どもども~(^^)v
ピンク色の花と細かい白い葉が特徴的なレウコフィルム・フルテセンスについてです。
耐寒性や耐暑性など基本情報というか育て方について主にまとめました。
原産は ですがインドのデリーの有名観光地で植栽されているのを見かけましたのでそのことも。
画像とデータ
- 学名:Leucophyllum frutescens
- 別名:テキサス・セージ
- 分類:ゴマノハグサ科
- 原産:アメリカ南部(テキサス州)、メキシコ北部
- 形態:常緑樹(国内では冬季に落葉します)
- 耐寒性:USDA 8(-10℃前後)
- 花期:春と秋(原産地では四季咲き)
花期ですが、現地では基本的に年中咲いているもので認識されているようです。
気温が低くなり霜が降りる土地ではもちろん開花しませんが冬季は落葉するか、葉がチリチリになりそのままの状態で越冬していて日本と同じじゃんっと思いました。
樹高は1.5m、葉張りは1.8mを目安にしてください。
デリーで見つけました
レウコフィルム・フルテセンスの記事内容ですがインドの首都のお話を1つ。
インドには2つのデリーがあります。1つは首都名として有名なニューデリーでもう一つは「オールドデリー」と呼ばれる元々「デリー」と呼ばれていた場所です。ムガル帝国後期に首都として制定されていますね。
そんなオールドデリーにある世界最高のミナレット(イスラム教の塔)、クトゥブ・ミナールの敷地内に
このように植栽されています。
最初この株を見つけた時に
なんか見たことある・・・・
と思いつつ何かが思い出せず・・・あーなんかモヤモヤするっと思いながら数日後に訪れたタージマハルで思い出したという話があります笑。
と、この角度の画像だと一見するとそう思われるかもしれませんが、ラゴティア・ハスタータは葉が三角形です。それと葉の大きさが違いますね。育ってもこのような形になりません。
まさかこんな場所でこんな植物を見ることになるとは思いもしなかったので、ちょっと感激でした。
そして「まさかレウコフィルム・フルテセンスの原産ってインドなの?」とも思いましたが、確かアメリカだったよな?と検索したら正解でした。
ちなみにこの敷地内には原種のハイビスカス(ブッソウゲ)もたくさん植えられていました。
デリーを旅行される際はぜひクトゥブ・ミナールに寄ってこの株を見つけてください笑。
育て方
耐寒性と耐暑性
上の方で耐寒性については書きましたが、だいたいざっくりで-10℃前後の寒さを目安にしてください。
しかしながら、例えば-8℃で四六時中風が吹き荒ぶ場所や-10℃も下がらないけどドカ雪が一カ月以上ある、という場所では寒さが原因で枯れるのでご注意ください。
僕は5号鉢サイズの株を前者の環境にいくつか放置して、ものの見事にすべて越冬できなかった年がありました。
耐暑性、暑さですがデリーの夏の最高気温は39℃になりしかも湿度も高いです。80%くらいあります。
クトゥブ・ミナールで見つけた時はインドは本来なら気温が下がる雨季に入るのが入らずに
「この数年で一番の異常な夏」
と呼ばれた時だったようで、写真を撮った日は42℃ありました。
夏の暑い時期は水切れに注意してくださいね。たぶん暑さが原因ではこのレウコフィルムは枯れませんよ。
花期について
メキシコのチワワ砂漠というところにも自生しているからか、雨が降ったり土が適度に湿ると花芽の分化が始まると言われています。
では水やりを続ければずっと咲くか、と言われれば100パーそうではなく(実際に現地では四季咲き性)、現地では夏から秋にかけてが一番の花盛りのようです。
乾燥状態をある程度の期間経験させ水を得ることで休眠が打破させ花芽分化するのかなっと解釈しています。
国内では春と秋に咲くっという印象があります。
2年くらい観察した株がありましたがだいたいどの株も1年で2回咲いてました。
ただし!
レウコフィルム・フルテセンスは意外と肥料食いというか肥えた場所を好みます。
そのため植え替えせずに何年も放置してある株はまったく開花しないことがよくあります。そして体力不足なのか栄養不足なのか、-5℃程度の冬を越せず枯れ死することがあります。
そのため植え替えなり追肥なりを行ってくださいね。
剪定
剪定せずに伸ばしっぱなしにすると四方に伸びるので邪魔になる前に切り戻してください。かなり好き勝手に伸びていきます。
切り戻しの方法と時期ですが、基本的にいつでもよいです。
でもどの時期に切っても良いですが真夏は避けたほうがいいかな。暑さには強いですが湿度が高いので、特に理由はないですがなんとなく真夏は避けたほうがいい気がします。
というわけで今日はレウコフィルム・フルテセンスでした~
ではでは~(^^)v