(^^)v