どもども~(^^)v
多年系リモニウムのブルーダイヤモンド(Limonium sp. 'Blue Diamond')という品種の育て方。
多年草のリモニウムは宿根スターチスと言われることがあり、花の咲き方や見た目は切り花でよく使われるスターチスです。
耐暑性や耐寒性、気を付けることなどをまとめました。
画像とデータ
- 学名:Limonium sp. 'Blue Diamond'
- 別名:
- 分類:イソマツ科
- 原産:トルコ
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 5(-28℃前後)
- 花期:初夏
リモニウムというとすごく遠い存在に感じるかと思いますが、
ざっくりで切り花やドライフラワーでよく使われるスターチスです。
その中でも多年性のリモニウムは「宿根スターチス」と呼ばれることがあります。
このブルーダイヤモンドもその中の一種類です。
リモニウム 'ブルーダイヤモンド'の元々の原産ですが諸説がいろいろあるようで、sp.(不明種)とされていますが種の仕入れ元からはトルコが原産地と教えてもらっています。
その sp. を選抜し園芸品種としたのがブルーダイヤモンドなのかなっと思っています。
草丈は花茎が上がると30cm、株張りは30cmほどを目安にしてください。
環境によっては花茎がもうすこし高く伸びることもあります。
育て方
スターチスいう名称で親しまれることの多いリモニウムですが、ブルーダイヤモンドは
- 細長い葉
- 多肉質でカサカサしていない
- 多年草
っと切り花やドライフラワーでお馴染みのスターチスと大きく異なる点がいくつかあります。
種まきから開花まで1年から2年を要する点も、お馴染みのスターチスと異なる点です。
ただし高湿度や保水力がある土を好まないのは共通しています。
一年を通じて水はけの良い土や場所で管理しましょう
リモニウムは「シーラベンダー(Sea Lavender)」という別名があり、海岸付近に分布している種類が多いです。
海岸の土というと水をこぼしてもすぐに乾く砂ですよね。
そのため「水はけの良い土や場所で管理」になる訳です。
海岸のような砂に植えなくても良いですが、ガッツリ水やりした後や長雨が降った後に数日乾かないような土や場所は避けてください。
耐寒性も優れていますが、保水力のある土に植えた場合に冬に根腐れを起こし多くの人が冬越しに失敗している、と書いてあるサイトもありました。
耐暑性
まだ国内では認知度が低いせいか情報が少なく原産地の気温などを考慮すると、
栽培するにあたりまず心配したのは高湿度で高温な環境でした。
トルコが原産地と聞いていたので、おそらくただの高温は問題ないであろうと思いつつもそこに湿度が加わると「株が腐って溶ける」だろうなと。
トルコのどの辺りの地域かまではわからなかったものの、多くの場所で真夏の最高気温は40℃を超えるので気温が高い時期に枯れる場合は高湿度の方だろうなっと当初思いました。
が、そのような心配は無用で、結果的に3.5号も5号株もずっと屋外の棚に置き雨風にさらされる場所で夏越しができています。
試験栽培した80ポットを完全な屋外、寒冷紗をかけただけの養生台、温室内、と三か所に分け様子を見ましたが80ポットすべて夏越ししてます。
ポットや鉢なので庭植えにした場合とは状況が違ってきますが、
- 密植や混植しない
- 水はけが良い土(場所)
に植えれば問題ないかと思います。
耐寒性
寒さですが、霜が降りる程度の低温に触れると葉が赤くなり始め徐々に葉が茶色くなり枯れていきます。
20cmほどの大きさに育った株でも葉が茶色くなり無くなるのでかなり株が小さくなります。
耐寒性に対してどれくらいか確認した時期が当地では‐4℃までしか下がらなかったのでこれ以下の温度になるとどうなるか、ということを実際に確認できていませんが、
耐寒性に関しては園芸系の海外サイトをいくつか見てみると、‐20℃あたりまで下がる地域で越冬しているようなのでかなり寒さに強いと思って良いかと思います。
というわけで今日はリモニウム ブルーダイヤモンドでした~
ではでは~(^^)v