どもども~(^^)v
セリンセ・マヨール 'プルプレッセンス' (Cerinthe major 'Purpurascens')についての育て方やこぼれ種のことなどについてです。
ムラサキ科の典型的な特徴ですが、セリンセは開花直前からかなり肥料を欲しがります。肥料がしっかり効いていないと、開花してすぐに葉が黄色くなってしまします。
またある条件が揃って初めて開花します。
花が下向きに咲き花を守るように葉が重なる様が「エビの尾」に見えることから、「青いエビ」なんて呼ばれることもあります。
画像とデータ
- 学名:Cerinthe major '
Purpurascens' - 別名:キバナルリソウ
- 分類:ムラサキ科
- 原産:南欧
- 形態:耐寒性一年草
- 耐寒性:USDA 9b(-3℃前後)
- 花期:早春
実は黄花が基本とされているセリンセです。個人的にはこの’プルプレッセンス’と呼ばれる一般的な紫花が好きです。
ネットで画像を見つけてハマりにハマり、「生産者も」やってみようと思わせてくれた植物です。
草丈は60cm、株張りは45cmを目安にしてください。
育て方
日当り
日当りの良い場所を好みますが、1日4時間ほど日光が当たる場所でしたら徒長せず育ちます。
セリンセは茎がよく出てきてヒョロッとした見た目になることが多いですが、明らかに節間が詰まってなく伸びている状態で倒れそうな感じでしたらその場所はセリンセにとっては日照が足りていません。
翌年は違うもっと日光が当たる場所に植えた方が良い出でしょう。
耐寒性
こぼれ種で増えやすい植物ですが、
ドカ雪が降ったり強烈な霜が降りる日が何日も続くと、溶け枯れることが多いです。
そのためこぼれ種で増える!と言っても太平洋側の暖地や大都市圏内など、頻繁に氷点下まで下がることが少ない地域限定の事だと思われた方が無難です。
実際に最低気温が-3℃~-5℃程度の寒さの年に鉢植えのままずっと露地に放置してみましたが、成長点がやや霜焼けしましたが越冬させたことがあります。
ですがこぼれ種で出てきた株を一度堀り上げて鉢に植え替えるなりして寒さ除けをして越冬させるのが無難じゃないかと思います。
早い時期にこぼれ種が発芽したので大きく育ってほしい
と思われたらなおさら掘りあげたほうがよいかなっと思います。
長日植物
あまり知られていない性質
ほとんど知られてませんが、セリンセは「長日植物」です。
メモ
長日植物・・・日照時間が一定以上の長さになると花芽を形成し始め開花させる植物。
アブラナ科の植物に多いです。
そのためいくら株が大きく育ち立派になっても日照時間が短いと絶対に花が咲きません。
2月や3月の気温が低くなく「暖かい」と思える日が続いたり、暖冬と呼ばれる年ですと株がよく育ち大きくなるばっかりで全然花が咲く気配を感じられずヤキモキします。
ただ最近は開花する時期が早かった株を選抜し交配し、「開花が早いセリンセ」として出来た苗が現れ流通し始めましたので、2月の下旬から開花する株に出会うことがあるかもしれません。
肥料食い
オンファロデスやファセリアなど、特に春に咲くムラサキ科の一年草に多い特徴ですが、
開花中はとにかく肥料を欲しがります。
植えた土に肥料分が少ないと咲きだしてすぐに株元付近の葉、よく「下葉」と呼ばれている葉が黄色くなります。
そのため長くしっかり良い状態を保つためには
液肥など即効性の肥料を使用したり、寒肥をしっかり効かせた土に植え付けたり
してくださいね。
また上の方でも少し書きましたが日光の量が少ないと徒長しやすい植物です。
ある程度の大きさになり花が咲いてきて伸びた茎が倒れるようでしたら、徒長してます。節間が柔らかいはずです。
そのためなるべく直射日光の当たる場所で、ぎゅうぎゅうに混植せず株に日光が当たるようしてあげると良いです。
黄花
イタリアでは地域によって個体差があり、濃い黄花や葉は青いのに花は黄色、などあるようです。
セリンセの固定概念を崩してくれる黄花です。
なお同じくムラサキ科で開花前にしっかり肥料をしておいた方が生育が良いファセリアもまとめてありますのでご覧ください↓
というわけで、今日はセリンセでした
ではでは~(^^)v