どもども~(^^)v
水色の花がキレイなマルバ・シルベストリス 'ブルーファウンテン'(Malva sylvestris 'Blue Fountain') の育て方についてです。
直立性で円錐が立ち上がった感じの花茎に比較的小さい青花がつく植物です。
とこのように書くと「なんかわかるようなわからないような漢字が並んでて読みずらいなー」ってなりますね。
でも意外に好きな人は多いんじゃないかなっと思います。
画像とデータ
- 学名:Malva sylvestris 'Blue Fountain'
- 別名:ウッドランドマロウ、ゼニアオイ
- 分類:アオイ科
- 原産:地中海沿岸諸国(原種)
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 6b(-20℃前後)
- 花期:初夏
’マロウ (Mallow)’とかウスベニアオイとか呼ばれている畑とかで見るピンク色の花のアレの親戚です。
彩りの少ない夏に青い花が咲くのでけっこう使えるんじゃないかなっと思います。あまり植えられている所を目撃したことがないですね。
ちなみに'マロウ'ですが若葉や花が食べられることは意外に知られてますが、柔らかい白い四角というか円錐形のお菓子のマシュマロは、
正式には「マシュマロウ」と言いましてマシュマロウの「マロウ」はこのマロウの白花の別種になります。白花のマロウの画像➡ Marsh Mallow
それで、ブルーファウンテンはアオイ科で紫や青系の花色を咲かすものはそれほど多くないので結構貴重です。
アオイ科で紫とか青系の花だと何があるかなっとすぐに思い浮かんだのが八重のムクゲの紫玉とかあまり流通してないけどハイビスカスのティレーネぐらいかな。
ちなみにマルバと関係ないですがティレーネです。
っと脱線しましたが、マルバ 'ブルーファウンテン'は草丈は1m、株張りも1mほどを目安に。
ただし肥料がよく肥えている土壌であったり日当たりが良くその他生育しやすい場所ですと、もう少し大きくなります。
マルバは「丸葉」ではありません
ブルーファウンテンの話ではないですが、僕はマルバ=丸葉と思ってました。
たぶん同じこと思ってた人は少なからずともいらっしゃるんじゃないかなっと。
丸葉に見えますが、残念ながら丸くはありません。アオイ科は丸い葉のモノが多い印象がこう思わせました 。
花は少し大きい
マルバ 'ブルーファウンテン' の花は5cmほどあります。畑とかで見る一般的なマルバよりも少し花が大きいです。
あと、咲く時期によって花色が濃かったり薄かったりします。早い時期に咲いた花の方が濃い印象がありますね。
でも濃くても薄くても印象に残る青花だと思います。
育て方
全景はこんな感じです。ホリホックよりも花が小さくて巨大にならなず主張もホリホックに比べたら落ち着いてます。
基本的に育てることに関しては難しい植物ではありません。
一応気になったことを。
水やり
マロウ全般に言えますが乾燥に強い植物です。そのため植えた場所が頻繁に水が溜まったり水はけが悪いと根腐れを起こして溶けます。
僕は以前水やりしすぎて根腐れを起こして大株を枯らしたことがあります。
保水力のある場所や土は避けましょう。
夏越し
水やりと関係がありますが、太平洋側の関東以西では夏越しはちょっと「博打」的な要素があります。
もともとオランダや中欧など、湿度が低く快晴の日も気候の良い日本よりも少なく、もちろん気温も低い地域に分布しています。
そのため湿度の高い関東や東海、近畿、北九州地方ですと夏越しができず花が咲き終わった後にそのまま枯れることがよくあります。
夏が比較的に冷涼な地域ですと3年ほど咲き続けることがあるのですが、僕の下でも6号ポットのかなり大きい株に育てたモノでも屋外で夏越しできるのは三分の一ほどの確率です。
そのため「1年草扱い」として捉えた方が良いかと思います。
日当り
日当りは良い所が良いですが、1日4~5時間当たる場所でしたら十分に育ちます。
植える時期
マロウ自体の流通量が限られてますが、植えるのでしたら秋がベスト。9月~11月(北海道や寒冷地を除く)ですね。
いわゆる秋植えをおすすめしたいです。
詳しい理由はこちらで↓
というわけで今日は マルバ・シルベストリス 'ブルーファウンテン' でした~
ではでは~(^^)v