どもども~(^^)v
今日は斑入りのユーフォルビア 'タスマニアンタイガー'についてです~
画像とデータ
- 学名:Euphorbia characias 'Tasmanian Tiger'
- 別名:タッシー・タイガー
- 分類:トウダイグサ科
- 原産:
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 7a(-18℃前後)
- 花期:春
白いとというかクリームがかった白色の斑のユーフォルビアですね。寒さや暑さで大きく色変わりはせず基本的に1年を通してこの色を保ちます。
草丈は約1m、株張りも1mを目安にしてください。
由来
このユーフォルビアは1993年にオーストラリアのタスマニア島でユーフォルビア・カラキアスの実生から生まれた品種になります。
タスマニア島生まれためか「タスマニア」という名前が入っているのか、タスマニアの固有生物で絶滅した本家の「タスマニアンタイガー」を忍んで名付けられたのか、その辺りはわかりません(^^;)
原種のカラキアスの種まきから出ているせいか、斑入りでも性質が強いというかけっこう育てやすい印象があります。しかしながら乾燥している状態を好むので水はけの良い土壌に植えてください。すぐに水をほしがるシーズン物の草花の近くに植えるとけっこう簡単に根腐れします。ご注意を。
カラキアスの説明はこちらから↓。
特徴
細長い葉
年中乳白色の斑のほかに特有な点としたら、葉が細長く先が尖っている点でしょうかね。
あまり丸みを帯びてないですよね。実物をみると一目でわかる特徴です。
ちなみにこちらは原種のカラキアスです。
こう見比べてみるとタスマニアンタイガーの葉は細長いですね。
花(苞)
こちらも白というか乳白色の花(苞)です。
遠目からだと咲いているのかどうなのかはっきり言ってわかりません(^^;)近づいてじっくり見てようやくわかる感じです。
シルバースワンとの違いは?
他の白斑の種類のカラキアス
さて、初めてタスマニアンタイガーをご覧になった人で、草花系のユーフォルビアに詳しい人でしたら
「白い斑が入ったユーフォルビアって他にあったような・・・・(・・? 」
と思われたことがあると思います。
タスマニアンタイガーと見た目がそっくりなユーフォルビアの筆頭として挙げられるのは「シルバースワン」でしょうかね。
グレーシャーブルーなどとも似ていますが、一般的な流通量も多い「シルバースワン」を例に(^^;)
なのでついでにタスマニアンタイガーとどう違うのか比べてみましょう。
シルバースワン
豪快で見事なシルバースワンですね~ちなみに手前で開花している黄色花はユーフォルビア・リギダです。もちろんアルムさんのお庭のシルバースワンです。
シルバースワンもユーフォルビア・カラキアスから出たものなので、見た目以外の特徴はタスマニアンタイガーとは大差がありません。ほとんど見た目の違いになります。
ざっと簡単にシルバースワンとタスマニアンタイガーとの違いですが、
- 葉が丸みを帯びている
- 花(苞)が赤みがかっている
- 斑が薄くなったり消える時期がある(特に成長期)
の3点です。
シルバースワンの花(苞)ですが
このように色が付きます。
年中注意して見ていないとなかなか気が付かないですがシルバースワンはこのようにつぼみができる前の数カ月間、斑が消えます。曙斑と呼ばれるものですね。こちらもアルムさんのお庭のシルバースワン。
それとシルバースワンの方は白っぽくないかな、という感じがします。
画像などで見比べてもわからないかもしれませんが、案外この2種類は実物を見るとすぐにわかります。どちらかの特徴を覚えておけばすぐにどちらが何かは判別できます(^^)
育て方
基本的な草花系のユーフォルビアの育て方はユーフォルビアの関連記事を読んでもらえればほぼ万事解決してもらえると思いますので、ここではタスマニアンタイガーに関する育て方の注意点を知るそうかと思います。
関連記事:
水やりには注意しよう
タスマニアンタイガーだけではなく他のカラキアスから派生した草花系のユーフォルビアにも当てはまると思いますが、
やはり高温多湿&水はけがよくなかったり長雨が続くと葉先が茶色くなり株が弱る、最悪「死亡確認」の状態になりやすいです。
3号サイズの小さい苗であったり例えば脇芽や地中から現ればかりで、まだ十分に育っていない芽は特に早い段階で葉が巻き茶色になって枯れます。
切り戻しするのが梅雨に入ってからであったり湿度が高くなってから、と時期的に切るのが遅くなった時によく現れる症状?
というと大げさですが、カラキアスから派生したユーフォルビアの特徴的な現象と言っても良いんじゃないかと。
上の株は僕の元に来て3年目の株ですが初めてこのような状態になりました。ちょっと心配ですが、まだ大ダメージは食らってないでしょう(^^;)
極力これらを回避するためには、
- 水はけをとにかく良くすること
- ゼオライト
など多孔性のある鉱物をまぜる - 密植・混植は避ける
- 鉢植えで育てて、雨が多い日が続くようだったら移動させる
水はけはよしとして、ゼオライトについては僕はとにかく水はけを良くするために手っ取り早い方法として毎回具体例として挙げるモノですね(^^;)
そして密植や混植ですが、株元が蒸れますよね~日本の大部分の高温多湿の気候は乾燥している地域からやってきてる草花系のユーフォルビアには生命にかかわる問題です。
理想は水を与えても、スーっと土の中を流れているようなイメージの土質が良いです(^^)
挿し木の例
最近やり方を変えて挿し木をおこなってまして、成功率がグっと上がったのですが多少失敗がでまして・・・
上の画像はだけ、いつも僕が植え込みの時に使う挿し木用の土に比べて水持ちが良い培養土にそのまま挿した芽ですが、水が多かったんでしょうね~
「これ、だめかもね」
的オーラがプンプンしてますよね~
参考までに挿した側は
予想通りに腐って表面が腐り落ちてます。そして悪臭が(-_-;)
成功してる挿し穂は
一目瞭然・・・・プラグに挿してさらに水はけのよい挿し木専用土に植え込んだので調子はすこぶる良いです。
以上の点から、
ユーフォルビア 'タスマニアンタイガー' が水が多いと葉先が茶色くなって溶けますので注意しましょうって話でした~
というわけで今日はユーフォルビア ’タスマニアンタイガー’でした~
ではでは~(^^)v