どもども~(^^)v
プルプレア(purpurea = 紫の)と種小名が付けられている株全体が白みがかったフロミスです。
「紫の」っぽい箇所に該当するのは花だと思いますが、実際は紫がかったピンク色、もしくはラベンダー色と表現したほうが良いのでは、と個人的に思います。
このページでは主に育て方や耐寒性についてまとめましたが、
フロミス・プルプレア?パープレア?どっちの呼び方が正しいの?
などについても少し触れました。
画像とデータ
- 学名:Phlomis purpurea
- 別名:パープル・フロミス
- 分類:シソ科
- 原産:西欧(スペイン、ポルトガル等)
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 8b(-9℃前後)
- 花期:春
このページ内の株はbluemoon cottage の牧さんのお庭の株です。
トップ画像のようにあえて道からはみ出るように育てても良い雰囲気を作れますね。
それではさっそくpurpureaについてですが、
参考
purpureaを
・ラテン語読み(ほぼローマ字読み) ➡ プルプレア
・英語読み ➡ パープレア
です。
学名はラテン語なので本来であれば「プルプレア」と読むのが正解ですが、英語圏からの発信された頻度や機会が場合は英語読みで一般的になってしまう場合がしばしばあります。
まぁ通じればどっちでも良いんですけどね。
知っておくとちょっと賢くなれますよってことです。
草丈は180cm、株張りは120cmを目安にしてください。
この数年栽培していますが180cmを越える草丈になるのには、そこそこ年数が必要で「アっと言う間に大きくなった」ということはなく、けっこうゆっくりな生育速度なのでご安心ください。
邪魔になったら切ってしまえば良いです。
育て方
特徴
木立性ということで、エルサレムセージと呼ばれるフロミス・フルチコサ(P.fruticosa)と性質も姿もよく似ていて、
さらには英名で「パープル・エルサレムセージ」などど呼ばれることもあるフロミス・プルプレアですが、原産地が違うせいか若干の違いがあります。
エルサレムセージの代わりにフロミス・プルプレアを植えようかと考えている方に参考になると嬉しいです。
花
エルサレムセージとの最大の違いと言ってよいのは花の大きさです。
フロミス・プルプレアの花はエルサレムセージの花の半分以下の大きさです。
1.8mほどの株を両フロミスが並んでいるのを見たことがありますが、完成形に近い大きさに育っていてもプルプレアの方がだいぶ花が小さいです。
そのせいかプルプレアの方が花の数は多いです。
花が小さいからたくさん花ができる、という感じですかね。
耐寒性
耐寒性も差があります。
エルサレムセージは30~50cmほど雪が積もり(その代わりすぐ溶ける)、-15℃ほどまで下がる地域でも葉をいくつか残して越冬しますが、
ココに注意
プルプレアは-9℃が最低限と思われて良いかなと。
というのも僕の住んでいる地域のある年の冬に、-8℃が3日間続いた際に「5号サイズの苗」だったこのフロミスがいくつか凍死しています。
暖かくなっても芽が出てこず、意外に寒さに弱いんだなっと思ったことがあります。
都市部や関東以西の太平洋側の地域でしたらほぼほぼ問題ないかと思いますが、温暖な地域と呼ばれても内陸部で植える場合はお気をつけください。
また越冬する姿ですが、-5℃前後を下回る気温になると確実に葉をすべて落とします。
この場合、「枯れた木」が地面に刺さっているような見た目で越冬することになりますので、枯れたと思い引っこ抜かず最高気温が15℃を超え始める時期になるまで様子を見られると良いかなっと思います。
「枯れた木」から葉が展開してくる場合もありますし、「枯れた木」からではなく地中の根から新しく地面から芽吹いてくる場合もあります。
それ以上の気温でしたら多少は葉が残ります。
地上部分が残るモノだと思い、葉がすべて落ち「枯れた」と思って抜いていた人、けっこう多いんじゃないかと思います。
お気をつけくださいね。
耐暑性
暑さに関して、気温の高さはそれほど気にかけなくても良いです。
それよりも湿度が高いことでの株の蒸れや水はけの悪い場所・土に植えたことで根腐れに気をつけてください。
すべてのフロミスに共通していることですが、空気も土質も乾燥した状態を好む特徴があります。
それと花後は株がやや汚く乱れます。一時的なモノです。
気温が一年でMAXに高い時期は、葉も若干小さくなりますが問題ないので、とりあえずは根腐れと蒸死にお気をつけください。
関連
その他のフロミスについてはこちら ➡ フロミスの記事一覧
というわけで今日はフロミス・プルプレアでした~
ではでは~(^^)v