(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

ポレモニウム 'パープルレイン' エゾハナシノブの改良品種です。紫色の花と黒葉が良い!

2016年10月13日

どもども~(^^)v

 今日は黒葉で濃い紫色の花を持つ植物です~

画像とデータ

  • 学名:Polemonium yezoense 'Purple Rain' 
  • 別名:エゾハナシノブ
  • 分類:ハナシノブ
  • 原産:北海道
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 5(-28℃前後)
  • 花期:春

銅葉というのか黒葉と表現するのか・・・・個人的にはこの植物の葉は黒いと思ってますので、黒葉という表現しますが、主に北海道に自生しているハナシノブの黒葉品種になります。

草丈は60cm、株張りは40cmを目安に。

実物はもう少し濃いんですよー

暖地ですと気温が上がり始めてくる4月の中旬あたりから花が咲き始めますが、自生地の北海道や標高の高いところはもっと咲き始めるのは遅いと思います。

 

画像フォルダーでこのポレモニウムの画像を見つけて、

「ん~確かもう少し濃い紫色だった気がするなぁ~」

と思いながら画像を見てましたが、それよりも雄しべについてる黄色の花粉と濃い紫色の花びらとのコントラストがすごくあってるなぁ~というのがこの植物の花を見た最初の印象だったのを思い出しました(^^;)

花が咲き始めて気温が上がってくると葉色は黒葉から徐々に緑色になっていきます。最終的にけっこう緑色の葉になります(^^;)

冬季の状態

初めてジギタリスなど多年草というか宿根草を扱った数年前にこのポレモニウムも含まれていて、何も知らない状態だったので

「写真に撮って残しておこう!」

と思い、何で撮ったんだろ?という写真もあったりしましたがあまり霜や雪にあたりクチャクチャになった画像を見ることがないので何かの参考になればと(^^;)

 

こちらはある年の12月に植え込んだ状態です。寒さにあたり葉の黒さが際立ってます(^^)

上の画像から約二か月後の状態です。雪にも霜にも当たって地上部は溶けてます。確かこの写真を撮った後に寒気が来て完全に地上部がなくなった記憶があります。

確か3月の下旬ごろの状態です。この状態から上の開花している状態まではホントに早く3週間くらいで一輪咲くまでに株が充実してビックリしたのを覚えてます(;^_^A

ちなみに1つ咲きだすとドンドン花芽が上がってきます。

「暑さ」については

エゾハナシノブの「蝦夷」という名前の通り冷涼な環境を好みます。

そのため暖地と呼ばれる地域でのいわゆる「宿根」は非常に困難なことだと思ってください。

特に夏の夜温が25℃を頻繁に上回るような都市部での夏越しはほぼ無理なんじゃないかと思います。こぼれ種で出てきても育たないことが多いです。

葉色と花の色に毎年楽しみたい人が多いかと思いますが、暖地ですと1年草の扱いとして軽く考えたほうが精神衛生的には良いのではないかなと(^^;) 

かくゆう僕も夏越しをやってみましたが、すごく気を使い養生しましたが夏越しできず・・・でしたorz ちなみに僕の住んでいる地域は標高が約100mの地域です。

もうあと車で30分くらい山の方に走るとたとえ元の株が宿根しなくてもこぼれ種で毎年勝手に増える、という話を聞いたことがありますので、

標高が100m以上の地域からようやく「夏越し」が出来るかどうかの地域になるのかな、と想像してます。

 

「夏越し」させたい人がいらっしゃいましたら何かの参考になれば、と思います(^^;)

 

というわけで、今日はポレモニウム 'パープルレイン'でした

ではでは~(^^)v

 

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