どもども~(^^)v
今日はみんな大好きエケベリアです~大型品種ですよ~年中を通して色の変化も少なくキレイな状態を楽めるのでエケベリアの登竜門的な存在ですね。
画像とデータ
- 別名:
- 分類:ベンケイソウ科
- 原産:
- 形態:非耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 11a(4.4℃前後)
- 花期:秋
高砂の翁に限らずパーティードレスなど波打った形をしている葉を持つエケベリア全般に言えることですが、
「フリル」と形容すると一気に可愛らしく聞こえ、なんとなく高貴に思えます。
が、
「ハボタンのチリメンだよね」
というと
「あぁ・・うん・・・(あれと一緒にしてもらえないかな)」
となるのが不思議。
チリメン以外にもエケベリアってハボタンっぽい形のモノがけっこう多いですよね。
高砂の翁は大型種と呼ばれるエケベリアです。株張りは40cm、高さは20cm以上になります。
由来
多肉植物の全部が全部ではないですが、葉挿しなどの栄養繁殖で斑入りなどの変異株が生まれやすく、また交配も良く行われるということもあってか毎年のように新しい「品種」として様々なモノが世の中に出るのですが、
「何と何の掛け合わせ」という事を知らされる機会がなく、
どちらかと言うと
〇〇県の▲▲さんが作った品種
ということのほうが重用される情報として扱われている感があります。
そのため高砂の翁も
高砂の翁は長野県か群馬県の人がかなり昔に作ったエケベリアで日本では出回りすぎて一般化して見向きもされなくなり、
アメリカの収集家がアメリカに持って行って名前を変えて販売したものを、それを高砂の翁と知らない日本人が「逆輸入」して「別の名前」でまた普及した。
というおとぎ話のような話を園芸を始めたばかりの頃に聞いたことがあります。ロマンはありますが、良いのかな・・・そんなアバウトでっと心配になりましたね(-_-;)
それで高砂の翁ですが、断定はされてませんが以下の二つのエケベリアの交配種と言われています。
E. crenulata x E. carnicolor
なんとなくこの2種を混ぜたら高砂の翁っぽくなるかな・・・・。
この辺りは1つ1つ遺伝子検査すればどれがどの系統なのか、ということはほぼわかるんじゃないかなっと思います。
育て方
ラウィのページでも書きましたが、いまさら育て方的なことはいいかなっと思ってますので気になった点などを。
耐寒性
以前とダメ元で大型種のエケベリアを庭植えしたいと言われた人がいらっしゃいまして、その時はまだ僕は園芸を始めて数カ月という立場でしたがアドバイスを求められたことがありました。
もちろん
絶対に越冬は出来ないので止めた方が良い
と伝えましたが、その人は地植えにし・・・・2回くらい霜が降りた時には高砂の翁はドロッドロに溶け落ちたと言われましてね。しかも半分僕のせいに・・・
ということがあったおかげで
「高砂の翁=露地では越冬できない」
ということを覚えられました。
霜や雪が降りない地域だとどうなんだろ・・・・3℃以下にならないんだったら問題ないのかっと思います。
ちなみに露地ではなく寒風や霜などの寒さ避けを出来ていれば-2℃くらいの気温は問題ないです。僕が使っている無加温温室の夜温が-2℃になった時にでも問題なかったです。
耐暑性
40℃ほどの高温度に80%ほどの高湿度という環境下でも問題なく育ちます。流石は日本産と言われているだけあります。
色も綺麗ですしエケベリアを育ててみよう!という人に持ってこいの性質です。
葉の色について
高砂の翁に限らない事ですが、エケベリアの葉の色をキレイに出す方法についてです。
いくつか方法がありますが基本的には
日光に良く当てて水を控えて、そこそこ肥料を与えればキレイな葉色になります。
日照量ですが、このページに載っている高砂の翁はついこの間まで30%の遮光率の場所にありました。
水はほとんど与えませんが、これでも本来の姿よりもやや色が薄いです。
そのためなるべくならもう少し日光を当てた方が良い色が出るんじゃないかと思います。
肥料と植え替えはかれこれ3年はしてないので、もうそろそろしないとな・・・と(-_-;)
というわけで今日はエケベリア '高砂の翁'についてでした~
ではでは~(^^)v