どもども~(^^)v
あまり見かけない・数少ない「黒い葉」を持つクレマチス・レクタ(Clematis recta 'Purpurea')の育て方について。
人によっては
黒?!濃い紫でないの!?
と言われそうですが。
花は白花で黒葉とのコントラストがなかなか画になります。
ここでは耐寒性や耐暑性といった育て方についてまとめてあります。
画像とデータ
- 学名:Clematis recta 'Purpurea'
- 別名:グランド・クレマチス
- 分類:キンポウゲ科
- 原産:ユーラシア大陸(原種)
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 4(-30℃前後)
- 花期:春
新葉や新芽が黒っぽい色をしていることを除いたら、花色や草形や育ち方、好む環境が似ているセンニンソウ(C.terniflora)を連想させるクレマチスです。
実際に「黒いセンニンソウ」と呼んでいる人もいるくらいです。ツルも出ませんしね。
僕自身もこのクレマチスについて説明する際には「レクタと言って・・・」と言うtよりなにより説得力があったのが、
と言うだけでほぼ100%の人が理解してくださいます。
草丈は1.2m、株張りは60cmを目安にしてください。
花
クレマチスなので、という訳ではないですが黒葉系の少ないクレマチスなので花も何か特徴的なのかなっと思いたくなりますが、
見たままのクレマチスです。
こう拡大してみると常緑系のクレマチスにこんな見た目のがあったような・・・と思いつつも思い出せず。
大きさは
小さいんです。2cm程度です。
株が大きくなってくると花の大きさも変わってくるでしょうが、鉢植えですとこのくらいの大きさです。
小さいからかつぼみもたくさん付きたくさん開花します。
つぼみ
自然の状態ですと、関東以西の暖地でしたら4月の下旬あたりからつぼみが上がってきます。
もちろん個体差もありますのでこれよりも早かったり遅かったりします。
一応目安ということで。
最初につぼみが上がってきてすぐに茎の一番上がつぼみになります。
開花する直前はつぼみが白くなります。
最初につぼみを見つけてから(つぼみ画像1枚目)約一週間から十日くらいで開花します。
芽吹き
レクタ 'プルプレア'は冬は完全に地上部がなくなり越冬します。
その後芽吹きを確認できる時期は、3月に入ると地面から赤黒い芽っぽいものが目視でも確認ができます。
芽吹きを確認してからまるっと二カ月くらいで開花します。
葉の色
色
このクレマチス・レクタ 'プルプレア' は新芽や新しい茎が黒っぽくなります。
そのため芽吹きをしある程度の大きさに育つまでは株全体が黒っぽく見えます。
なんとなく、ですが大きくなっているこの段階のこの色合いの株が好きな人は少なくないと思います。
葉や茎も柔らかく風になびく様子もなかなか良いです。
葉は緑色へ
つぼみが出来ることになると株の下の部分から徐々に黒っぽい色が消え緑色に変わっていきます。
元々が黒っぽいので緑色に変わる、と言っても深く濃い緑色なのでこれはこれでもアリだとなっと思います。
そして開花をして「完成形」というのか、本来の姿は
株の半分以上が緑色っぽくなります。
新しい葉や茎は相変わらず黒っぽい色合いをしています。
育て方
つるは出ない
クレマチス・レクタ 'プルプレア' ですが上の方にでも書きましたが、つるが出ないためある程度の大きさに育ってくると地面に倒れます。
つまり自立ができなません。
そのためセンニンソウと同じように
自分の近くにある植物に覆いかぶさるように生育します。
そのため植栽される場合でも鉢植えでも、このクレマチスを育てる場合は「支える物」が必要となります。
僕は行灯というのでしょうか、鉢物を生産されている温室には絶対にある針金のようなものでこのクレマチスを囲ってあります。
元々はたぶん「誘引用に」ということ曲げやすく使い勝手が良いです。
景観を損いますがにこういったモノを使うとストレスが減ります。
切り戻し
花が終わると葉を落とし一時的に「休憩」のような感じで地上部分がかなり傷んでいるような見た目になることがあります。
その場合は半分でも良いし地際で切ってもよいのでとりあえず切ることをオススメします。
切った場合ですと10月あたりにまた地際から葉の色が濃い新芽が伸びてきて、黒っぽい葉の色がまた秋に楽しむことができます。
水やり
クレマチスの中では水が好きな、というかよく水を飲む種類の印象があります。
ですが植える土や土質はなるべく水はけが良いほうが良いです。
水はけが悪いと例外なくこのクレマチスも根腐れを起こします。
その他
その他として直射日光に当たる時間が少ないと葉や茎の黒い部分が緑色になりますのでお気を付けください。
1日の間で3時間でも良いので直射日光が当たる場所に植えましょう。
というわけで今日はクレマチス・レクタ 'プルプレア'でした~
ではでは~(^^)v