どもども~(^^)v
必殺のネタです。
ガーデニングに使用するユーフォルビアの肥料についてです。
タイトル通りに秋から冬にかけてしっかり牛糞などの堆肥、開花直前からは化学肥料、とこの2パターンで咲き疲れが原因での枯死を防ぎましょう!
最初に
こちらはウィズリーガーデンの方が書かれた庭植えできる耐寒性に優れているユーフォルビアの品種や害虫、マッチする植栽のシーンについて書かれた本ですが、
草花系ユーフォルビアについては世界中でこの本が一番詳しくしっかり書かれているのでは?
と世界中の園芸好きからは言われているそうです。
ですがそう評価されているこの本ですが肥料云々に関しては、
「草花系のガーデニングに使用できるユーフォルビアは基本的に肥料が少なくても育ちます。」
とだけ書いてあります。
肥料どうこうはさらに、
「この時期にこの肥料を!」
と載っているわけではなく、
「ただしこの品種は肥料食いなので肥料をあげてください」
としか載ってません。
いつが良い時期とか適期とかは一切載ってません。
なんでもかんでも答えを与えず、重要点だけ伝えあとはできるだけ考えさせて答えを出させる、いかにも欧州っぽいなぁ~
と最初に目を通した時に思いました。
相手は生き物、正解はないけど自分が経験したことが一番、ということが言いたいのかな~
それとも、著者は自信がないのかな~
なんて失礼なことを思ったりもしましたが笑
それで肥料はいつやるの???
ここからは僕の経験則ですが、
種小名(種小名がわからない方はこちら→種小名)に
種小名
- カラキアス(characias)
- アミグダロイデス(amygdaloides)
- マーチニー (x martinii)
- リギダ(rigida)
- ミルシニテス(myrsinites)
などのガーデニング素材として年中露地で管理でき早春から初夏にかけて花を咲かせ、
主に欧州や中近東を原産とする「草花系ユーフォルビア」と呼ばれるたいていのユーフォルビアは、
開花する半年前から2ヵ月くらい前に寒肥のような形で腐葉土や完熟した牛糞などの有機たい肥を施すのが良い
です。
つまり、
秋~冬の間にたい肥をしっかりあげましょう
ということです。
鉢植えの場合は新しい培養土に植え替えると意外と花が咲いてきても下葉は落ちず貧祖な株にならず良い状態を保ってくれます。
肥料切れの株について
草花系ユーフォルビアについて頻繁に聞く話で、
「花が咲き始めた頃はまだ「見れる」株だったのに、1カ月も経過したら花は咲いてるのに下葉がほとんどなくヒョロッヒョロのみすぼらしい株に・・・」
もちろんそういった株も目にします。
こちら
で書きましたが、
たいていの草花系ユーフォルビアは2カ月の間は株のどこかしらは咲いてます。
花の上がりの良い1年草ではなく多年草の割りにけっこう長い間、2カ月間は1つの株はほぼ咲いている状態が続きます。
そして
「咲きながらタネを作りできたタネを飛ばす」
園芸学や植物学的な裏付けがあるわけではないですが、一般的に植物はタネを製造する作用にかなり労力を費やす、と言われているのでユーフォルビアは上記の点で疲弊している状況が長く続きます。
ユーフォルビアに限らずインパチェンスもサルビアもほとんどの植物は、花が咲いている状態で根がこれ以上伸ばすスペースがないくらい詰まっているところに植えられていたり、
肥料分が少なくなり株に力が無くなってくると葉を黄色くして葉を落とし、花だけを残すような作用を行っている印象があります。
例えば秋の植え替えのシーズンになるとどこのお店でも販売されているビオラ。
秋に購入し上手に管理すると翌春までしっかり咲いてしかも半年くらいの間ずっと花が咲いてますよね。
でも年内はまだ良いとしても年が空けて気温が上がってきて2カ月追肥もせずに手入れもしなかったら・・花は咲くけど伸び伸びで下葉は真っ黄色になりますよね。
たぶんビオラをこのような状態にしたことのある方は多いと思います。
・・・
・・・・
・・・・・・
・・・・勘の良い人はこの例えで何をお伝えしたいかわかるかと思いますが、
>「花が咲き始めた頃はまだ「見れる」株だったのに、1カ月も経過したら花は咲いてるのに下葉がほとんどなくヒョロッヒョロのみすぼらしい株に・・・」
という状態でさらには地際から新芽が出ていない株は残念ながら
肥料切れを起こしている可能性が高い
と思ってください。
花が咲ききったら順次切り戻しを行ってください、
と「切り戻し」のところで書きましたが、言うなれば古い茎を切り取ることで肥料切れを起こすことを予防する意味も含みます。
春に開花苗を買われた人は肥料切れを起こす可能性が高いので、植えこむ際に株元に化成肥料を置いてくださいね。
たい肥の量
腐葉土など完熟たい肥は、
化成肥料のように割と短期間で効果が表れる即効性で植物が育つ上での3大栄養素と呼ばれるリン酸・カリ・窒素+マグネシウムしか入っていないものではなく、
微生物に分解され「肥料」としての3大栄養素のほかにも微量要素(←これ植物が育つ上でけっこう重要!)が含まれていて、ゆっくりと長い間効果が続く特徴があります。
完熟たい肥と一くくりにしても、
けっこう種類がありそれぞれ特徴があり使用する量に差があります。
腐葉土なんかは1㎡あたり2~3ℓくらいが目安と言われていますが、多くてもそれほど気にしなくても良いです。
逆に鶏糞は多いと肥料焼けや根腐れを起こすことがある、とも言われています。
(読まない人がけっこう多いと思いますが)それぞれパッケージの裏に書いてあるのでそれを読んで使用してくださいね笑
一度各たい肥の効能などをまとめてみても面白いかも、といま思いました。
開花直前から開花中は即効性の化成肥料を
開花しながらタネを作り飛ばす作用を行っている最中に肥料切れを起こした場合は堆肥のように養分として
時間をかけじっくりと効果が現われる・・・・・
なんて悠長なことは言ってられないので、効果が早めに効いてくるIB化成や俗に言う化成肥料と呼ばれる白い球状のモノを株に合った量を置きましょう。
100円ショップでも売ってますね。
5号鉢程度の大きさでしたら6、7粒で良いです。
別の方法としては思い切って新しい土を入れた鉢に植え替えるのもアリです。
おすすめ
ということで今回は、草花系ユーフォルビアの肥料についてでした~。
ではでは~(^^)v